滝澤 始
肺水腫、急性呼吸窮迫症候群、肺炎、びまん性汎細気管支炎、気管支拡張症、慢性気管支炎, 気管支喘息、COPD、慢性気管支炎、DPB、気管支拡張症、分泌物の貯留、腫瘍による狭窄. 音の解説は今回が最後になるので、実践編に行く前にわからないことがないよう、しっかりと覚えておいてください。, 副雑音にはラ音と胸膜摩擦音があり、ラ音は捻髪音、水泡音、笛音、いびき音の4つに分けられます。ラ音にはさまざまな特徴や細かな違いがありますが、重要なポイントのみで構いませんので、覚えておいてください。, それぞれのラ音の詳しい特徴については後述しますが、まずはそれぞれのラ音の音の高さの違いについてはとても大切ですので、まずは表1を覚えてください。, 代表的な副雑音というと、捻髪音と水泡音が挙げられます。カルテや看護記録でも、これらの名前を見たことがあると思います。この2つの音の特徴は、表2の通りです。, 捻髪音と水泡音の最も大きな違いは、音の高さ(周波数)です。捻髪音は高い音、水泡音は低い音という特徴があります。また、もう一つの特徴的な違いは、音の持続時間です。捻髪音の長さは約5msec(0.005秒)で、水泡音の長さは約15msec(0.015秒)です。つまり、水泡音の方が長く聴こえます。, 捻髪音は、「チリチリ、パリパリ」という音が聴こえます。水泡音は、吸気初期または全吸気時に「ゴロゴロ、プツプツ」という音が聴こえるのが特徴です。捻髪音は呼気時に閉塞した末梢気道が吸気時に開放する音、水泡音は気道内の水泡がはじける音と覚えましょう。, なお、水泡音は、末梢肺(肺胞または間質領域の病変)でも聴こえるという例外があることに注意してください。, msecとは、時間の単位のことで、「ミリセコンド」と読みます。1msecは、1,000分の1秒です。そのため、5msecは、0.005秒になります。, Dr. Munakataらは、特発性肺線維症(idiopathic pulmonary fibrosis:IPF)の患者さんの聴診音は高い音(高周波数)で、慢性気管支炎(chronic bronchitis:CB)の患者さんの聴診音は低い音(低周波数)になると文献に示しています(1)。, 捻髪音や水泡音のほかに、異常な呼吸音として、笛音といびき音があります。この2種類の音の特徴は、表3の通りです。2つの音の最も大きな違いは、音が発生する場所(狭窄している部位)が異なることです。, 笛音は、末梢側の細くて硬い気道で音が発生するため、比較的、病変部に限局した音になります。そのため、喀痰などの分泌物の影響をあまり受けません。これは、咳払いをしても音が変わらないということです。, いびき音は、より中枢の気道で音が発生します。そのため、気道内の分泌物の影響を受けやすく、咳払いをした後には音が弱くなることがあります。, 喘息の患者さんの90%のヒトで、頸部で笛音が聴こえます。喘息の患者さんを聴診する場合には、笛音の確認と、咳払いをしても音が変わらないかどうかを確認してみましょう。, なお、患者さんによっては、音の高さや持続時間が異なるという例外を覚えておいてください。, NHKの時報放送は、440Hzと880Hzの2つの音を組み合わせた独特の音(プッ、プッ、プッ、ピーン)です。笛音は、この“プッ”(440Hz)と同等か、または高い音として覚えておきましょう。, 笛音といびき音を区別するための簡単な分類図が図1です。音を区別する際には、この図を思い出してください。, このように、笛音といびき音にはそれぞれ特徴があります。しかし、聴診をしていると、どちらの音に分類すれば良いか迷う時があります。これは、私たち、人間の能力(聴力)に限界があるため仕方がないことです。特に、私たちの耳は、200-400Hzの間の音を聴き分けることを苦手としています。, そのため、音を聴いてみて、笛音かいびき音か、どうしてもわからない場合は、聴き分けることを諦めて、どちらかの音に割り切ることも大切です。その後、ドクターや上司に相談しましょう。, このような場合、Dr. 喜舎場朝雄
最近のテレビは、いろいろな機能が進化している。そのなかで副音声が面白いと脚光を浴びているのをご存じだろうか。副音声といえば、第二原語の放送や目の不自由な方向けの演出などが知られている。しかし、今ではトーク番組の裏話といった違った楽しみ方が広がっている。 反対に、例えば、喘息の患者さんだと、健康なヒトでは音が低く聴こえる肺胞領域で、高い音が聴こえたりします。, 今回の解説を入れて、基礎編も残すところ、あと2回です。
さまざまな疾患の患者さんの実際に聴こえる音を紹介していきますので、楽しみにしていてください。, [監 修](50音順)
±è¨ºææ©è½ã®é
ç®ã¨è¨ºæå
容, ãã«ãã¼ãã¸ã§ã³éç¥ãè¨å®ãã, ãããªç»é¢èªååæã®è¨å®ããã, ããã«ã¡ã³ããã³ã¹ãå®è¡ãã, ãã¸ã¿ã«æ¾éé»æ³¢ã使ã£ã¦æ´æ°ãã, ãããã¯ã¼ã¯ã«ããã½ããã¦ã§ã¢ã®, äºã«å½èªï½¥ãã«ãçªçµï½¥åå¹ã«ã¤ãã¦, åã¡ãã£ã¢ã«é¢ãããã®ä»ã®ãç¥ãã, æ¬æ©ã§åçã§ããåç»ãã¡ã¤ã«ã«ã¤ãã¦, æ¬æ©ã§åçã§ããé³æ¥½ãã¡ã¤ã«ã«ã¤ãã¦, æ¬æ©ã§åçã§ããJPEGãã¡ã¤ã«ã«ã¤ãã¦, çªçµï½¥ãã£ãã¿ã¼ï½¥ãã¡ã¤ã«ï½¥, ãããããªï¼ã¨æã£ãã¨ãã®èª¿ã¹ãã, ãã¬ãç»é¢ã«è¡¨ç¤ºãããã¡ãã»ã¼ã¸, ç»é¢ã«è¡¨ç¤ºãããã¢ã¤ã³ã³ã«ã¤ãã¦.