二人のママが、子育て情報を発信していきます!ワーママとしての気づきや、NYを中心としたアメリカでの出産・子育て経験を生かした情報も発信していきます☆, アメリカで出産・育児をしていく中で、最も気になる項目の一つとなるのが「子供の予防接種」ではないかと思います。, アメリカで受ける予防接種の種類や、タイミングなど日本とは違う点がいくつかありますので、共有したいと思います。, 私の息子が、アメリカで初めての予防接種を受けたのは、おぎゃあ!と産声を上げた後、すぐにB型肝炎の予防接種を受けました。, 看護婦さんからは、産前前、生まれた直後に予防接種を打つという情報を聞かされていましたが、いくらなんでも、ちょっと早すぎないか?と思い心配になったのを覚えています。, アメリカの子供はみんなやっているというのを聞き、ネットで調べても当たり前という記述があったので、受け入れたのですが、正直、生まれた直後に注射はあり得ない!という気持ちでした, これからアメリカに子供を連れて海外赴任、移住予定の方は、ぜひ参考までに読んでみて下さいね。, インフルエンザ菌b型(ヒブ)、肺炎球菌、三種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風)、ポリオ、MR(麻疹・風疹)、BCG、日本脳炎、B型肝炎、水痘, インフルエンザ菌b型(ヒブ)、肺炎球菌、三種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風)、ポリオ、MMR(麻疹・おたふくかぜ・風疹)、水痘、B型肝炎、ロタウィルス、A型肝炎、髄膜炎菌, これからわかるように、日本で任意接種とされている予防接種のほとんどが、アメリカでは定期接種となっています。, 何も言わなければ、以下のアメリカ定期接種の予防接種は、自動的に打たれてしまうものもあることがあるので、事前に確認しておきましょう。, アメリカでは、乳幼児の予防接種は、基本的に足(太もものあたり)に打つことが多いです。, 特に日本とアメリカを行き来する方は、予防接種の受け過ぎや、予防接種の重複、また、次の予防接種までの間隔を把握しておくとよいと思います。, 日本で子供が生まれると、通常母子手帳内に、予防接種のスケジュールと、予防接種を受けた際に記録するのが主流です。, 私がアメリカで子供の予防接種を受けた際には、下の写真のような予防接種スケジュール表の紙をもらい、スケジュール管理をするように言われました。, 表によると、推奨されている予防接種は、2歳(生後23ヶ月)までにほぼ終了することがわかります。, 2歳で一旦落着き、4歳~6歳までに、DTap(DPT三種混合)、IPV(ポリオ)、MMR(麻疹・風疹・おたふくかぜ)、Varicella(水疱瘡)などを受けることを推奨されています。, 生後5か月前後で摂取する生ワクチンの[BCG」と、3歳~4歳にかけて摂取する不活化ワクチン「日本脳炎」です。, 将来、日本とアメリカを行き来することを前提となると、結果的に受けておいてよかったと思います。, 私は、この予防接種を息子に受けさせるため、(もちろん実家に帰るのも目的でしたが、), 予防接種のためだけに生後わずかな子供を連れて日本に帰国するのも難しいと思いますが、参考にしていただければと思います。, アメリカに帰ってきたとき、ちょうど夏だったため、ノースリーブを来ていた息子の腕を見て、下現地のママに「どうしたの?」とびっくりされてしまいました。, BCGは私自信も子供のころに受けましたし、子供に接種するのが当たり前だと思っていた私も、少し動揺しましたのを覚えています!何とか結核のためのワクチンだよと説明しておきました。, 日本脳炎についても、日本での摂取開始期間が3歳からというのが標準的なようだったので、, アメリカと日本をまたいで、予防接種を接種する場合は、予防接種の受けすぎにならないように徹底した管理が必要となります。, 私の場合は、出産前に日本で母子手帳をもらっていましたので、日本の予防接種は母子手帳で管理していました。, これだけ、日本とアメリカで予防接種の定期・任意の種類の違いや、スケジュールの違いがあると、最も悩んでしまうと思います。, 日本を出国する前に、母子手帳の英訳を準備し、それまでの予防接種の履歴を英訳しておくとよいでしょう。, そして、渡米後、生活が落ち着いたらかかりつけの小児科と今後の予防接種のスケジュールを立てていくとよいと思います。これまでの予防接種の履歴を提出すれば、必要なワクチンと接種スケジュールを提案してくれるはずです。なお、保険の種類によっては、有料のものもあるので確認してください。, ちなみに、アメリカでデイケアや学校に通う場合、アメリカ規定の予防接種が完了していないと、受け入れてくれない場合もあります。事前にデイケアでの受け入れ条件(規定の予防接種が完了しているか)を確認しておくのもよいでしょう。, ただ、すべて完了していなくても、「現在接種中」という医師からの証明があれば入学許可を申請することも可能なようです。. 体的な日程については今後の情報にご注意ください。, 新しい日本脳炎ワクチンの使用開始について, 新しい日本脳炎ワクチンの使用ができるようになりました。ジェービックVといいます。従来のワクチンはマウス脳由来でADEM(急性散在性脳脊髄炎)との関連が否定できないため、行政が接種の勧奨を止めていました。あたらしいものは培養細胞由来のものでこの危険性を排除したものです。当然チメロサールは含まれていません。, 生産本数がまだ少なく希望者にすべて接種はできません。また行政も十分な供給体制が整うまで、接種のすすめはおこないません。このような状況から7歳6ヵ月までに基礎接種を行わなければならない、6歳から7歳のかたが当面の優先接種対象者となります。早めの予約をお願いします。, Copyright(c)2003 Saitoh-Clinic All Rights Reserved. 息子は生後4ヶ月まで日本にいてアメリカに渡り、1歳3ヶ月で日本に帰ってきました。そのため、0歳4ヶ月から1歳3ヶ月までの期間はアメリカで予防接種を受けたのですが、案外、日本と同じようなスケジュールで進んでいきましたね。でもやっぱり違う点もあ }); 液体ミルク、使ったことありますか?私は初めてアメリカで使ったとき感動しました。 粉ミルクみたいにスプーンで計量しなくてよし、調乳用のお湯も必要なし、さらに水道水で冷ます必要なし!!素晴らしい!!外出先やどう... 絵本といえば五味太郎さん。 外へ渡航しない人も含めて、すべての人, 流行地域に渡航する人、定期接種実施国へ留学する人, 日本国内で承認されているワクチンについては、, 下の表は日本国内で承認されているワクチンについて、渡航地域別に目安を示したもので、国により状況は異なります。, このほか、国内で承認されていないワクチンもあります。. 鴨川の内浦湾に面した海沿いのホテルです。 「子育て 英語」でググると「子どもに英語で話しかけましょう!」という話がたくさん出てきます。 Powered by WordPress with Lightning Theme & VK All in One Expansion Unit by Vektor,Inc. 2歳男子のプレゼントにオススメのおもちゃ8選。よく遊ぶのはコレ! | MOM WORLD!! 日本脳炎の予防接種の接種時期が過ぎてしまっていました 。12歳11ヶ月息子、9歳4ヶ月娘の母です。先日、13歳になる直前の息子の二種混合を接種しにいくついでに、息子の日本脳炎(3歳頃に一回 接種の … スポンサーリンク 【液体ミルク比較】明治ほほえみとグリコアイクレオ、オススメはどっち? | MOM WORLD!! 電車でのアクセス・... ヶ月までの期間はアメリカで予防接種を受けたのですが、案外、日本と同じようなスケジュールで進んでいきましたね。, 私と息子は、夫の留学先の大学の保険に加入していましたが、予防接種は全部カバーされました!負担, あのハンコのような注射跡を見慣れていない看護師さんやお医者さんに、「この腕にある針の跡はなに?」と何度か聞かれました。, アメリカは子どもの保護の手厚い国、言い換えると、虐待や放置などにめちゃ厳しい国なので、私くらいカンタンにでもよいから説明できるようにしておくと良いでしょう。, 「麻しん風疹と水痘は日本では打ってないんだね。保健センターに確認してみないとわからないけど、あと. そのため、日本脳炎の予防接種を一度も受けていない子供がいるのです。 現在では、1995年6月1日~2007年4月1日までに生まれた子供は、 20歳になるまで定期接種で日本脳炎の予防接種を受けることが可能 になっています。詳細は自治体に確認してください。 日本脳炎の予防接種の接種時期が過ぎてしまっていました 。12歳11ヶ月息子、9歳4ヶ月娘の母です。先日、13歳になる直前の息子の二種混合を接種しにいくついでに、息子の日本脳炎(3歳頃に一回 接種の … 日本脳炎の予防接種の費用やワクチンの説明についてまとめています。日本脳炎の特徴、ワクチンを接種するときのポイントやなぜ間隔を空けて複数回も接種するのだろう…?などの疑問にもお答えしていま … アメリカの予防接種事情。日本と違う点や気をつけるべきポイント。 | MOM WORLD!. あの伝説のレッサーパンダ風太くんがいるところです。 enable_page_level_ads: true そのため、0歳4ヶ月から1歳3ヶ月までの期間はアメリカで予防接種を受けたのですが、案外、日本と同じようなスケジュールで進んでいきましたね。でもやっぱり違う点もあったので、それを今回はご紹介したいと思います。, アメリカの子どもの定期接種の費用は、保険適用がなければ最初の1年(0〜1歳)で620ドルほどだそうです。思春期までに受ける全ての予防接種を合わせると1170ドル。お高いですね。, でもあちらの保険に入っていれば、定期接種の予防接種は全額カバーされることがほとんどです。, ごく稀に、子どもの予防接種が適用対象になっていない保険もあるようですので、加入前には要確認ですよ。, 私と息子は、夫の留学先の大学の保険に加入していましたが、予防接種は全部カバーされました!負担0ドル!保険自体が高かったんだけどそれはまた別のお話…。, ほとんどのワクチンについて、日本とだいたい同じ接種スケジュールで接種することになっていました。, ただ、日本と違うのは、接種可能時期より1,2日早くても打ってもらえたこと。息子は麻しん風疹の予防接種を1歳になる2日前に打ってもらいました。, これが日本だとそうはいきません。1歳から接種可能とされている予防接種は、0歳と364日では打ってもらえないのです。あと1日待って1歳にならないといけないのです。, 私は一度、日本の病院でこの理由で予防接種を断られたことがありました。読みが甘かったです汗, 小児科に事前に予約して行くので、待ち時間も少なくて済みます。他の子から風邪をもらう心配もないし、効率的ですね。, 日本では任意接種となっているA型肝炎もアメリカでは定期接種なので、問答無用で受けることになりました。, 2018年になってアメリカの一部の州でA型肝炎が流行っているとのニュースもあったので、受けていてよかったと思います。, 息子は渡米前に2回タイプのロタを接種しましたが、計3万円かかりましたね…日本でも定期接種にしてくれないかな汗, 息子は接種できる年齢に達していなかったため接種しませんでしたが、日本で任意接種とされているヒトパピローマウイルスはアメリカでは定期接種です。, 生後4ヶ月で打ったので、推奨期間(生後5〜7ヶ月)よりはちょっと早めだったんですけどね。, で、一方アメリカにはBCGがないのです。あのハンコのような注射跡を見慣れていない看護師さんやお医者さんに、「この腕にある針の跡はなに?」と何度か聞かれました。, アメリカは子どもの保護の手厚い国、言い換えると、虐待や放置などにめちゃ厳しい国なので、私くらいカンタンにでもよいから説明できるようにしておくと良いでしょう。疑われたくないですもんね笑, アメリカでは日本脳炎ウイルスの地域的流行が確認されておらず、従って予防接種を打つ必要がないのでしょう。, 日本では6ヶ月から打つことができるので、息子は帰国してすぐに日本脳炎を打ちました。, アメリカでは、予防接種がスケジュールどおり順調に進んでいない子どもはプレスクールや学校に通えないことになっています。, 宗教上の理由などでどうしても予防接種が打てない子どものために例外を設けている州もありますが、基本的には予防接種しないと通えないものと心しておきましょう。, アメリカでお子さんをプレスクールなどに通わせる予定がある場合は、日本にいる間に母子手帳の英訳を準備しておきましょう。, 母子手帳の英訳については「【母子手帳の英訳】赤ちゃんとの渡航前。母子手帳は英訳してもらう?」でも書きましたので、参考にしてみてください。, 1歳になる2日前、アメリカで麻しん・風疹と水痘の予防接種(それぞれ2回接種のうちの1回目)を打った息子。, 「麻しん風疹と水痘は日本では打ってないんだね。保健センターに確認してみないとわからないけど、あと2回ずつ公費で打てるなら打っておいた方がいいよ。だんだん抗体は弱まってくるから」, このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください。. 五味太郎さんの絵本に囲まれて幼少期を過ごした私としては、誰が何と言おうと絵本といえば五味太郎さんです。五味太郎さんのお陰で東大にも入れましたし、ひいては素敵な夫と結婚できました。 これは楽だ!!超楽!!! 定期の予防接種については、予防接種スケジュール(国立感染症研究所)を確認の上、年齢相応のものがすべて終了しているか、海外渡航前に必ず確認してください。 日本国内で承認されているワクチンについては、日本で接種可能なワクチンの種類(国立感染症研究所)をご覧下さい。 予防接種先進国といわれるアメリカの予防接種。日本も近年、子供の定期予防接種として扱われるワクチンの種類が増えて、アメリカでの予防接種レベルに近づきつつあります。が、まだ定期接種に含まれておらず、実費で予防接種を受けなければいけないものもあります。ここでは、2020年4月時点でのアメリカの予防接種の種類やスケジュール、接種の仕方などを、日本の場合と比較して違いを見ていきたいと思います。, まずは、アメリカで出まれた子がどのようなスケジュールで予防接種を受けるのか、ミシガン州にあるUniversity of Michigan Hospitals and Health Centers において、私の子供が実際に受けた予防接種の例を下の表でご紹介します。, (※1)アメリカでの予防接種はCDC(アメリカ疾病予防管理センター)の推奨に基づいて行われていますので、より詳細なスケジュールはCDCの英文サイトをご覧ください。https://www.cdc.gov/vaccines/schedules/hcp/imz/child-adolescent.html, (※2)日本での予防接種の詳細スケジュールは国立感染症研究所のサイトが分かりやすいのでご覧ください。http://www.niid.go.jp/niid/ja/vaccine-j/2525-v-schedule.html, (※3)①~④の各予防接種ワクチンの横の数字は、各ワクチンの何回目接種かを示す。(例 ①:1回目、②:2回目、③:3回目、④:4回目), ・アメリカでは数か月ごとにある子供の検診時に、何種類ものワクチンを一気に同時接種することが普通で、予防接種のために何度も通院する必要がありません。日本でも最近は複数のワクチンを同時接種する傾向にありますが、やはりアメリカの方が同時接種の頻度は高いです。, ・我が子の場合、アメリカでは予防接種の注射を2歳くらいまで大腿部(太ももの部分)に打ちました。一気に4種類を打つときは、右足に2本、左足に2本の注射をブスブスと打っていました。近くで見守る母としては、その豪快さにドキドキしました。, アメリカでは、出産して1時間後くらいには我が子にB型肝炎のワクチン接種があり、正直その早さに驚きましたが…、赤ちゃんを感染から守るためには、母親がB型肝炎に感染している場合は出生後12時間以内、母親が感染していなくてもできるだけ早めにワクチン接種することが良いとされています(私はこの時、B型肝炎に感染しておりませんでした)。B型肝炎ワクチンは3回接種が必要で、しかも3回目の接種が生後6か月以上になるように接種するとワクチンの効果が長く続くと言われています。我が子の場合は、生後すぐ、2か月後、4か月後、6か月後の4回接種しておりますが、これは、2回目以降の接種が他のワクチンとの混合接種であったため、他のワクチンのスケジュールに合わせて、本来なら必要ない生後4か月のB型肝炎の接種も行いました。(混合ワクチンを用いた場合に4回接種しても問題ないとCDCも承認しています)。, 日本でも、2016年10月1日から定期接種が導入されました。日本でも計3回(生後2か月、生後3か月、生後6か月~生後9か月の間に1回)接種をします。日本では生後2か月に多くの子が初回のB型肝炎の接種をするところが、アメリカとの違いです(母子感染のおそれがある場合は、生後12時間以内に接種します)。, ジフテリアと破傷風、百日咳は3種類混合ワクチンとして接種します。混合ワクチンにはDTPワクチンとDTaPワクチンの2種類があるのですが、より新しく開発されたDTaPワクチンの方が副作用が少ないため、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)ではDTaPを推奨しており、アメリカではDTP接種はもう実施されておりませんので、我が子もDTaPワクチンを接種しました。DTaP予防接種は5回受ける必要があり、私の子供は、生後2か月、生後4か月、生後6か月、生後15か月、4歳の時に接種しました(生後2か月、4か月、6か月は(※4)に記載のPediarix(5種混合ワクチン)として接種)。, (※4)Pediarixとは、ジフテリア,破傷風,百日咳の3種混合ワクチン(DTaP)と、B型肝炎(HepB),ポリオ(IPV)を混合した5種混合ワクチンのこと。, 日本ではジフテリア、破傷風、百日咳と不活化ポリオの4種混合ワクチン(DTP-IPV)として、生後6か月までに3回(第一期)、3回目の接種から1年以上の間隔で4回目(第一期追加)の接種をします。, アメリカでは不活化ポリオワクチンを生後2か月、4か月、6か月、4歳の時の4回接種します。CDC(アメリカ疾病予防管理センター)によると、過去に使用されていた経口の生ポリオワクチン(OVP)により、約240万人に1人の確率で実際にポリオ(小児麻痺)を発病してしまうことがあり、特に初回の予防接種後が一番感染の危険が高く、このような背景から現在は不活化ポリオワクチンの接種を推奨しているそうです。, 日本では以前は経口の生ポリオワクチンが定期接種として使用されておりましたが、2012年9月1日から不活化ポリオワクチンが代わりに定期接種として受けられるようになりました。日本ではジフテリア、破傷風、百日咳と不活化ポリオの4種混合ワクチン(DTP-IPV)として、生後6か月までに3回(第一期)、3回目の接種から1年以上の間隔で4回目(第一期追加)の接種をします。, ロタウイルスワクチンには、内容と接種スケジュールが違うロタリックス1価(2回接種)とロタテック5価(3回接種)の2種類のワクチンがあります。我が子の場合はロタテック5価を使用したため、生後2か月、4か月、6か月の計3回、経口生ワクチンとして接種しました。ロタウイルスに感染すると嘔吐を伴う激しい下痢になり、入院が必要になったり、最悪のケースでは死亡してしまいます。しかも、ロタウイルスは感染力が高く、周りにいる人達に容易に感染してしまいます。CDC(アメリカ疾病予防管理センター)によると、ロタウイルスの予防接種を受けた子供の約50~70%がロタウイルスに全く感染せず、さらに、もしも感染しても、重度の下痢を避けられる可能性が極めて高いことが分っているそうです。実は、私の子供は生後9か月でロタウイルスに感染しました。でも、予防接種をしていたお陰で、確かに嘔吐もかなりあり下痢もひどかったのですが、入院するほど悪化することはなく、自宅療養で約1週間で治りました。このワクチンを接種しておいて本当に良かったと思いました。, 2020年10月より、ロタウイルスの予防接種が、定期接種として受けられるようになりました!!, アメリカ同様に、日本でもロタウイルスのワクチンはロタリックスとロタテックの2種類あります。ロタリックスは、出生6週0日後から出生24週0日後までに2回経口接種:1回目と2回目の間隔を27日以上空けて2回接種、ロタテックは出生6週0日後から出生32週0日後までに3回経口接種:1回目から3回目の間隔を27日以上空けて3回接種となっております。この2種類のワクチンは、どちらも予防効果や安全性に差はないそうですが、途中でワクチンの種類を変えることはできないそうです。, 5歳以下の子供がかかると言われている、Hib(ヘモフィルス属インフルエンザb型菌)感染による細菌性髄膜炎を予防するワクチンです。CDC(アメリカ疾病予防管理センター)によると、Hibワクチンができる前には、毎年アメリカの5歳以下の子の約2万人が重症のHibに感染し、約1000人がHibにより死亡していたそうです。我が子は、Hibワクチンを生後2か月、4か月、6か月、12か月の計4回接種しました。, 2008年12月から日本でもHibワクチンの接種を開始し(この時は任意接種だったため、費用は自己負担)、2013年より定期接種として受けられるようになりました。小児用肺炎球菌のワクチンとの同時接種が一般的で、生後2か月~7か月の間に3回(各回の間隔は4週~8週)、3回目接種から7か月後に追加接種を1回、トータル4回接種します。, 5歳未満、特に0歳~2歳の幼児は肺炎球菌への免疫がほとんどないため、肺炎球菌に感染すると重症化する危険性が高く、最悪の場合では死亡する可能性もあると言われています。PCV13には、子供に重篤な感染症(細菌性髄膜炎、敗血症、潜在性菌血症、中耳炎、肺炎など)を引き起こす13種類の肺炎球菌に対するワクチンが含まれています。肺炎球菌は、過去にこの菌の治療に使用されてきたいくつかの薬剤に対して耐性を持つものがあり、感染してからでは治療ができない場合もあります。なので、予防接種による予防がとても大切です。アメリカでは、我が子は、肺炎球菌ワクチンを生後2か月、4か月、6か月、15か月(12か月~15か月の間に4回目の接種をすることをCDCは推奨しています)の計4回接種しました。, 2013年11月からPCV13が定期接種になりました。Hibワクチンとの同時接種が一般的で、生後2か月~7か月の間に3回(各回の間隔は27日以上)、3回目接種から60日後かつ1歳以上で追加接種を1回、トータル4回接種します。, アメリカでは接種しません。その代わり、入園・入学時にツベルクリン検査(Tuberculosis Screening)で結核に感染しているかどうかを確認します。アメリカではBCGの予防接種がないので、結核に対して免疫を獲得している人は通常はおらず、ツベルクリン反応の検査で、“陽性=結核感染者“と判断されます。, 結核に対する免疫を獲得するために1歳までに1回予防接種をします。そのため、日本ではツベルクリン反応検査で、陽性=結核に対する免疫がある(結核に感染していない)と判断します。, アメリカと日本では、上記のようにツベルクリン反応の結果の捉え方が異なります。日本でBCGの予防接種をした人は、アメリカでの入園・入学時の検査などでツベルクリン反応陽性(結核感染者)とみなされる可能性が高く、不必要な治療を要求される場合もあります。そのため、アメリカへ長期間渡航予定の方は、結核症ではないという英文による診断書を担当医師に書いてもらう必要があります。その場合は、①ツベルクリン反応が陽性であること。②BCG予防接種をしたこと。③胸部のレントゲン検査などで結核でないことを確認したこと(この③の部分がないと、アメリカで検査が必要になることがあります)。という内容を記載してもらう必要があります。, アメリカでは、麻疹(はしか)、おたふく風邪、風疹(三日はしか)の3種混合の生ワクチン(MMR)を接種することが普通です。1歳の時(生後12か月~18か月の間に1回目接種)と、4歳(4歳~6歳の間に2回目接種)の時の計2回接種します。これにより、ほとんどの子供は麻疹・おたふく風邪・風疹に感染しにくくなります。また、これらの病気は大人になってから感染すると重症化しやすいと言われています。特に妊娠中の女性が風疹に感染すると、流産や、生まれてくる胎児に先天性異常を引き起こす原因にもなるため、成人でも予防接種を受けることが大切です。, 日本では、おたふく風邪は2019年時点では任意接種となっております。麻疹・風疹(MR)は定期接種です。麻疹・風疹も、おたふく風邪もどちらも1歳になったら1回目の接種が可能なので(1歳になると感染しやすくもなります)、できるだけ1歳になったら早めに1回目の予防接種を受けた方が良いと言われています。また、小学校入学前の1年間(5歳ごろ)に2回目の接種を受けます。トータル2回接種します。, 水ぼうそうは一般的な小児の病気ですが、乳幼児が感染すると重病になる場合があります。アメリカでは、1歳(生後12か月~15か月の間に1回目)の時と4歳(4歳~6歳の間に2回目)の時のトータル2回接種します。, 2014年10月1日から日本でも定期接種として受けられるようになりました。1歳に1回目の接種、1回目の接種から3か月以上の間隔をあけて2回目の接種をし、トータル2回接種します。, A型肝炎は、A型肝炎ウイルスに感染している人の便に排出され、またA型肝炎ウイルスに汚染されている食物や飲み物などから感染する肝臓の疾病です。具体的な症状は、黄疸が出たり、強い腹痛や下痢などがあります。A型肝炎に感染している人が作った料理から感染することもあり、意外に感染確率は高く、カリブ諸島や東ヨーロッパなど世界には発症率が高い国が結構あります。アメリカでは定期接種になっており、我が子は、生後15か月に1回目、2歳の時(1回目の接種から最低6か月以上の間隔をあける必要がある)に2回目の接種をし、トータル2回接種しました。, 日本では任意接種となっております。そして、私が住んでいる市町村が配布している子供の予防接種スケジュールには、任意接種の欄に、A型肝炎という項目すら記載されておりません。日本では、A型肝炎の予防接種はあまり重要だと今のところ考えられていないようです。ただ将来外国へ行こうと考えていらっしゃる方などは、接種を検討されても良いと思います。, アメリカでは、日本脳炎の予防接種をしません。日本脳炎は、日本脳炎ウイルスを保有する蚊に刺されることで感染する重篤な急性の脳炎です。日本や主にアジア地域で流行しています。北米では感染しませんが、アメリカに永住している方でも、もしもたまに日本へ一時帰国することがある方や、また、いずれ日本で生活する可能性のある方は、日本脳炎の予防接種を受けると良いと思います。日本脳炎の予防接種は、日本へ一時帰国する際に接種することも可能ですし、または、アメリカでも日本脳炎のワクチンは接種できるそうですので、アメリカで日本の予防接種のスケジュールに合わせて、接種するのも良いと思います。, 日本では3歳の時に2回、4歳の時に追加接種1回、9歳の時に第二期追加接種1回の計4回接種することになっております。, アメリカと日本の子供の予防接種スケジュール比較をして、日本もアメリカのスケジュールにだいぶ近づいてきたことが分かりました。ただ、アメリカでは定期接種として認められているロタウイルス、おたふく風邪、A型肝炎などの予防接種は、日本では任意接種となっておりますので、ご自身のお子様に接種するかどうか十分検討する必要があります。また、アメリカへ長期渡航される方は、ご家族分(特にお子様)の予防接種の接種済証明書(英訳)を持っていき、お子様の入園・入学時に学校に提出できるよう忘れずに準備しておきましょう。さらに、上述したBCG予防接種の英文診断書も忘れずに準備しましょう。, アメリカ・ミシガン州で4年半駐在妻として生活し、ミシガンで英語の勉強&長男出産・育児などを経験しました。日本帰国後には長女を出産。