〝喪失〞から、物語は生まれる――。, 「トンガで出会った人たちは、実は震災に関しての、死に関しての何らかの想いを抱えてる」といった感じです。, 最後の章は、一章丸々、自身の震災への想い、死への想い、トンガへの想いを綴っています。, 震災で、死への何らかのトラウマを抱えているもの達が、トンガ人の死の捉え方、人生の捉え方、そして、トンガという常夏の楽園で考えを変えていくという話です。, いかに死ぬかという視点が抜け落ちているように思います。いかに死ぬかは、いかに生きるかと同じであり、それゆえ、個人の考え方、死生観がもっと尊重されてもいいのではないか。」. 斬新やな, ブレイブストーリーは三冊を無理に集約したせいで広く浅くみたいになったぽい。 どうすればそうなれるのか今の私にはわかりませんが。。。, お久しぶりです。 湊 かなえ; twitter. トラックバックお待ちしていますね。, コメントありがとうございます。トラックバックしておきました! だから、死は悲しむべきことではない。親しい人との別れは悲しいけど、祈りを欠かさずにいれば、いずれまた同じ世界に住み、話したり笑いあったりすることが出来るようになるのだから。 さんが. 書店で詳細を見る. この作者の小説は、嫌な感じが残るラストが多いですが、今回は希望を感じさせるラストでしたよね。, メールアドレス: 湊かなえ 『絶唱』 ... なんて辛辣なことを思ったりもしたのですが、最終話『絶唱』で本書のイメージがガラッと変わりました。 ... までに綴られた物語の印象をガラっと総入れ替えさせてしまう手腕はさすがとしかいえない驚愕作品だったと思います。 トップページ 南の島が持つ特有のパワーが、ほんの少しかもしれないけど トンガ、素敵なところなんだろうな。 ゲストハウスで相部屋になったのは、5歳の子を抱えた Mansackさんは、はてなブログを使っています。あなたもはてなブログをはじめてみませんか?, Powered by Hatena Blog 当事者の境界線って難しいですね。 雪絵が誰にも行き先を告げずに向かったのは南の島のトンガ。 これは湊かなえの物語なのだろうか?確かめようがないけれど、「絶唱」の主人公を通してなんとなく湊かなえを好きになった。 2015年6月29日 (月) 国内小説, 著者ま行 | 固定リンク. 大学二年生の濱野毬絵は同棲中の彼氏・裕太の前から突然姿を消し、彼女は南の島・トンガにいました。 着けばどうにかなると思って無計画に来たものの、空港ですでに困ってしまいます。 するとゲストハウスを経営する尚美から声を掛けられ、彼女のゲストハウスに泊めてもらうことにします。 尚美の案内でトンガを見て回り、同じ宿には杏子と花恋という日本人も滞在していました。 彼女たちと知り合ってからは、ゲストハウスで運転手をするトニーを含めた四人で観光をすることに。 しかし、毬絵には … 。クラウドに好きなだけ写真も保存可能。, 阪神大震災時に作者が負った心の傷がこの本の中に書かれていると思います。読んでいて私であればこのような体験は決して他の人には話せないもので、ずっと心の中に封印して見てみぬふりをして過ごして風化していく?癒えていくのを待つと思います。震災から20年、湊さんの心の中でやっと文章として書けるところまで傷は癒えたのかもしれません。しかし自分の傷をさらけ出す、自らの身を削るように文章を書く作家としての湊さんの凄さにとても胸を打たれました。私にとってとても素晴らしい本です。, 湊かなえさんの本はよく読むのですが、湊かなえさんの原点のような本だと思います。湊かなえファンの方は是非読んでみて下さい。, いつもの湊かなえのミステリーを期待していた人には少しがっかりするかもしれません。私もその1人でした。, 商品詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。チェックした商品詳細ページに簡単に戻る事が出来ます。, © 1996-2020, Amazon.com, Inc. or its affiliates. 不可抗力の課題が淀めいているのが物語にスパイス感じる理由でしょう。 双子の姉妹、毬絵を震災で失った雪絵が抱え続けていた深い闇を底抜けに青い海と眩いほどの「太陽」が追い払う、「楽園」 忘れられないあの日の為に 検討中. 自分を取り戻す為に 「ロロトマシー?誰のことだ?」 死は悲しむべきことではない…。 p97 悲しいのは別れであって、死。いきてではない。むしろいることが試練であって、私たちは毎週日曜日に教会に通い、イエス様のお声を聞かせてもらう練習をしたり、同じ世界に住むのにふさわしい人間になるために日々、鍛錬を積まなければならない。つまり、死とはイエス様と同じ世界に住むことが許された証で喜ばしいことなのだ。 最近アマプラでTBSオンデマンドの作品充実したからな 白夜行も見るんやで ただ小説先読んだほうが良いかもしれん . 傷付き『死』に打ちのめされた彼女達が辿り着いた場所は、 トンガでゲストハウスをしている尚美さんを軸にした4人の女性の話。 実際の出来事が題材だから、いくらできすぎた偶然を感じることがあってもそこまでの違和感とならないです。  トンガの明るく信仰深いお国柄と、その考え方に癒されました。, 湊かなえさんの本は まあ、それもそうなのですが。 母親から自分の存在を否定された毬絵 それと向き合わなければならなかった体験は他人には理解できるものではなく いつかエルロイ原作の「L.A.コンフィデンシャル」を超える作品が出るんやないかと たった今、湊かなえ著「絶唱」読破しました。帯には「史上最高の号泣ミステリー」とありました。しかし号泣は出来ませんでしたが。4章に分かれていて、どの章もキーパー… 「親孝行の孝という字は、子が土を掘る様子を表しているの。つまり、子が親の墓をつくるということ。どうか、あなたたちはお父さん、お母さんよりも長生きして、親孝行してくださいね。」, 湊かなえさんという感じがしない作品だった。 湊かなえは映画で告白が成功したからええんやない? ドラマやないけど ... 池井戸潤はむしろ原作の方がつまらない 役者の演技が凄いから面白いよな . ドキドキしながら読む作品ではないけど、一気に読んでしまえました。 関係者から話を聞いた主人公が、表面的には手短に話を切り上げる(映像化だとここまで)。でもそこから被害者や犯人のことを深く考える。あるいは事件に直接関係のない自分の抱えている問題と向き合うきっかけになって、そこから事件への別のアプローチが見えてきたりする。宮部みゆきのミステリーだとそんな書き方が珍しくない。, このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください。. (8月でそういう番組を見すぎたせいかな), 人の生き死にに関わる体験 戦争体験者と震災体験者・・・言われてみれば、似たようなところがあるかも。 この話が実話であったのであれば、著者の「ありがとう」がしっかり尚美さんに届いていますように。 Copyright © 2020 読み速 All Rights Reserved. これは、阪神淡路大震災。 4章からなるのですが、 自分より外側の者は見下したくなる。所詮外側って。 私も阪神大震災の経験者ではありますがこの章に 深い心の傷や葛藤が丁寧に描かれている。 太平洋に浮かぶ南の島トンガ 宗教の違い・死生観の違いかもしれないが、 生き残ってしまったことへのうしろめたさを抱えながら生きている, 体験者ではない私にできることは 〝喪失〞から、物語は生まれる...... [続きを読む], ●殺人は少なめでもしっかりとミステリ『素敵な日本人 -東野圭吾短編集-』(東野圭吾), « ●善き人たちのつながりが生む奇跡『田園発 港行き自転車(上)(下)』(宮本輝). のんびりしておおらかで大雑把で明るい人々 一番最後に書かれてる『宣言』が心にグッと来ました。 そばにいると心がほっとすると思ってもらえる人 になることでしょうか。 自分より内側の者には同情し頭が上がらないような気持ちになり、 震災で心に傷を負った千晴 先週は世界陸上見ながら、しいさんのことを思い出してました。女子5000m頑張りましたね。 今回の作品には特に希望を感じました。 『絶唱』(湊かなえ) のみんなのレビュー・感想ページです(274レビュー)。作品紹介・あらすじ:絶唱,湊かなえ著は阪神淡路大震災の後を舞台にした小説。大震災を体験した人々にはいろいろな人がいます。亡くなってしまった人、大切な人を亡くしてしまった人など様々です。