「梅雨」=「五月雨=「夏の季語」なのでした。   !俳句の特徴や人物像など徹底解説!, 【中村草田男の俳句16選】代表作(有名句)はこれ! 明治を代表する文豪・「夏目漱石」。 『吾輩は猫である』『坊っちゃん』『こころ』など数々の文学作品を残していますが、実は愚陀仏(ぐだぶつ)という俳号を持ち、多くの俳句も詠んでいました。 今回は、漱石が詠んだ句の中でも特に有名なという句をご紹介します。 菫程な 小さき人に生れたし 夏目漱石 pi... この句を詠んだ当時、漱石は悩み事も多く、人間社会をわずらわしく感じていました。そんな中でふと道端で見つけた可憐な菫が、周りの環境を気にせず健気に咲く姿に心打たれたのでしょう。「大きな人物」ではなく、あえて「小さな人物」に生まれたいと願う姿に、漱石の心情を滲ませています。社会のしがらみにとらわれることなく、自分の力を尽くす人生でありたいという切実な祈りが伝わってくるようです。, 難しい知識を必要とせず、時系列にそって詠むことができるわかりやすい句です。初句の「鶯や」からは、思わず鶯に呼ばれたような趣きが感じられます。気になって障子を開けてみると、ハッと目を見張るほどの春の情景に心動かされた感動が伝わってきます。, あたり一面に広がる菜の花畑に、ゆっくりと太陽が沈んでいく様を、まるで海に沈んでいくように表現しています。日中に見る鮮やかな黄色とは違い、夕日に照り染まりほの暗く輝く菜の花からは幽玄すら感じさせますね。「な」音を多く用いることで、句全体に柔らかな響きを与えています。, 大きな貝殻を背負うたにしは、その大きく立派な姿からは似合わず、水の中では小さな泡を吹き続けています。その様子を、まるで何か不平をこぼしているように捉えたユーモラスな一句です。初句の「ぶつぶつと」には、たにしが泡を吹いている様子と、不平・不満をもらす擬音語にかけて表しています。. これは、旧暦の七夕が8月だからです。 小林一茶の俳句は、生活苦が表れているのに、なんとなくのんきなのどかさが感じられて、ほほえましいです。格好つけた言葉でなく、等身大の人柄が感じられていいなと思います。(´・ω・), 気候や自然の山川などの俳句は、季節感が情景から読み取れて想像すると楽しいですね。   五七五のわずか17音で綴られた物語「俳句」。 小林一茶は「子ども」や「すずめ」、「かえる」などの小動物をテーマにした俳句が多いことで有名な俳人です。 今回は、小林一茶が詠んだ数多くの俳句の中 … 季節お役立ち情報局 , 水晶の 山路ふけ行 清水かな   涼し・朝涼・涼風・行く夏・夏惜しむ・夜の秋 俳句の季語は、7つのグループ ●読書感想文の書き方【小学生編(低学年・高学年)】おすすめ本は? 【季語】 雲の峰 ですから、天候や空の様子(天文)を表すのは、とても一般的で作りやすいのです。 五月雨は、先程書いたように、「梅雨」の激しい大雨です。   「初景色」を使用した俳句についてまとめてみました。季語「初景色」について【表記】初景色【読み方】はつげしき【ローマ字読み】hatsugeshiki子季語・関連季語・傍題・類語など・初気色(はつげしき:hatsugeshiki_)-季節による         ↓. 俳句の創作体験を通して、語彙を豊かにしたり、言葉の使い手としての感覚を磨いたりすることができます。 3・4年生で短歌や俳句を読んで情景を思い浮かべたり、リズムを感じ取りながら音読したりする経験をしています。 ですから五月雨は5月の雨ですが、「梅雨」のことです。 そこでの歓待をうれしく思い、まるで我が家にいるようだと詠んでいるのです。旅の疲れを癒すことができたのでしょう。 !特徴や時代について, 【石田波郷の俳句16選】代表作(有名句)はこれ!     この句は、山形の俳人・清風にもてなされ滞在したときのものです。     今でも、京都の七夕祭は8月に催されているのですよ。 そういう日本人の感性が、すごく素敵だなと思うのでした。, 五月雨を 集めてはやし 最上川 涼しさや 鐘をはなるる かねの声   【季語】 夏河 ★ 時候 夏・初夏・立夏・薄暑・晩夏・炎昼・麦秋 入梅・梅雨寒・梅雨冷・短夜・暑し・大暑 涼し・朝涼・涼風・行く夏・夏惜しむ・夜の秋 ★ 天文 雲の峰・入道雲・積乱雲・夏の月・青嵐 夏嵐・風薫る・風の香・青梅雨・梅雨・夕立 白雨・虹・朝虹・夕虹・虹の橋・雷・雷鳴 遠雷・朝曇・夕焼・日盛・西日・炎天・ ★ 地理 夏野・青野・夏の海・夏の波・夏の浜・青田 青田風・泉・滴り・滝・滝壺・滝風・滝道・滝見   暑き日を 海にいれたり 最上川 当時、一茶は表通りから奥まった奥長屋で暮らしていたので、涼しい風はなかなか届きません。そんな折り、サッと涼しい風を感じ、おおっと思って詠んだ句ですね、多分。(笑)   雲の峰・入道雲・積乱雲・夏の月・青嵐 ●夏休み自由研究!小学生の工作におすすめのテーマは?, また、自分をほかの生き物や物に例えることも、素敵な俳句を作る一つのアイディアですよ。, このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください。, Sponsored Link 忘年会ではさまざまな催し物が開かれたりしますね。幹 …, Sponsored Link 異動や退職をする際に開催されるのが送別会です。 & …, Sponsored Link お風呂でのリラックスタイムや、お出かけ前のヘアセッ …, Sponsored Link 入園式でママが美しく着こなせるワンピースをご紹介し …, Sponsored Link 入園式のママのスーツは定番という感じがしませんか。 …. 怖いもの知らずだったのでしょうか。(´・ω・) 今回は、その始めの3つ、時候・天文・地理を表す代表的な夏の季語と俳句を、ご紹介します。, ★ 時候 青田風・泉・滴り・滝・滝壺・滝風・滝道・滝見, 旧暦の「夏」は「5月・6月・7月」を指します。   そして、旧暦は、今の暦より少し早いです。     あなたには、どんなシーンが思い浮かんだでしょう?     Copyright (C) 2020 和のこころ.comー和の精神・日本文化を伝えるサイト All Rights Reserved.         【季語】 涼風 !俳句の特徴や人物像・代表作など徹底解説!. ・言葉を並び替える !俳句の特徴や人物像など徹底解説!, 【中村草田男の俳句16選】代表作(有名句)はこれ!   面白い俳句です。 !俳句の特徴や人物像など徹底解説!, 【種田山頭火の俳句15選】代表作(有名句)はこれ! !俳句の特徴や人物像など徹底解説!, 【種田山頭火の俳句15選】代表作(有名句)はこれ! さみだれや 大河を前に 家二軒 !俳句の特徴や人物像・代表作など徹底解説!, 【与謝蕪村の有名俳句 15選】春夏秋冬! 時候・天文・地理・人事・行事・動物・植物     【季語】涼しさ 【季語】さみだれ 涼風の 曲がりくねって 来たりけり 私は、夏の涼やかさを詠んだ俳句のが好きです。 Copyright© 【季語】 涼しさ に、分かれます。       一方、「七夕」は「秋」の季語です。      ↓, 歳時記は、この本が読みやすくて量もちょうどよいです。 ・同じ意味の違う言い方に変える ・言葉を合体させる, 強調したいところでは、切れ字を使う方法もあります。     五七五のわずか17音で綴られた物語「俳句」。 小林一茶は「子ども」や「すずめ」、「かえる」などの小動物をテーマにした俳句が多いことで有名な俳人です。 今回は、小林一茶が詠んだ数多くの俳句の中 … 夏嵐・風薫る・風の香・青梅雨・梅雨・夕立 遠雷・朝曇・夕焼・日盛・西日・炎天・ 『吾輩は猫である』『坊っちゃん』『こころ』など数々の文学作品で知られる、明治の大文豪「夏目漱石」。, 実は、彼は文学者としてのスタートは俳句だったのです。小説家として活躍する傍ら生涯に2600余りの句を詠み、その斬新にして洒脱な句風は今も多くの人々に愛され続けています。, 夏目漱石(1867~1916年)は明治時代を代表する文豪で、作家だけでなく、評論家や大学教授、英文学者など多分野で活躍していました。, 漱石が俳句の世界に足を踏み入れるきっかけは、俳人・正岡子規との出会いにありました。, 大学の予備門で同窓生だった二人は、子規が書いた漢詩文集『七草集』を漱石が読み批判したことから交流を深めていきました。, 「変わり者」を現代語訳する「漱石」の俳号も子規から譲り受けたもので、このことからも彼の影響を大きく受けていることがうかがい知れます。, 互いの才能を認め合い、多大な文学的・人間的影響を与え続けた二人の交流は、子規が亡くなるまで長きにわたり続きました。, 漱石は、子規の指導のもと俳句を自分のものにしていき、小説同様、洒落をきかせた句風が特徴的でした。これには趣味であった落語鑑賞が影響しているといわれています。, そんな彼の人物像は、繊細な性格でかんしゃくもちだったといわれています。イギリス留学中にはノイローゼを発症し、躁鬱状態にまで陥っていることから真面目な性格だったとわかります。, しかし、漱石の門下であった芥川龍之介が「誰よりも江戸っ子でした」と語ったように、義理人情に厚く、世話好きの一面も持ち合わせていました。, 現代語訳:道端にひっそりと菫が咲いている。目立たずともたくましく咲く、この花のような人に生まれたいものです。, 現代語訳:どこからか鶯の鳴き声が聞こえたので障子を開けると、そこには思いがけない東山の風景がありました。, 現代語訳:大きなたにしがぶつぶつと泡を吹いている。まるで不平がとまらないようだなあ。, 現代語訳:お坊さんが読経のため木魚を叩くと、木魚に潜んでいた蚊が口から飛び出し逃げていったことだ。, 現代語訳:川の上でかたまりになっていたかと思うと、いつの間にか離れて自由に飛びかう蛍たち。, 現代語訳:暑さ厳しい日、空には雷さえも封じ込めるようにそびえ立つ巨大な入道雲が見える。, 青空を背景に、真っ白に連なる雲。そびえ立つ山のようにわき立つ姿からは、圧倒的な存在感や重量感までもが伝わります。入道雲を現代語訳する「雲の峰」の中では、雷が発生し、時折鋭い閃光が走るのが見えます。, 雷も夏の季語ではありますが、一句に二つ以上の季語がある場合を「季重なり」といい、一般的には避けるべきとされています。この句では感動の重点が置かれている「雲の峰」を季語ととります。, 現代語訳:織姫と彦星のように、私も愛する人と別れた辛さを味わいながら、夢の中に一筋の天の川を描いたことだ。, 現代語訳:秋の空は雲ひとつなく青緑色に澄み渡っている。どこからか杉の木を切る斧の音が聞こえてくる。, 現代語訳:肩に赤とんぼが止まった。横目で見ると、なんだか懐かしい人に会った感じがするなあ。, 現代語訳:朝の寝起きの顔を見てごらんなさい。いくら惚れた女性でも二、三日すれば飽きるでしょう。, 現代語訳:美しい月を眺めながら歩いていると、うっかり我が家の門を通り過ぎてしまった。, 現代語訳:草木の枯れた冬の野原を歩いていると、木枯らしが背後から吹いてきた。道に映る私の影をいっそう長く伸ばしているように思える。, 今回は日本近代文学の巨匠・夏目漱石が残した俳句の中から、特に有名な句を厳選してご紹介しました。, 正岡子規が「奇想天外の句多し」と評したといわれるように、独特のユーモアに溢れており思わずクスっと笑ってしまうような句が多くありましたね。, 滑稽さや言葉遊びに溢れる俳句に触れることで、文豪としての漱石に対する見方も違ってくるのではないでしょうか。みなさんもぜひお気に入りの句を見つけてみてください。. 【季語】 夏山     この俳句は、国語の授業で、どんな情景だったと思うかという宿題で出ることが多いです。なぜなら、答えがないからなのですね。     !俳句の特徴や人物像など徹底解説!, 【山口誓子の俳句16選】代表作(有名句)はこれ! 天守より南国の街夏景色: 坂根宏子: 璦: 201310 : 一物として一帆の夏景色: 伊藤白潮: 鴫: 201407 .     今日は、夏の有名俳句をご紹介します。 !俳句の特徴や人物像・代表作など徹底解説!, 【石田波郷の俳句16選】代表作(有名句)はこれ! 今回お届けするのは、ギリギリ夏の俳句(その4)です。 秋の俳句は、立秋(8月7日)より立冬(11月7日)までのおおむね新暦の8月、9月、10月です。(角川歳時記より) 1.コーヒーもて染めし日傘を差しにけり 2.梅雨明けや鳶と眼が合ふビルの窓 – 俳句の背景 – 1. [mixi]自遊俳句会 夏景色 炎天に羽を担ぐは蟻行列 炎天に蝉の羽のみ行進す ひさしぶりの炎天。縁側から庭をみていたら、蝉の羽だけが移動していきます。 よく見ると蟻が大勢でせっせと運んでいるのでした。 この炎天にご苦労様で       七夕の星祭りのころは、旧暦では立秋を過ぎています。 2019 All Rights Reserved. 言葉への関心を高めたり語彙を増やしたりすることに、とても有効な俳句づくり。5年生の子どもが楽しみながら言葉の力を伸ばせる俳句指導のコツを紹介します。, 俳句は、「世界で最も短い詩」と言われています。わずか17音という限られた文字数の中で、自分の思いや感動を表現します。そのためには、余分な言葉をそぎ落とし、感動を伝えるのにふさわしい言葉を選び抜くことが求められます。俳句の創作体験を通して、語彙を豊かにしたり、言葉の使い手としての感覚を磨いたりすることができます。, 3・4年生で短歌や俳句を読んで情景を思い浮かべたり、リズムを感じ取りながら音読したりする経験をしています。学習指導要領に「詩や短歌、俳句を作ったり、物語や随筆などを書いたりすること」とあるように、5年生では「読むこと」から「作ること」へとステップアップします。, 俳句は、わずか17音の創作ですから、作文が苦手な子でも簡単に取り組めそうに思えます。ところが、「自由に作っていいよ」と投げかけても、「何を書いたらよいかわからない」「どうやって作ればよいかわからない」という子が少なくありません。限られた文字数で作るというのは、案外ハードルが高いのです。ですから、いきなり自由に創作させるではなく、スモールステップの指導で「これなら作れそうだ」という気持ちを高めることが大切です。, ステップ1 子ども作品を読んでみよう  ●「お気に入り俳句集」を作ろうステップ2 一部分を創作してみよう  ●「穴うめ五・七・五」にチャレンジ  ●マッピングで言葉を書き出そうステップ3 川柳を作ってみよう  ●「なりきり川柳」にチャレンジステップ4 俳句を作ってみよう  ●言葉のスケッチに出かけよう, 子どもに創作活動をさせるときは、まずは優れた作品をたくさん読み味わい、どんなものを作ればよいのかというイメージをもたせることが大切です。これは、俳句だけに限らず、詩や川柳、短歌や随筆など全ての創作活動に言えることです。, 3・4年生で、松尾芭蕉や小林一茶、与謝蕪村などの俳句に親しんできています。ところが、大人が作った俳句は、子どもたちが参考にするには少し難しいという面があります。そこで、同世代の子どもたちが身近な自然や物事を捉えた俳句をたくさん読み、親しませます。「子どもでも、こんなに素敵な作品を作ることができるのか」「なるほど、こんなふうに作ればいいのか」と感じさせることにより、「自分でも作れそうだ」「作ってみたい」という創作意欲を高めます。, ●「お気に入り俳句集」を作ろう・図書館から「子ども俳句作品集」などを借りて用意する。様々な作品集を集め、クラスの人数分用意できるとよい。交換しながらいろいろな俳句集を手に取らせる。・本が足りない場合は、インターネット上で公開されている子ども俳句コンテストなどの優秀作品などをプリントアウトしておくとよい。・よい句を見つけると、すぐに「これに決めた」と他の句を読まずに終わりにしてしまう子もいる。たくさん読み味わってから、お気に入りの作品を選ばせたい。そこで、付箋を配っておき、よいと思った作品に自分の名前を記入した付箋を貼らせる。付箋を付けた中から、お気に入りの俳句を絞り込んで選ばせる。・自分が気に入った作品をワークシートに視写させ、選んだ理由も書かせる。一つに絞れないという子には、二、三句選ばせる。・どこから引用したのかがわかるように、作者名、本の題名、出版社を必ず書かせる。・全員分を集めて印刷し、「お気に入り俳句集」として製本、配付する。, 子どもたちは、「お気に入りの作品を選ぶ」という目的をもつことによって、たくさんの俳句を主体的に読むようになります。また、できあがった「お気に入り俳句集」を配付し、お互いにどんな作品を選んだかを読み合います。このように「選ぶために読む」「友が選んだものを読む」と形を変えて、何度も優れた俳句に親しませることができます。, 同世代の子どもたちの作品を読み味わうことを通して、少しずつ「自分でも作れそうだ」「自分も作ってみたい」という気持ちが高まってきます。そこで、まずは川柳の一部分を創作する活動に取り組みます。, ●「穴うめ五・七・五」にチャレンジ   夏井先生が解説】, 小学国語「構造的板書」の工夫とコツ(詩の楽しみ方を見つけよう/五・七・五で表そう), 小学生が楽しめる俳句指導のコツと俳句例 小学校教員のための教育情報メディア「みんなの教育技術」by小学館, 学習指導要領に「詩や短歌、俳句を作ったり、物語や随筆などを書いたりすること」とあるように、5年生では「読むこと」から「作ること」へとステップアップします。, いきなり自由に創作させるではなく、スモールステップの指導で「これなら作れそうだ」という気持ちを高めることが大切です。, 優れた作品をたくさん読み味わい、どんなものを作ればよいのかというイメージをもたせることが大切, 「選ぶために読む」「友が選んだものを読む」と形を変えて、何度も優れた俳句に親しませることができます。, 慣れてきたら、「上五と中七を空欄にする」「中七と下五を空欄にする」など、空欄部分を増やし、創作部分を広げていきます。, 穴埋めのやり方で最初は一部分だけを創作させ、あとから他の部分を差し替えるようにすると、苦手な子でも作ることができます, 俳句や川柳は、継続してたくさん作ることにより、技術や感性が磨かれていきます。ですから、毎日欠かさず一句を作ることを継続しましょう。. この句は、芭蕉の「五月雨を 集めてはやし 最上川」の俳句と、比較されることが多いです。   涼しさを 我宿にして ねまるなり こんにちは。   それも、しとしと降る雨ではなく、ザザーッと降る大雨のイメージです。   夏野・青野・夏の海・夏の波・夏の浜・青田 夏目漱石の人物像や作風 (夏目漱石 出典:Wikipedia) 夏目漱石( 1867 ~ 1916 年)は明治時代を代表する文豪で、作家だけでなく、評論家や大学教授、英文学者など多分野で活躍していました。 漱石が俳句の世界に足を踏み入れるきっかけは、俳人・正岡子規との出会いにありました。 今回は、松尾芭蕉・与謝蕪村・小林一茶という江戸の「三大俳人」の俳句をご紹介しました。 俳句は自分の思いを景色に託すことができます。 なかでも「夕焼け」は人に様々な気持ちや思い出を作るきっかけになります。人は夕焼けを見て何を思うのでしょうか? 今回は、をご紹介します。 fa 調べもの用の書籍はすぐに手に取れるのが大事なので、私は電子書籍(Kindle)をスマホに入れてます。   !俳句の特徴や人物像など徹底解説!, 【山口誓子の俳句16選】代表作(有名句)はこれ! 清風は、たいへん裕福ながら、芸術文化への理解のある志の高い人だと芭蕉が称しています。 【季語】五月雨(さみだれ) 「ねまる」は「くつろぐ」という意味のこの地方の方言です。   【季語】夏の夜 今回お届けするのは、ギリギリ夏の俳句(その4)です。 秋の俳句は、立秋(8月7日)より立冬(11月7日)までのおおむね新暦の8月、9月、10月です。(角川歳時記より) 1.コーヒーもて染めし日傘を差しにけり 2.梅雨明けや鳶と眼が合ふビルの窓 – 俳句の背景 – 1.   俳句の「季語」とは、その季節を表す言葉のこと。   日本の夏は、暑いです。 でも、そんな急流を、芭蕉は、川下りしております。 遊ぶことだけを考えられたら良いですが、宿題も計画的に取り組まなくてはいけませんね。, 俳句を作るなんてなんだか難しそうですし、作り方がわからないままだとなかなかやる気になれませんよね。, 俳句作りにはかかせないポイントや例文もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。, そのため俳句は世界で最も短い詩と呼ばれていて、海外でも「HAIKU(ハイク)」と呼ばれ、それぞれの国の言葉で翻訳している国もありますよ。, また、虹は空に架かるものですが、「心に架けた」という言葉から、夕立が虹のなないろのようなワクワクした気持ちを届けてくれたことが伝わりますね。, ・言葉を削ったり足したりする ちなみに、「五月晴れ」というのは、梅雨の合間の晴れの日のことなのですよ。 !俳句の特徴や人物像・代表作など徹底解説!, 【中村汀女の有名俳句 16選】春夏秋冬! まずは、どんなものをテーマにして俳句を作るのかを決めます。 夏休みに行った場所や周りの景色、好きなものなどをテーマにすると良いですよ。 夏の季語を先に決めてからテーマを決めても良いですね。 【季語】 暑き日 雲の峯 幾つ崩て 月の山 明治時代に活躍した偉人「夏目漱石」。 漱石といえば文学作品が先に思い浮かぶ方が多いと思いますが、じつは俳句をたくさん読んでいます。 今回は、漱石が詠んだ句の中でも特に有名なという句をご紹介します。 叩かれて 昼の蚊を吐く 木魚かな(夏目漱石) #俳句 pic.twitter.com/BLE2... 昼間でも薄暗く静まりかえる本堂での一場面を洒落を込めて詠んだ句です。お坊さんがおもむろに木魚を叩きはじめると、その拍子に木魚のおおきく開きっぱなしになっている口から、ひょろひょろと一匹の蚊が飛んでいきます。まるで木魚がと吐き出したようだと面白みを込めて詠んでいます。厳かな空間にもかかわらず、なんとも間のぬけた情景が思い浮かんできますね。, 川の上で密集して明滅する蛍という、初夏の幻想的な風景を詠んだ句です。群れてはちらばる蛍の不思議な動きを楽しそうに見つめる漱石の姿が目に浮かびます。, 意識が混濁している時に詠んだもので、自身で作ったことすら覚えていないといわれている一句。これは漱石が療養中に吐血した際、たびたび見舞いに訪れた門下生・松根東洋城にあてたものだとされています。病床にあって夢うつつの中、友人との別れに際し心細さを抱いたのでしょう。まるで自分を彦星であるかのように詠っています。, 「浅黄」とは、わずかに緑色を帯びた薄い水色のことで、転じて雲ひとつない晴れ晴れとした気持ちの良い朝を表しています。漱石が療養中に詠まれたもので、この句の前には「秋晴 寐ながら空を見る。ひげをそる」と書かれています。健康なときには気がつかなかった斧の音も、病に臥しているとことさら大きく響いてくるように感じたのかもしれません。, 赤とんぼが肩にとまっている様子を、愛おしそうに眺める漱石の姿が目に浮かびます。人間の肩にふわりと舞い降りて、羽を休めている赤とんぼを、「人懐かしや」と表現したところにおもしろさがあります。そこはかとなく秋の情緒が漂う一句です。, 恋愛に苦悩する友人に向けて詠んだとされる句。夜明けに咲いて昼にはしぼんでしまう^「朝顔」と、夜を共にした女性の「朝貌」とをかけて表現しています。ユーモアだけでなく、友人を思いやる優しさも滲ませています。わずかな時間にしか咲かない朝顔の儚さよりも、人間心理の俗悪さに着目している点がなんとも漱石らしい作品です。, 「うかうかと」という擬態語が、この句に明るさとユーモラスな印象を与えています。秋の月夜に心奪われ、ついうっかりと自宅の門まで通り過ぎてしまったという、気恥ずかしげな漱石の姿が目に浮かんでくるようです。, 吹きすさぶ風の強さや、瞬く間に沈む夕日を雄大な景色に中に詠んだ一句。木枯らしを擬人化し「吹き落とす」と表現することで、夕日の暮れる早い様子が伝わってきます。この句は英語教師時代、修学旅行で天草・島原へ赴いた際に作ったものでで、キリシタン迫害の厳しい歴史を踏まえ詠んだのではないかといわれています。, 前後左右さえもわからなくなるほどの吹雪の激しさを、ストレートな驚嘆を交えユーモアたっぷりに詠っています。自然の猛威を前になす術がなく困り果てるも、「仕方がない」と受け入れているようにも感じられます。「東西 南北より」を「とうざい なんぼくより」と読んでしまうと字足らずになるため、ここでは「ひがしにし みなみきたより」と読みます。, 冬は太陽高度が低いことから、影が長く感じられる季節です。背中より吹きすさぶ木枯らしの強さで、どんどんと影が伸びていくようだと表現しています。漱石も自身の影の長さを見てこの句を詠んだのではないでしょうか。寂寥感を漂わせる「枯野」を詠みながら、漱石らしいおもしろみを感じさせます。, 【夏目漱石の有名俳句 15選】春夏秋冬!