DNA合成阻害作用から腫瘍細胞の増殖を抑制する抗がん剤で、リンパ腫、肥満細胞腫、組織球疾患のほか、血液脳関門を通過するため脳腫瘍で使用されます。, 製品名:メソトレキセート サイトのポリシーは“読みもの”をご提供すること。病気の情報や闘病記など、普通ならば難しく感じる事柄も、全て楽しめる”読みもの”にしてお届していきます。沢山の猫たちが幸せでありますように。, コラムやエッセイを中心に、普通ならば読むのが大変な闘病記を、“読み物”として噛み砕いてお伝えします。大事なことって沢山あるのです。, 【リンパ腫|闘病記】10月15日 抗がん剤 ビンクリスチン1-3 ~1クール目(9/13)~【好中球】, 【室内野良の猫】思い出の猫たち、出会いと別れ ~みーみーと4匹の猫たち(1/3)~, 【保護猫|多頭飼い】いちごの生まれ変わり、チーズ ~猫宅のお話をしましょう(その22)~. O:ビンクリスチン(商品名:オンコビン) 経口投与するお薬です。 静脈投与するお薬です。 猫:0.025mg/kg, i.v. DNA合成阻害作用から腫瘍細胞の増殖を抑制する抗がん剤で、CHOP、COP、UW-Mプロトコールで使われています。, 製品名:オンコビン 皮下投与、若しくは静脈投与、くも膜下腔投与するお薬です。 細胞の微小管構造形成を阻害する抗がん剤で、CHOP、UM-Wプロトコールで使われています。 単独で使用されることは少なく、多剤と併用して使用します。 22.8% (16/70) ロムスチン 12.8% (9/70) カルボプラチン 5.7% (4/70) Britton BM, Vet Comp Oncol, 2012 ※ FNでの死亡率 8.5% 消化器障害 下痢と嘔吐を引き起こす抗がん剤 • ドキソルビシン! 腫瘍の縮小や寛解がみられても、副作用によるQOL低下がみられては元も子もありません。, 腫瘍に栄養を取られずに体力をつけていくための『低糖質高タンパク食』に切り替え、副作用で治療をリタイアしないための体力をつけてください。, 当研究室ではコルディを投与し、さらに肝臓の働きを保護するために国産SPF豚プラセンタエキス末を併用することで免疫力の回復がみられるか研究を続けております。, 本来は免疫力ががん抑止の主役であり、抗がん剤はその補助にすぎないのです。 単独使用でも功を奏する場合がありますが、腫瘍細胞がL-アスパラギナーゼに耐性を持つスピードはとても早いとされているため、その後の治療が重要となります。, 製品名:ロムスチン DNA合成阻害作用から腫瘍細胞の増殖を抑制する抗がん剤で、形質細胞腫でプレドニゾロンともに使用される(MP療法)ことがあります。, 製品名:キロサイド 維持療法として用いられるプロトコールです。, 寛解率、生存期間中央値はCHOPプロトコールと同様です。 • ビンクリスチン! DNA合成阻害作用から腫瘍細胞の増殖を抑制する抗がん剤で、シクロホスファミドで無菌性出血性膀胱炎を発症してしまった場合やその危険性が高い場合に、この薬剤を使用することがあります。, 製品名:アルケラン DNA複製時の二重らせん構造に関わる重要な酵素を阻害することで、リンパ腫細胞の増殖を抑えます。 オンコビン1mg注:ビンクリスチン1mg/V; 投与量・投与目的. 静脈投与するお薬です。 ドキソルビシンを追加することで、更に優れた効果が現れるとされています。, ウィスコンシン大学マディソン校で開発されたプロトコールで、CHOPにL-アスパラギナーゼを追加しています。 近年、動物の化学療法プロトコールで最も効果的な薬剤とされていて、CHOP、UM-Wプロトコールで使われています。 全25週のプロトコールとなるため、副作用等により途中で中止せざるを得ない場合もあります。, 猫の低グレード消化器型リンパ腫で、クロラムブシルとプレドニゾロンの組み合わせが最適です。, これらのプロトコールはすべてを完了できるに越したことはないのですが、途中で重篤な副作用を起こしてしまい継続できなくなるケースも少なくありません。, 抗がん剤の使用意義は、あくまでも『腫瘍による諸症状を緩和し、QOL(生活の質)を改善・維持する』ことですので、プロトコールを行っている間、ご愛犬のQOLが保たれているかどうか、しっかりと経過を見てあげてください。, 製品名:エンドキサン 血液脳関門を通過数rため、脳腫瘍に使用されることもあります。, 副作用:消化器毒性、骨髄毒性、肝毒性、シタラビン症候群(発熱、筋肉痛、骨痛、結膜炎、斑状丘疹性皮疹など), また、抗がん剤という名前の反面、『発がん性』も持つため、リンパ腫以外の腫瘍を発生させてしまう恐れもあります。, 冒頭にも書きましたが、抗がん剤の使用意義は『腫瘍による諸症状を緩和し、QOL(生活の質)を維持する』ことです。 皮下投与するお薬です。(筋肉内投与を推奨する専門家もいらっしゃるそうです) 細胞内でDNAとRNAの合成を助ける酵素の働きを妨げて、がん細胞の増殖を抑える葉酸代謝拮抗剤です。, 製品名:コスメゲン、ダクチノマイシン 猫:0.5-0.75mg/m2, i.v. 犬の悪性リンパ腫で使われる抗がん剤はもともと人用です。抗がん剤の組み合わせ方も人の治療に準じています。 腫瘍細胞が増殖するときに必要なアスパラギン(アミノ酸の一種)を分解し、栄養不足を引き起こして死滅させる作用を利用した抗がん剤です。, 比較的副作用が少ないお薬ですが、繰り返し投与を行うことでアナフィラキシーを引き起こすことがあるため、注意が必要です。, (予防として、投与15-30分前に抗ヒスタミン剤を前処置として投与することがあります) 猫の場合は、猫白血病ウイルス(FeLV)に感染していると高い確率でリンパ腫を発症します。 特に若い猫が発症するリンパ腫の原因は、猫白血病ウイルス感染が濃厚です。 ただし猫白血病ウイスルを持っているからといって必ず発症するわけではありません。 経口投与、若しくは静脈投与するお薬です。 ぜひ免疫対策を積極的に行ってください。, 当研究室ではさまざまな治療の「いいとこ取り」に可能性があると考えております。 抗がん剤一本槍では明らかに力不足です。それを補完する治療を組み合わせていくことが大切だと思います。, 抗癌剤について、十分な情報を知っていただきたいと思います。是非以下の記事もご覧ください。, 抗癌剤治療を受ければ、ほぼ間違いなく副作用があります。 抗がん剤は投与の限界量が決まっているものとそうでないものがある そうで、. ディアペット店長の愛猫「もふ」・6歳。腎臓のリンパ腫のため、余命数か月と宣告されました。闘病の様子や日々思うこと、終活やペットロスのことなど・・・矛盾や葛藤も、素直な気持ちでつづります。どうか温かい目で見守ってください^^, この1週間は調子がすごく良く、食欲も投与翌日は落ちてきた感じがしましたが、その後は回復。おなかを見せて寝るくらいリラックスして過ごしていました^^, いつもだとちょうど1週間で副作用のピーク=具合が悪くなるのですが、今回はそれもなく。, 血液検査の結果は優秀!白血球値は若干落ちてはいますが、正常の範囲内。これなら身体も楽なはず^^, 腫瘍が拡大してしまっていたら・・・と思いましたが、塊もすっかり消えてなくなりました!, 以前投与を見送った1時間の点滴で入れていく「ドキソルビシン」は、量が決まっているから打ち続けることはできないのだとか。, それに対して今回で数回目になる「ビンクリスチン」は、特にその決まりはないのだそう!, 月に1回、ビンクリスチンを打つことで腫瘍を抑えられるなら、こんなに嬉しいことはありません!!, とはいえ、いつか効かなくなる可能性はあるので、これさえあれば万々歳、というわけにはいきませんが、今のところは「ビンクリスチン」頼みが続きそうです^^, 【抗がん剤10回目投与・8日後】投与1週間後、やっぱりビンクリスチンは・・・ | 前向き!猫の腎臓リンパ腫・もふもふ闘病&終活日記. 腎障害を持つ猫の場合、ドキソルビシンの代わりにミトキサントロンが使われます。, 製品名:ロイナーゼ 今日入れる「ビンクリスチン」は1クールで2度、入れることになります。 前回は副作用もなく頑張ってくれたので、今回も穏やかでいてほしいのですが、 抗がん剤は回数を入れると耐性ができてしまうので、初回よりも注意が必要です。 ステロイド剤を摂取したときに生じうる重大な副作用である猫の糖尿病についても詳しく書かれています(9~17頁,30~31頁)。 糖尿病という副作用が心配な方や、高齢猫に多いと言われる 甲状腺機能亢進症 (38~40頁)などの内分泌疾患について関心のある方には得るところが多いと思います。 また抗癌剤治療中は肝機能低下のリスクもありますのでコルディと合わせて国産SPF豚由来プラセンタキス末を併用し肝機能のケアを行う事でQOL(生活の質)改善が期待できるのか研究を行っております。, ご不明な点がございましたら、お問合せ下さい。 抗腫瘍薬として. それぞれの抗がん剤をどのように投与していくかは、過去の臨床試験で記された治療計画書に基づきます。その文書はプロトコールと呼ばれ、犬の悪性リンパ腫の治療では多用されます。 静脈投与するお薬です。 副作用. ※免疫調整機能が期待できる特定種の冬虫夏草の菌、コルディの人への応用も研究しております。, 代替療法と西洋医学、両方の動物病院での勤務経験と多数のコルディの臨床経験をもつ。 モノリス在籍時には、一般的な動物医療(西洋医学)だけでは対応が困難な症例に対して多くの相談を受け、免疫の大切さを痛烈に実感する。ペットたちの健康維持・改善のためには薬に頼った対処療法だけではなく、「普段の生活環境や食事を見直し、自宅でさまざまなケアを取り入れることで免疫力を維持し、病気にならない体づくりを目指していくことが大切である」という考えを提唱し普及活動に従事している。, ※猫はドキソルビシンが腎毒性を引き起こすことがあるため、使用の際は注意が必要です。腎機能障害を持っている猫の場合には、使用禁忌とされています。, 抗がん剤治療の副作用によるダメージを軽減させるには、ご愛犬の体力、免疫力の維持が必要不可欠です。, 全25週のプロトコールとなるため、副作用等により途中で中止せざるを得ない場合もあります。, 重篤な副作用がでているにもかかわらず、プロトコールを終えることに焦点をあててしまうことで、命を落としてしまうケースもあります。, ※ドキソルビシンは、コリーやシェットランド・シープドック(シェルティー)、猫で重篤な毒性が発現するため、使用には注意が必要です。. 経口投与するお薬です。 犬:0.5-0.75mg/m2, i.v. 半日入院して「ビンクリスチン」と点滴を入れてもらいました。 夜、お迎えに行くと、猫さん、いつものようにちょっとハイテンション。 食べているとはいえ、やはり量が足りておらず、栄養状態が良くない猫さんのために、 アメリカで最もよく使用されている抗がん剤の1つで、細胞内でシタラビン三リン酸塩というピリミジン類似体に変換されることで、腫瘍細胞のDNA合成を抑制し、増殖を抑える作用があります。 血管周囲に漏れ出た場合、重度の皮膚壊死を起こします。, 製品名:クロケラン、ロイケラン、リューケラン ビンクリスチン 32.9% (23/70) シクロホスファミド! P:プレドニゾロン, COPプロトコールにドキソルビシン(H:ハイドロキシダウノルビシン)を追加したプロトコールです。 プロトコールについて 犬の悪性リンパ腫で使われる抗がん剤はもともと人用です。抗がん剤の組み合わせ方も人の治療に準じています。 それぞれの抗がん剤をどのように投与していくかは、過去の臨床試験で記された治療計画書に基づきます。その文書はプロ 多中心型リンパ腫では60-70%で寛解、生存期間中央値は約半年です。, C:シクロホスファミド 以前投与を見送った1時間の点滴で入れていく 「ドキソルビシン」 は、量が決まっているから打ち続けることはできないのだとか。. Copyright © CyberAgent, Inc. All Rights Reserved. もしかすると飼い主様も耳にすることがあるかもしれません。似たニュアンスの言葉にレジメンがあります。レジメンは現場での具体的な治療計画を指します。 複数の抗がん剤を組み合わせるプロトコールには、有名な「CHOPプロトコール」「COPプロトコール」「ウィスコンシン-マジソン・プロトコール(UW-M)」などがあります。, 犬のリンパ腫や猫のリンパ腫に対する抗がん剤治療は、組み合わせや使用量・順番がマニュアル化されており、これをプロトコールと呼んでいます。, CHOPプロトコールが確立される前に広く用いられていた、基本的な多剤併用療法です。 血管周囲に漏れ出た場合、重大な皮膚炎を引き起こします。, 製品名:アドリアシン、ドキソルビシン 血管周囲に漏れ出た場合、重度の皮膚壊死を起こし、治癒しないケースもあります。, ※ドキソルビシンは、コリーやシェットランド・シープドック(シェルティー)、猫で重篤な毒性が発現するため、使用には注意が必要です。 「その日」がくるまで生きようず!文:miyakonokaori (本記事は2013年に執筆されたものです), うちの猫さんのプロトコール・1クール目は、3種類の抗がん剤を種類を替えて、毎週火曜日に入れることになっています。, 今日入れる「ビンクリスチン」は1クールで2度、入れることになります。前回は副作用もなく頑張ってくれたので、今回も穏やかでいてほしいのですが、抗がん剤は回数を入れると耐性ができてしまうので、初回よりも注意が必要です。, 前回より白血球もリンパ球も減ってくれないのは、悲しい…。副作用がないということは、抗がん剤も効いていないんだろうか。, あと、やはり食べる量が少ないので、体重も減ってしまった。現在2.48キロ。2.5キロは割りたくなかったなぁー…, ただ、ヘマトクリット(赤血球率)が、前回より2%上がっているのは嬉しかったです。ううむ、やはりペットチニックが良いんだな。先生も「ペットチニックはこれからも飲ませ続けてください」と太鼓判のサプリ。これからもよろしくお願いしますよー。, この日も、朝イチに病院へ行って、猫さんを預け、半日じっくりと点滴してもらって、夜にお迎え。, 抗がん剤はゆっくり入れると副作用も少なくすむと聞いたことがありますが、この病院はまさにその方針で、時間をたっぷりかけてくれるので、猫がこれまで穏やかでいられているのは、そのおかげかもしれません。, お迎えのとき、「これまで穏やかでいてくれているんですが、食べないので体力がいつまでもってくれるのか心配。体重をどうやって増やしたらいいのか…」と、弱音を吐いたら、先生はいくつか高栄養カリカリのサンプルをくださいました。ありがたやー♪, うちの猫さんはカリカリが大好きで、袋から開けたばかりのものは、たいてい喜んで食べてくれるので、これも期待できそう。, 帰宅して、早速与えてみたところ、嬉しそうにカリカリ音を立てて数粒食べました。「あられ、おいしいねー、おいしいねー」とテンションをあげて声をかけると、さらにもう数粒。カリッカリッ……, 飼主と猫の絆をテーマにしたサイトです。コラムとエッセイ、闘病期などを掲載します。なかなか語られない、保護活動の実態や、現場の話などについてもお伝えしていきます。 経口投与するお薬です。 経口投与、若しくは静脈投与するお薬です。 DNAに結合してRNAの合成を抑制し、がん細胞の増殖を阻止する作用があり、腫瘍細胞内に留まりやすい性質があります。 たとえ癌が小さくなったとしても副作用でぐったりしてしまっては、犬や猫の生活の質が保てているとは言えません。, コルディ研究室ではコルディを投与することで免疫力が高まり副作用が軽減するか、副作用のダメージから早く回復できるのか研究を進めています。