尿蛋白/クレアチニン比(upc) 判定: 0.2未満: 非蛋白尿: 猫:0.2~0.4犬:0.2~0.5: ボーダー: 猫:0.4以上犬:0.5以上: 蛋白尿 オークどうぶつ病院けやき 副院長の前谷です。 今日は新しい尿検査機器 『ポケットケム(アークレイ社製)』 のご紹介をします。 理想としてはUPCを測定するべき ... IvetRecord July27, 110-111. 尿試験紙は用いず、屈折計で評価をするべき PUPDの犬ではUSGは一般的に1.03以下となるが、溶質の存在で高値になることもある ... 尿検査 … 尿蛋白/クレアチニン比(upc) 判定: 0.2未満: 非蛋白尿: 猫:0.2~0.4犬:0.2~0.5: ボーダー: 猫:0.4以上犬:0.5以上: 蛋白尿 本研究では、upc<0.5を示した場合、蛋白尿の寛解 と判断した。tel単独群の5頭で、蛋白尿の寛解が認 められた。これらの症例のblおよび寛解時のupc、寛 解までの日数および食事内容を表2に示した。症例no1 および3はtelとともに食事療法を開始し、症例no4 尿検査はスクリーニングとして重要な役割を果たしますが、治療法選択の一助ともなります。尿タンパクの評価の指標である、upcをモニタリングしていくことで、薬物療法への展開だけでなく、慢性腎 … 犬のUPC測定についてお願い致します。 腎機能を見るのにUPC測定というものがあるそうなのですが病院での健康診断時の尿検査の表にはUPCという欄が見当たらなく…AC比というものはあります。こ … 診断は事前予約が必要な場合が多い, 絶食する必要があるのか事前に動物病院に確認, 検査当日に便や尿を持参する必要があるのか確認, メールマガジンの登録・解除はこちら. ALL RIGHT RESERVED. 本研究では、upc<0.5を示した場合、蛋白尿の寛解 と判断した。tel単独群の5頭で、蛋白尿の寛解が認 められた。これらの症例のblおよび寛解時のupc、寛 解までの日数および食事内容を表2に示した。症 … ©Copyright2020 動物の医療と健康を考える情報サイト.All Rights Reserved. 動物病院で尿検査を行った際に、その結果を理解するための手助けとなるように記事を作成しました。愛犬の尿検査の結果を片手にご覧ください。, 尿検査は泌尿器系疾患だけでなく、全身性疾患の検査としても重要な検査です。尿の採取法には、自然排尿、カテーテル尿、膀胱穿刺尿があります。自然排尿での検査が行われる事が多いですが、細胞成分や細菌の混入を考えると、カテーテル尿や膀胱穿刺尿の方が良いとされています。, 尿は、採尿後冷蔵すれば6時間までは検査可能であるとされています。しかし、冷却することによる、結晶析出の可能性が考えられます。, 黄色の濃さは尿の濃縮に関連しています。例えば、脱水があれば尿は濃くなり、多飲多尿の場合などでは色が薄く(透明)なります。, 赤色尿は出血または溶血(またはミオグロビン尿)を示唆しています。出血の場合には、溶血に比べて尿が濁ってみえます。ビリルビンは増加すると、若干緑色を帯びるようになります。, 尿比重は動物の水和状態、腎臓の尿の濃縮能あるいは希釈能を判定するのに重要な項目です。, 犬では1.030以上が、正常な濃縮を示す尿比重です。しかし、1.050以上は異常な高値であり、脱水などが考えられます。, 比重1.008~1.012は、等張尿と呼ばれます。これは、慢性腎不全に特徴的な尿比重です。このような低値に至らないまでも、正常な濃縮を示す値(1.030)からいつも低下しているようなら、腎臓病を疑う必要があります。, また、1.007以下の低比重尿の場合には、腎臓は希釈という機能を果たしていると解釈されます。, 試験紙を用いて判断時間を守り、比色表で比色判定を行います。着色尿では試験部分が着色され、偽陽性(実際には陰性だが検査では陽性)として判断されることがあるので注意が必要です。, 高蛋白の穀物、または動物性蛋白を食べている動物の尿は酸性です。また、病的に酸性が高まる原因としては、アシドーシス、飢餓、発熱などがあります。その他生理的なものとして持続的な筋運動、医原性のものとして酸性塩(塩化アンモニウム、塩化カルシウム)の投与などがあります。, アルカリ尿の原因としては、植物成分を多く摂取している場合、尿道閉塞時の膀胱貯留尿、細菌性膀胱炎(尿素の分解でアンモニアが産生されるため)、アルカローシス、医原性のものとしてアルカリ塩(乳酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム)の投与などがあります。, なお、尿のアルカリ化はストルバイト結石の原因となるため、尿を酸性に保つ食事療法を開始する事が推奨されます。, 陰性が正常ですが、1.050以上の濃縮尿では1+(30mg/dl)がみられても、必ずしも異常ではないです。, タンパク尿の原因としては、糸球体からのアルブミンの漏出や尿細管での再吸収異常などの腎臓病、そして細菌の尿路感染などが疑われます。, 陽性反応は赤血球、ヘモグロビン、ミオグロビンのいずれかの存在を示唆しています。ヘモグロビンは、赤血球細胞質の主要な構成物質であり、肺から全身へ酸素を運搬する役割を担っているタンパク質で、ミオグロビンは、筋肉中にあって酸素分子を代謝に必要な時まで貯蔵する色素タンパク質です。, つまり尿潜血の陽性反応の原因には、尿路系の出血、溶血性疾患、筋肉疾患の存在が考えられます。, また遠心分離後の尿で再検査を行って、陰性であれば尿路系の出血にによる赤血球を、再検査でも陽性であれば、溶血性疾患によるヘモグロビンないし筋肉疾患によるミオグロビンを示唆します。, 陰性または尿比重が1.020以上の場合には、ビリルビンが1+検出されても正常です。, ビリルビンが検出された場合には、肝胆道化系疾患が示唆されます。臨床症状で黄疸がみられる前にビリルビン尿がみられるので、肝臓の精査が推奨されます。, また、溶血性疾患に伴うヘモグロビン血症の場合にも、ビリルビン尿がみられる事があります。, 尿糖の検出は、高血糖あるいは腎尿細管の再吸収異常を示唆するものです。尿糖がみられた場合には、必ず血糖値を確認します。なお尿路系の出血でも、尿中に糖が検出されるので注意が必要です。, ケトン尿は、エネルギー源として脂肪酸を過剰に参加している異常な状態を示しており、糖尿病、飢餓、絶食が原因となります。, 腎臓の尿細管で起こっている変化を表しています。硝子円柱、顆粒円柱、蝋様円柱、上皮細胞円柱、脂肪円柱、赤血球円柱、白血球円柱などの種類があります。, アルカリ性尿では、リン酸アンモニウムマグネシウム(ストルバイト)、尿酸アンモニウム、リン酸カルシウム・リン酸塩などが検出されます。, 代謝性疾患に関連した結晶として、シスチン、チロシン、ロイシン、コレステロールなどがあります。, 上皮細胞や悪性細胞が検出される事があります。上皮細胞は、当該部位での障害を示唆し、また、細胞に悪性所見が認められれば、尿路系の腫瘍が疑われます。, 検査結果が正常値を外れている場合でも、必ずしも病気とは限りません。病気は、尿検査のみならず身体検査や他の検査も行って診断していきます。状況により、経過観察を行ったりさらに詳しい検査を行うことがあります。, 尿検査の異常では追加検査として、血液検査、レントゲン検査や超音波検査などの画像検査、尿蛋白/クレアチニン比などを行います。, 血液検査の結果で心配な事がある時には、動物病院で獣医さんに遠慮なく質問してみましょう。, 正常値は、機械や検査会社ごとによって異なりますので、尿検査に記載されているデータを参照してください。, 検査結果が正常値を外れている場合でも、病気とは限らないので、担当の獣医さんに良く話を聞くようにしましょう。. 11. 尿検査は、体のさまざまな情報を教えてくれるだけでなく、治療法の選択にも重要な役割を担っています。その中でも尿タンパク濃度は、正確な評価方法を知ることで泌尿器疾患の診断治療に非常に役立つ検査項目です。, 特に慢性腎臓病では尿タンパクの有無やその程度によって、使える治療薬や予後が大きく変わってくることが最近わかってきています。尿タンパクの正しい評価方法を学びなおして、よりよい治療ができるようにしておきましょう。, 尿タンパクは膀胱内(排尿後)の尿の中に含まれる蛋白質です。尿タンパクにはアルブミンやβ2ミクログロブリンなど、いくつかのタンパク質が含まれることが分かっています。, 尿タンパクを考えるうえで、どこから尿に蛋白質が出てきたのかを知っておく必要があります。尿タンパクの由来は、大きく以下のように分かれます。, 腎臓病の診断・治療のためには、腎前性(血液中の異常なタンパク)や腎後性(膀胱や尿道からのタンパク)を除外する必要があります。血液検査や超音波検査、その他の尿検査項目の結果によって、腎性の尿タンパクか、それ以外の要因の尿タンパクかを鑑別してください。, 腎臓以外からのタンパク尿が否定された場合、尿中の蛋白質の由来は糸球体か尿細管かということになります。一般的に、尿細管由来の蛋白質の場合、その絶対量は少ないと考えられており、異常な量の尿タンパクは糸球体由来であると言われています。, 尿タンパクを測定する方法は、尿中の蛋白質の濃度を調べる方法と、尿の蛋白質濃度をクレアチニンで割った尿タンパククレアチニン比(UPC)があります。, 尿試験紙では、尿タンパクのおおよその濃度を「-」から「3+」として尿タンパクを評価します。尿中蛋白質濃度は、尿の濃さに影響されるため、濃い尿が出ていればある程度の尿タンパクは正常でも検出されます。一方で、薄い尿であればわずかなタンパク尿でも異常となります。, そのため、尿タンパクが有意なものなのかを調べるためには必ずUPCをチェックする必要があります。UPCは尿タンパク濃度をクレアチニン濃度で割ったものであり、尿の濃い薄いに関わらず尿に漏れたタンパク質が有意なものかどうかの判定に必要な検査です。, イヌ・ネコともUPCは0.2未満が正常であり、0.4以上では有意なタンパク尿だと考えられています。腎臓以外からのタンパク尿が否定できれば、有意なタンパク尿は糸球体からの漏出であると考えられ、投薬治療の対象となります。特に尿が薄くなる慢性腎臓病の動物では、尿試験紙の結果のみで有意なタンパク尿を検出することができないため、必ずUPCを測るようにしましょう。, 近年、尿タンパクをターゲットとした慢性腎臓病薬がいくつか販売されています。その適応を知るためには、尿タンパクが出る場所や尿タンパクの意味を正しく解釈する必要があります。, 正確な尿タンパクの把握のためにも、日頃からUPCを測定する癖をつけておくといいかもしれませんね。, 会員ページにて、院内迅速尿検査装置に関する文献や尿検査に関する講演内容の記事をアップしています!ぜぎご覧ください!!会員ページ. 尿検査(尿タンパククレアチニン比:upcの測定) 2016/05/10. 尿検査でたんぱくがでていたら、、血液検査でBUNが高いですね、、、っていわれてたら、まずは、 腎臓が悪いかどうかを検査したほうがいいですね。 ... 0.4-1.0 BUN正常だったら、 注意深いモニタリングUPCが1.0以上でBUNは正常 原因検査、治療開始UPC … 理想としてはUPCを測定するべき ... IvetRecord July27, 110-111. 尿検査は、オシッコの検査で、 特に腎泌尿器(腎臓、尿管、膀胱、尿路)の状態を調べるために欠かせない検査の1つです。 腎泌尿器の病気を診断して正しい治療方針を決定するために行われます。尿検査 … 継続する。upc が犬で2.0を超えれば基礎疾患の如何 に関わらず蛋白尿を低下させる標準療法を開始する。 その症例が窒素血症を持っている場合,つまりckd の ステージ2以降の場合,upc が犬で0.5未満であれば 基礎疾患の徹底的な検索とともに定期的にupc を測定 © 2020 OAK ANIMAL HOSPITAL. 犬の平均寿命も延び、健康に対する意識が高まっています。注目される犬の健康診断やドッグドックについて、知っておきたい検査内容や費用、そして受けるべきタイミングなどを詳しくご紹 … 11. 動物病院で尿検査を行った際に、その結果を理解するための手助けとなるように記事を作成しました。愛犬の尿検査の結果を片手にご覧ください。ただし、以下の点にご注意ください。 正常値は、機械や検査会社ごとによって異なりますので、尿検査 … 尿検査はスクリーニングとして重要な役割を果たしますが、治療法選択の一助ともなります。尿タンパクの評価の指標である、upcをモニタリングしていくことで、薬物療法への展開だけでなく、慢性腎臓病の予後改善にも影響を与える可能性があります。 犬猫も高齢化に伴い、慢性腎臓病(CKD、以前は慢性腎不全と呼んでいた)が増加傾向です。, 慢性腎臓病CKDは、様々な腎疾患により、腎臓の障害が慢性的に進行していく病態です。, 一度進行した腎臓の障害は元に戻すことはできず、残った腎臓の機能をいかに温存するかが治療のカギとなります。, 慢性腎臓病CKDの治療には、食事中のリンやナトリウム、タンパクを制限する食事療法や、脱水を改善する点滴療法などがあります。, 最近では、尿中のタンパク漏出により、腎臓病の動物の予後が悪化することが示されています。, そのため、慢性腎臓病CKDと診断された犬猫において、腎臓の糸球体という部位からのタンパク漏出を防ぐ新しい薬も登場してきました。, そのため、検査によりタンパク尿を認めた動物に対しては、アンギオテンシン変換酵素阻害剤(ACE阻害剤)や、アンギオテンシン受容体阻害薬(ARB)という種類の薬を投与することをお勧めしています。, 当院では、これまで外注検査で尿タンパク漏出を検査しておりましたが、院内で尿タンパククレアチニン比(UPC)を検査可能な機器を導入いたしました。, 採尿をしてから約1分間で尿タンパクの数値が計測できるようになりましたので、慢性腎臓病CKDの犬猫において、上記のお薬を投薬すべきかの判断が迅速に可能になります。, 左は正常な猫ちゃんの検査結果です。右は尿タンパ漏出を認めた猫ちゃんの検査結果です。, しかし、猫の慢性腎臓病CKDでは、タンパク漏出は起こりくいと考えられるため、尿タンパク/クレアチニン比(UPC)が0.2以上の症例では上記の投薬を行うことが推奨されています。, 早期にタンパク尿を診断し、治療を開始することで腎臓病の悪化を防ぐことが可能となりますので、腎臓病CKDと診断された犬猫ちゃんは、尿検査(尿タンパクの検査)もご検討ください。. 尿検査のポイント. 尿検査のポイント.