Copyright© 日本人10人に1人が糖尿病だと言われています。未治療の人がいるため正確な人数はもっと多いと言われています。, インスリンの分泌量が少ない、分泌がない、インスリンが十分に働かないなどにより血液中の糖が増える病気です。, β細胞が破壊されるとインスリンを作ることができなくなり血液中の糖を細胞に取り込むことができなくなります。, 体質「遺伝」や食生活の乱れ、運動不足などによりインスリンの分泌量減少やインスリンの効果低下などにより発症します。, インスリンは作れるが分泌量が少なくなったりインスリンの効果が弱くなるのが2型糖尿病か〜, 正常値:80〜100mg/dl未満糖尿病境界値:100〜126mg/dl未満糖尿病:126mg/dl以上, 2時間後の血糖値正常値:140mg/dl未満糖尿病境界値:140~200mg/dl未満糖尿病:200mg/dl以上, 糖尿病により糖を細胞に取り込めず分解してエネルギーにすることができないため脂肪を分解してケトン体を作ります。, 初期症状として強いのどの渇きや頻尿、体重減少、吐き気、嘔吐、疲労、腹痛などがあります。, 呼吸は深く速くなる傾向があり吐く息はマニキュアの除光液のようなフルーツ臭がします。, 通常はインスリンにより血液中の糖は使われて多くなりすぎることはないけど糖尿病の場合は血液中の糖を使えないために糖が多くなりすぎるのだ, 糖尿病以外に高齢者や感染症、嘔吐、下痢、ストレス、脳梗塞、心筋梗塞、ストロイド薬、利尿薬、クッシング症候群、バセドウ病などでも発症するリスクがあります。, 糸球体にある毛細血管の網目が破れる、詰まるなどにより老廃物がろ過することができなくなった状態です。, 網膜の毛細血管が瘤のようなる、毛細血管から血液が漏れて血液中のたんぱく質や脂質の成分が網膜に沈着、詰まった血管から新しい血管が作られ出血「新しい血管は破れやすい」するなどにより網膜症となります。, 高血糖が長期間続くと体内に余分なブドウ糖があるため細胞の活動メカニズムが狂います。, 細胞の活動メカニズムが狂うことで神経細胞の中にソルビトールという物質が蓄積され「ポリオール代謝異常」神経が障害されます。, 酸素や栄養が行き渡らなくなることでも神経は障害されますが詳しい原因はまだはっきり解明されていません。, 動脈硬化などにより動脈が詰まることで血液に含まれる栄養や酸素などが脳細胞に行き渡らなくなり壊死する状態です。, 動脈硬化などにより冠動脈が詰まることで血液に含まれる栄養や酸素などが心臓の細胞に行き渡らなくなり壊死する状態です。, 病気の進行により歩けなくなる、じっとしていても足が痛い、潰瘍、壊死などがあります。, 高血糖により細菌感染を起こしやすいため歯と歯茎の間に細菌感染が起こりやすくなります。, ・疲労感・皮膚乾燥・体重減少・手足の感覚低下・手足の痛み「チクチク」・頻尿・多尿・多汗・目のかすみ・ED・空腹感・喉の渇き・易感染症・傷が治りにくい・意識障害, エネルギー「kcal」の摂りすぎは膵臓に負担がかかるため1日のエネルギー「kcal」を適正量摂ります。, 「1日適正kcal量」は目標摂取量であるため体重の多い人は達成できるkcalを設定します。, 安静臥床:20kcal室内起居:25kcal軽労働:30kcal中労働:35kcal重労働:40kcal, 中労働:「農繁期の農業従事者」「操業中の船員」「山林業」「機械化されていない工場の工員」など, 食後の運動は血糖上昇を抑制し血糖コントロールを図り継続的に行うことでインスリン抵抗性が改善します。, ・ウォーキング・ジョギング・ラジオ体操・自転車運動・水泳・スクワット・ふくらはぎのトレーニング, ・エレベーターやエスカレーターを使わず階段を使う・万歩計を用いて1日8,000歩以上歩く・帰り道回り道をして10分余分に歩く, 2型糖尿病の方は食事療法や運動療法、経口血糖降下薬でコントロールが難しい場合にインスリン療法をします。, ・発現時間:10〜20分・最大作用時間:30分〜3時間・持続時間:3〜5時間・食直前の投与, ・発現時間:30分〜1時間・最大作用時間:1時間〜3時間・持続時間:5〜8時間・食前の投与, ・発現時間:1〜3時間・最大作用時間:4〜12時間・持続時間:18〜24時間・持続化剤として硫酸プロタミンを添加したもの, ・発現時間:1〜2時間・最大作用時間:3〜14時間・持続時間:24〜42時間・不足している基礎インスリン分泌を補充, ・発現時間:10〜30分・最大作用時間:30分〜12時間・持続時間:18〜24時間・超速攻型や速攻型と中間型を混合したもの, ・発現時間:10〜20分・最大作用時間:1〜3時間・持続時間:42時間以上・超速攻型と持効型溶解を混合したもの, 糖と一緒に排泄する尿の量が増えるため身体中の水分を使い脱水状態になりやすくなります。, 水分の過剰摂取により低ナトリウム血症や痙攣、重症では死亡となるとても危険な病気です。, これを超える勢いで水分を摂取すると細胞が膨化し水分のよる希釈で低ナトリウム血症となり水中毒となります。, インスリンの働きを妨げる作用もあるため糖のコントロールが難しく禁煙する必要性を指導します。, 血糖コントロールや神経障害の程度により飲酒が可能な場合がありますが主治医に確認をします。, 神経障害により「痛みが鈍感になる」網膜症により視力が低下し「傷や病変が見えない」などにより足の変化に気づかないことがあります。, 抵抗力も弱まり感染しやすいため足の病変をそのまま放置すると「潰瘍」「壊疽」などにより重症例では足の切断をすることもあります。, 石けんを使い泡立てて柔らかいタオルやスポンジで優しく洗い指の間を洗い忘れないようにします。, 糖尿病になると生活習慣の見直しや食事制限など規則正しく生活を送らないと症状が悪化するリスクが高くなります。, 糖尿病を理解して自分を律する必要があるため糖尿病についてのリスクや治療上の注意点を指導します。, 特に認知症など理解力の低下がある方が糖尿病になると規則正しく生活することが困難となるため細かい観察が必要になります。, 血糖値が70mg/dl以下になっても症状が出現しなかったり70mg/dl以下にならなくても血糖が急激に下がることで症状が出現することがあります。, ・頭痛・めまい・目のかすみ・集中力低下・あくび・眠気・疲労感・動作緩慢・意識障害・異常行動・けいれん・昏睡, ・体温・脈拍・血圧・呼吸・足の状態・歩行状態・疲労感・皮膚の乾燥・手足の感覚低下・手足の痛み「チクチク」・目のかすみ・傷が治る早さ・意識障害・血液データ・口臭「フルーツ臭」, ・食事摂取量・水分摂取量・補食の有無・喫煙の有無・飲酒の有無・睡眠状況・活動と休息のバランス, ・治療方法の効果・診察や検査結果からの変化・治療や検査など患者「家族」の思い・治療に対する意欲・薬剤による副作用, 自分でできる方であれば日常生活の援助はあまり必要ありませんが清潔の保持など病識や意欲がなくできない方に援助をしていきます。, ・食事療法・運動療法・薬物療法・病識の獲得・禁煙・断酒・規則正しい生活習慣・退院後の生活・低血糖の症状と対処・感染予防対策の方法, ・合併症の予防や早期発見できる観察・実践可能な立案・個別性な立案・生活習慣に合わせた指導内容・薬剤の副作用に合わせた指導内容・原因となる因子の排除に向けた計画内容・自立に向けた援助や指導内容・退院後の生活における社会資源の活用, 趣味 :アニメ鑑賞、ギター演奏、ゲーム 職業 :看護師 職業歴:営業職、管理職、医療事務職などの経験を得て准看護師となる。, お酒を飲むと酔っ払いますね。酔った感じが心地よかったり飲み過ぎて気持ち悪かったり身体の中ではどうなっているのでしょうか。, 【バイタルサイン】見やすい!VS一覧。肥満度指数。水分摂取量。排泄量。瞳孔。正常値や異常値。, バイタルサインの正常値や異常値。と言っても項目がたくさん…私が学生の頃、「全てまとめてあればっ!!」て思っていたので一覧にしました。, 【口腔ケア】虫歯予防だけじゃない!口腔ケアの重要性を理解してひとつ上の看護をめざす!, 看護の現場では口腔ケアはとても重要な援助になります。なぜ口腔ケアが重要なのでしょうか。, 【プロテオグリカン】モニター参加で980円!「約75%OFF」美容効果!膝の痛みが改善!. 2015/12/07 ©Copyright2020 はたらきナース.All Rights Reserved. 公開日: 運動は食後1〜3時間にします。 運動量が大きくなる時は運動前のインスリンを減量する場合があります。 インスリンの量を前もって主治医と相談します。 運動の前、中、後に捕食をします。 (2)2型糖尿病. #1誤った解釈から糖尿病を軽視している 看護診断 非効果的自己健康管理 関連因子:治療計画に対する不信感がある 診断指標:治療計画を毎日の生活に組み込むことが難しいと言葉に表す。治療計画実施の障壁となるもの位を減少させるための行動がとれないと言葉に表す 2015 All Rights Reserved. 病棟で使用している看護計画を紹介します. 運動療法って何をすればいいの? 糖尿病の症状、食事、運動、検査、治療方法、合併症など幅広く解説。血糖値のコントロールをサポートするコンテンツもあります。 このページでは、2型糖尿病患者の患者の看護について、症状や看護計画について紹介しています。詳しくは、2型糖尿病患者に対する治療方法や患者の看護をする際の注意点、2型糖尿病患者の看護で求められるスキル等についてそれぞれ説明しています。 北海道 看護師 看護計画 内科, 内科を理解していく上で、糖尿病は必須と言ってよいぐらい代表的な疾患です。糖尿病は世界で約4億人に近づく、大変有名な疾患です。世界ランキングの中で日本は第6位で、約1000万人の方が糖尿病を患っています。10人に1人が糖尿病を発症している計算になります。, 当ページでは、糖尿病の患者様に関わる際の、看護問題や看護計画、看護過程について様々な情報を詳しく紹介していきますので、糖尿病の患者さんへの看護に自信がない方は特に、しっかりお読みいただき、確かな知識を得て日々の看護に活かせるようにしてください。, 膵臓から分泌されるインスリン作用の不足により、慢性的に高血糖状態を引き起こす代謝疾患を言います。, 通常、空腹時の血糖値は110mgdl以下であり、食事をして血糖値が上昇したとしても、膵臓からインスリンが分泌され、2時間後には空腹時の血糖値に戻ります。しかし、糖尿病を発症すると、食後の血糖値が上昇し、空腹時の血糖値も上昇してきてしまいます。, 1型糖尿病とは、自己免疫異常でインスリンを合成する膵臓のβ細胞が破壊されてしまい、インスリンが絶対的に足りなくなってしまい、高血糖になります。8~12歳の思春期に発症が多いと言われていますが、幼児や、最近では成人にも発症のケースもあります。日本の発症率は1万人に約1人です。, 2型糖尿病とは、糖尿病の98%以上を占め、40歳以降に起こりやすいタイプになります。インスリン分泌の低下もしくはインスリン抵抗性が見られ、糖の利用が悪くなった結果、高血糖が起こります。2型糖尿病は多因子遺伝で、家族性に起こります。日本での患者数は急激に増えています。, 糖尿病は、別名「サイレントキラー」といわれているように、自覚症状がないことが多いです。その結果、なかなか治療がうまくいかないケースはあります。代表的な治療方法は、食事療法・運動療法・薬物療法の3つで行います。, 体が処理できないような糖分や栄養の過剰摂取は、糖尿病の進行に拍車をかけてしまいます。基本的には、カロリー制限をするように医師から指導されます。通常は、1日の摂取カロリーを1600kcal以下にするように指導します。日本糖尿病学会が出している、食品交換表を利用することが効果的です。, しかし、今までの食生活の習慣がありますので、途中で挫折をすることも多いのが現状です。自分一人では難しい部分があるので、家族の協力も必要です。自覚症状が乏しいので、治すという強い気持ちを維持することが大事になります。, 運動によって、インスリンの働きが活発になり働きが良くなります。適度な運動は、予防や治療の意味でとても有効です。しかし、慣れない急激な運動は危険です。激しい運動によって、膝や足腰などを痛めてしまうことも多いようです。結果、運動をしなくなってしまうと、運動療法を始める前より身体に悪影響を与えてしまいます。, 基本的には、1日30分~1時間程度のウォーキングをお勧めします。自分の体調にあった方法が良いので、まずはウォーキングを継続して行ってもらい、慣れてくればジョギングなどの負荷をかけてもらうようにしましょう。, 食事療法や運動療法を行っても改善しない、かなりの高血糖の場合には、薬物療法が選択されます。薬の種類には大きく分けて次の3つに分類されます。, どの治療方法も糖尿病の根本治療ではないので、血糖値の上昇を抑えることが主な目的です。止めてしまうと、また高血糖になってしまうので、継続できるかがポイントとなります。, 糖尿病の自覚症状は乏しいですが、高血糖や低血糖で著しく変化している場合には、各々で症状の出現があります。, などが挙げられます。さらにケトアシドーシスになり悪化すると、意識障害を起こし改善が見られない場合は、死に至る場合もあります。, などが挙げられます。さらに悪化すると、昏睡状態となり対処をしないと死に至る場合もあります。症状が頻繁に続く場合には、早めに医療機関を受診し対処することが大事になっていきます。, 糖尿病の患者様は通常、退院後に自分でコントロールしていくための方法を会得しているかがポイントになります。インスリンの自己注射や血糖自己測定がそれにあたります。在宅に戻ってから自分でできることが目標となります。, そのため、入院中の看護問題としては「糖尿病管理に関連した血糖不安定リスク状態」と挙げることができます。, また、低血糖時の対処について知識をつけること、高血糖が続く場合には早めに医療機関に連絡し対処することなど、在宅に退院してから、知識を持って行動できるようにすることも大事になります。, そのため、「知識不足に関連した糖尿病管理」と挙げる事もできます。糖尿病を患っている患者様の、個々の理解力に沿って看護問題をあげることが大切になります。, この看護問題の目標は、血糖コントロールがつき高血糖や低血糖が起きず、意識障害である昏睡にならず、日常生活を送ることをできるが目標になります。OPとしては、, これらが挙げられます。また、個々によって食事療法・運動療法・薬物療法を取り入れていますので、食事摂取量や運動を取り入れた後の血糖値の推移、薬剤の使用量を観察します。, 次に、TPとしては、高血糖時にはインスリン投与、症状改善のための輸液管理、食事や運動、薬物療法の援助が挙げられます。, この看護問題の目標は、糖尿病に対しての疾患や治療の理解、自己管理に関する正しい知識を持ち、日常生活に取り込むことができるのが目標となります。OPとしては、, 看護過程は、基本的には看護アセスメント・看護診断・看護計画・看護介入・看護評価の5つからなります。, 看護診断や計画については、上記に記載した内容から個々にあったものを選択し作成していきます。その後、看護介入を行います。, 具体的には、食事や運動療法についての説明、インスリン自己注射と血糖自己測定などの指導を介入することが多くなると思います。介入後に評価を行い、必要あれば看護計画を修正し、再度介入する形になります。, 糖尿病の患者様が増えている現状があり、知識を深めたいと思う方も多いことと思います。患者様の教育を質、量ともに向上させる必要があります。, 日本糖尿病教育看護学会は、糖尿病教育・看護の専門家として実践に応用できる研究を推進しています。糖尿病教育に関する研究者の発表の場、または実践者の実践報告の場、情報交換の場でもあります。, 糖尿病教育の向上に貢献することを目的としている団体です。学会に参加し、知識を深めたい方は是非一度調べてみると良いでしょう。, 糖尿病認定看護師の役割は、糖尿病の発症を事前に予防すること、患者様本人と家族に対して、合併症を防ぎ健康的な生活を遅れるように支援することになります。そのため、糖尿病患者様に対しての幅広い知識と理解が求められます。, 血糖パターンマネジメントは、インスリン注射や食事、運動療法といったことだけで決まるわけではありません。心理状態や職種など、日々の生活に全て影響があります。個々の患者様に対してアセスメントし、血糖管理に向けての支援を患者様と一緒に行う能力が求められます。, フットケアは、糖尿病足病変予防のための自己管理への指導能力が求められます。単に足をケアするだけではなく、自分自身でケアをできることを支援することが重要となります。, 糖尿病ケアシステム立案は、施設や地域で必要な糖尿病一次、二次、三次予防を目指し、糖尿病ケアシステムの構築能力が求められます。特に地域における糖尿病一次予防行動は、あらゆる背景の国民全てを対象とし、糖尿病発症予防に向けての支援を行う能力が求められます。, いかがでしたでしょうか。糖尿病の看護過程を展開していくためには、基本的な患者背景や全身状態などの観察をし、看護問題や看護計画を立案していく必要があります。しかし、個々の患者様によって日常生活習慣や考え方に差がかなりあります。, 同じような指導をしても、うまく患者様に理解を得てもらえない場合や行動につながらないこともあります。患者様の日常背景を把握し、個別性のあった指導が必要となります。管理栄養士や医師といった他職種との連携や家族の協力が必須となります。, 当ページで記載した基本的な知識をつけて、日々の看護実践の場で活用していただければと思います。, 1986年生まれ。北海道札幌市出身・在住。同市内の看護学校を卒業後、北海道大学病院の内科で2年勤務。その後、同市内の個人病院で6年間勤務し、結婚・出産を機に離職。現在は育児をしながら、看護師としての経験を生かし、WEBライターとして活動中。, 「喘息は大人になったら治る」という考えが一般に広まっているため、気管支喘息は軽い病気であると, MRSAとはメチシリン耐性黄色ブドウ球菌のことで、抗生剤が効きにくく、院内感染を起こす代表格, 食道粘膜下層にある静脈が突如として破裂し、吐血や下血を伴い、多くは緊急治療を要する危険性の高, 実習中の記録をパソコンで書いている時、「褥瘡」とか「左側臥位」とかのワードが一発変換できないのに, ポリープ切除の際に施行される手術の一つ、EMR。ここでは、EMR手術の実際や術後の看護についてご, VAP(人工呼吸関連肺炎)の看護|原因や予防バンドル、ガイドライン、6つの看護ポイント. ナースのヒント|明日のヒントが見つかるWebメディア , 2型糖尿病は、生活習慣の乱れから発症する人も多く、長く続いた生活習慣を改善していくことは、患者自身や指導を行う医療者にとっても根気が必要です。, 2型糖尿病は、糖尿病患者の90%以上を占めていて、遺伝的な要因や、過食・運動不足・肥満などの生活習慣が原因でインスリンの分泌が低下したり、効きにくくなったりすることで発症します。, このページでは、2型糖尿病患者の看護について症状や看護計画について紹介していきます。, 初期の段階では血糖値は高くなりますが、自覚症状はほぼ無いまま徐々に進行していき、口渇等の糖尿病特有の自覚症状が現れてきます。, インスリンが十分に働かなくなり糖質をエネルギーとしてうまく使えず、それを補うために筋肉や脂肪が分解されてエネルギーとなるため、体重減少が起こります。, 糖尿病は、完治することは難しいですが、「初期の段階で治療を正しく行う」「血糖値を安定させることで症状の進行を抑える」等で症状を改善することができます。, を守るようにしていき、患者の年齢や肥満度、活動量などからエネルギー摂取量を決定していきます。, バランスの良い食事で適正なエネルギーを摂取できるように栄養指導をしていき、食品交換表を用いて食品のエネルギー80kcalを1単位と定めて、摂取する栄養素を配分していきます。, 食事は毎日の事であるため、なるべく持続してできるように指導することや、低血糖予防の間食や補食についての指導もとても重要です。, アルコールなど嗜好飲料については、全ての人に禁止するのではなく、指示エネルギーのうちの10%以内で許可できます。, 患者の病状や血糖のコントロール状態に応じて、運動の種類や強度、時間、頻度を決定していくため、指導内容が異なります。, 薬物療法は、一定期間食事療法と運動療法を行い、改善しなかった場合に投与を開始していきます。, 経口血糖降下薬は、様々な種類があるため薬の作用と副作用を十分理解して患者にも指導することが必要です。, 内服薬でも血糖コントロールが不十分な場合は、インスリン療法を患者の病状に合わせて行います。, 2型糖尿病患者を看護する際には、どのようなことに注意することが必要なのでしょうか。, 糖尿病は、長期に渡って生活を改善し習慣化していくことが重要で、理想の指導方法があったとしても、患者ができないような無理のある指導を行っても、患者の意欲を低下させるなど逆効果となることがあります。, そして、「病院へ受診しなくなる」「高血糖状態が持続して糖尿病が悪化する」等の可能性も考えられるため、患者の理解度やペースにあった指導を行っていくことが重要です。, 看護師が一方的に指導を行うのではなく、患者と共に考えていく事で患者の意欲も高まり、持続できる方法を見出すことができます。, 経口血糖降下薬やインスリン療法をおこなう場合、自己判断で多く服用したり注射したりすると、低血糖を引き起こすことがあり、重篤な状態になる場合も考えられます。, そのため、危険性を理解してもらうように指導することが大切で、低血糖の対処法を本人やその家族にも指導が必要です。, 2型糖尿病患者への看護をする際に求められるスキルについて、以下でご紹介していきます。, 糖尿病患者に対しては、自宅での生活を指導することが重要な役割であるため、食事・運動・薬物療法に関する知識と、患者の理解度に合わせて個別性を考えた内容を判断できるスキルが必要です。, 薬物療法に関しては、「新しい薬も多い」「薬によって作用が異なる」等のため正しい知識や新しい情報を収集していく必要もあります。, 患者の自覚症状や身体の状態や血糖値から、合併症の進行を早期に発見できる観察力とアセスメント能力も必要です。, 患者は感覚が鈍くなっている場合や視力が低下している場合、靴ずれなどで傷があっても気がつかないことが多く、知らない間に潰瘍になっていることもあります。, 糖尿病という疾患を間違った解釈をして軽視してしまう患者もおり、放置しておくと合併症が進行してしまうため、患者自身が病気をきちんと理解して向き合っていく事ができるような手助けをしていかなければなりません。, 患者の年齢や生活背景によっても関わり方は異なるため、患者の生活習慣をできるだけ情報収集し、患者の個別性を意識することが大切です。, ●岐阜県在住 ●資格:看護師、保健師、糖尿病療養指導士 ●職務経験:総合病院 ●診療科経験:消化器内科、透析室, 総合病院で3年間勤務した後、企業の健康診断の短期アルバイトを数回体験。その後は総合病院の透析センターで6年間勤務し、2人目の出産を機に退職。現在はシングルマザーとして、育児をおこないながら看護師ライターとして活動させていただいております。私の体験が、少しでも転職を考えている方々の参考になれば幸いです。, はたらきナースでは、看護師のための病院口コミサイトをOPENいたしました。まだまだ、病院やクリニックの口コミ数が足りません。是非、勤務経験のある病院の口コミ投稿をお願いいたします。, 愛知県| 静岡県| 長野県| 岐阜県 三重県| 新潟県| 富山県| 石川県 福井県| 山梨県, 広島県| 岡山県| 香川県| 徳島県 愛媛県| 高知県| 鳥取県| 島根県 山口県, 本サービスを含む看護師の口コミの内容、記事の内容は、看護師資格を保有した看護師の体験談が多く含まれております。体験談の性質上、内容によっては不確実な主観が含まれている場合がございます。ご理解の上、ご利用いただくとともに、「はたらきナース」の利用規約を確認ください。, 運営:株式会社peko 〒101-0048 東京都千代田区神田司町2-13 神田第4アメレックスビル 4F.