演奏: ケニー・バレル(g), スタンリー・タレンタイン(ts), ジャー・ホリー(b), ビル・イングリッシュ(ds), レイ・バレット(cga)  演奏: ラムゼイ・ルイス(p), エルディ・ヤング(b), レッド・ホールト(ds) 【ギター】, ケニー・バレルは、音楽性豊かで才能にあふれたジャズ・ギタリスト。「ミッドナイト・ブルー」はブルースの名曲。この演奏ではキューバの民族楽器のコンガ(打楽器)が加わっている。リラックスしたギター、艶っぽくのびのいいベース、歯切れのいいドラムが終始くつろいだ雰囲気をかもしだす楽しい演奏。, 奏者: ラムゼイ・ルイス (Ramsey Lewis) 【ギター】, JAZZギターの礎を築き上げたウェス・モンゴメリーの特徴は、ピックを使わない親指奏法とオクターブ奏法。あたたかくドライブ感のある音色によって独特の世界がくりひろげられる。ウェスは後にイージー・リスニング路線に転向しますが、この演奏はファンキーでエキサイティング。ウェスはリラックスして弾きまくり、バックのピアノ・トリオもスイング感にあふれる。, 奏者: ジム・ホール (Jim Hall) ジャズのスタンダード曲「サマータイム(Summertime)」はジャズのみならず、ソウル、ロック、クラシックとさまざまなジャンルでカバーされています。さあまざまなアーティストでさまざまに変化したサマータイムの聴き比べです。 奏者: ウェス・モンゴメリー (Wes Montgomery) 録音: 1955年9月30日, 10月17日(ニューヨーク) 【アルト・サックス】, 1940年初頭からディジー・ガレスピーと共にモダン・ジャズの起源となるビバップスタイルを推進する両輪となったチャーリー・パーカー。アルト・サックスの巨人。1945年~48年が活動の最盛期で1945年にマイルス・デイヴィスを自分のバンドに起用。1945年11月の絶頂期に録音され熱狂的な支持者も多い「ナウズ・ザ・タイム」とこの晩年の「ナウズ・ザ・タイム」。ワンホーンによる演奏、天才的なアドリブにかけてきたチャーリー・パーカーの姿がうかびあがる。, 奏者: オーネット・コールマン (Ornette Coleman) 録音: 1960年 演奏: マイルス・デイヴィス(tp), キャノンボール・アダレイ(as), ジョン・コルトレーン(ts), ビル・エヴァンス(p), ウィントン・ケリー(p), ポール・チェンバース(b), ジミー・コブ(ds) 好物はチーズ。, チェット・ベイカーってどんな人?おすすめアルバムや人気映画など現役ジャズトランペット奏者が解説, マイルス・デイヴィスってどんな人?おすすめアルバムや名曲など現役ジャズトランペット奏者が解説, Just the Two of Us – 歌詞や和訳、曲の背景、コード進行など徹底解説. 名盤: 『ジャズ・アット・マッセイ・ホール』 (Jazz at Massey Hall) Copyright © 2019 Holiday Fan All Right Reserved. 演奏: ディジー・ガレスピー(tp), チャーリー・パーカー(as), バド・パウエル(p), チャールス・ミンガス(b), マックス・ローチ(ds) 【トランペット】, チャーリー・パーカーと共にモダン・ジャズの起源となるビバップを築いたディジー・ガレスピー。このスタンダード・ナンバーもガレスピーが書いた作品。この演奏はマッセイ・ホールのライブ録音。ガレスピーとパーカーに加えて、バド・パウエルにミンガスという巨人4人の組み合わせ。当然すばらしい演奏を期待しますが、4人の演奏はまとまらない。パーカーとガレスピーは最後までライバル意識をむき出しに。パウエルは常にマイペースで。。その変のおもしろさが名盤なのでしょう。, 奏者: マイルス・デイヴィス (Miles Davis) (Miles Davis) 演奏: ルー・ソロフ(tp), ジョージ・ヤング(ts), デヴィッド・マシューズ(p),チャーネット・モフェット(b),スティーヴ・ガッド(ds) 【ピアノ】, 1950年代末から60年代、経済的な問題や人種差別の問題などから多くの黒人ジャズメンがヨーロッパへ渡りました。ケニー・ドリーも1961年にパリ、64年からデンマークのコペンハーゲンに活動の拠点を移します。この演奏では、デンマーク人ベーシスト、ペデルセンのすばらしいテクニックのベースをバックに、スイングしながら軽快に飛ばしていきます。. 演奏: ケニー・ドーハム(tp), トミー・フラナガン(p), ポール・チェンバース(b), アート・テイラー(ds) 名盤: 『ブルースエット』 (Blues-Ette) 録音: 1974年5月21, 22日(コペンハーゲン) 録音: 1959年3月, 4月(ニューヨーク) 演奏: ジョン・コルトレーン(ts), マッコイ・ターナー(p), ジミー・ギャリソン(b), エルビン・ジョーンズ(ds) とはいいつつも、、、ジャズといえば、お洒落で大人っぽくてかっこいい音楽。そんなイメージや雰囲気を少しでも味わってみませんんか?, というわけで、今回はこれからジャズを聴きたいというそんなあなたに向けて、ジャズの名曲を紹介します。, ジャズの名曲といってもたくさんあるので、自分の好みの曲から聴いていくのがおすすめです。, ジャズとは、アメリカのルイジアナ州、ニューオリンズで生まれた音楽です。ジャズという言葉の由来や、具体的にどのように生まれたのかなど、その背景は現在まではっきりしていません。, しかし、アフリカ系アメリカ人と西洋の文化が融合して生まれたという背景は一つの歴とした事実です。ニューオリンズという場所は様々な人種が混合する場所で、南北戦争の払い下げによって西洋の楽器が黒人に渡ったことでジャズが発達していったと言われています。, そして、アメリカの歴史と同時にジャズは栄え、今日のポピュラー音楽に大きな影響を与えているということから、アメリカでは日本の歌舞伎のような存在として継承されています。, ジャズとは、演奏が始まるとまず最初にその曲のテーマ(主題)のメロディーを演奏します。そのあとに、テーマで演奏される和音やビートだけを繰り返し、即興演奏が始まります。演奏の最後には、またテーマに戻ってメロディーを演奏します。, また、実際のプロの演奏では和音もビートも少しずつ変化していきます。というのも、演奏の中でプレイヤー同士が意思疎通を図って、リズムを合わせたり、曲調を変えたりと、その瞬間でしか生み出せない即興性を作り出せるからです。, もちろん、上記の流れではない例外的な構成もあります。アドリブから始まったり、逆にアドリブを演奏しなかったり、などなど, このように自由性が高いのがジャズの特徴です。特にジャズの名盤と呼ばれるアルバムでは、ジャズの演奏スタイルの土台を良く知ることができます。, 他の音楽ジャンルではあまり見受けられないですが、ジャズという音楽ジャンルで大ヒットを収めたミュージシャンがロックやラテン、クラシックなどの音楽に転向しても、多くのジャズ評論家は、ジャズとその他のジャンルをミックスさせた音楽(クロスオーバー)という解釈で、ジャズの文脈を解説される方が最近増えてきました。こうしてジャズファンの間でも、ジャズの道を通ってきたミュージシャンが演奏する音楽はジャズであるという解釈する方もいます。, こうしたことから、例えばジャズ・ミュージシャンが演奏する曲が、ヒップホップやR&B、ラテン、サルサ、クラシックといった他の音楽ジャンルでも、ジャズ・ヒップホップやクロスオーバーといった名称で、ジャズ音楽の拡張として捉えるのが、一般的となっています。, そのため、ジャズの音楽的に王道であるスイングしたビートから外れていても、ジャズと呼ばれる音楽が存在します。, また、ポピュラー音楽のアーティストと言えば、ヴォーカルやギターなどの楽器が注目されがちですが、ジャズでは、トランペットやサックスなどの金管楽器から、ピアノ、ベース、ドラムとそれぞれの楽器のメンバーが注目されます。, というのも、メンバー1人が変わることによって、音楽スタイルや即興性に大きな違いが出てくるからです。, 世界中で1000万枚を超えるセールスを記録し、今もなお売れ続けている、世界で一番売れているジャズアルバム『Kind of Blue』に収録されている代表作が「So What」です。, ジャズの帝王と呼ばれるトランペッター、マイルス・デイヴィスの代表作であり、誰もが認める名盤です。, Waltz for Debbyは、ジャズ・ピアニストのビル・エヴァンスによる代表的なアルバムであり、タイトル曲です。, 日本で一番売れたジャズ・アルバムと言われており、ヴィレッジ・ヴァンガードにてライブをしていたビル・エヴァンス・トリオの演奏が録音されています。, しかしこの11日後、ビル・エヴァンスの右腕であったベーシスト、スコット・ラファロが他界していまします。, 「Take Five」は、デイブ・ブルーベックのアルバム『Time Out』に収録されている曲です。, また、このアルバムの名前である『Time Out』とは、『変拍子ジャズ』というコンセプトで作られた作品となっています。, 「Days of Wine and Roses」は日本で「酒とバラの日々」、略して「酒バラ」と呼ばれています。, 1962年に公開された、映画「酒とバラの日々」のテーマ曲で、アカデミー歌曲賞を受賞した映画として知られています。, そんな「酒バラ」は、ジャズのスタンダード・ナンバーとしても有名で、オスカー・ピーターソン・トリオの演奏が代表的です。, My Favorite Thingsは、ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」に登場する曲として広く知られているだけでなく、ジャズ・スタンダード・ナンバーとしても有名な楽曲です。, モダンジャズの巨人と呼ばれるサックス奏者、ジョン・コルトレーンによる演奏が有名で、ソプラノ・サックスと呼ばれる楽器を用いています。, 「タッタ タラリラ タッタ~♪」というピアノの音で始まるこの曲は、「そば屋の出前の兄ちゃんまで口ずさむ」 と言われるほど、大流行しました。, この曲は、アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズというバンドによる演奏が大変有名です。, ジャズ・メッセンジャーズの代表作であり、ファンキー・ジャズのブームを巻き起こしました。, この曲は、世界中のミュージシャンによってカバーされているラテン調のジャズナンバーです。, 世界的ピアニスト、チック・コリアの代表作として知られており、アフロ・キューバンのリズムにのってアドリブ演奏が熱く爽快に繰り広げられるスピード感溢れる曲調となっています。, キャノンボール・アダレイのリーダー作品となっている『Somethin Else』に収録されている「Autumn Leaves」は「枯葉」という邦題で、多くのミュージシャンにカバーされ親しまれているジャズ・スタンダードです。, 契約上の理由で、ブルーノートから作品を発表することができなかったマイルス・ディヴィスの代わりにアダレイがリーダーとして作品を発表しますが、事実上マイルスがリーダーとなってできた作品となってます。, また、「枯葉」は、シャンソンの世界で歌われていた名曲でしたが、マイルスはその「枯葉」をジャズの世界に持ち込んだことで知られています。, デューク・エリントンのビッグバンドの演奏でレコードが発売され大ヒットした「Take the A train」は「A列車で行こう」という邦題で日本でも大ヒットしました。, 曲のタイトルとなっているA列車とは、ニューヨークの地下鉄が由来となっており、「良いジャズを楽しめるハーレムへ行くのに速く着きたいなら、 Aと書かれた急行電車に乗ればいいよ」という意味がこの曲の題名と歌詞に込められています。, ウォルト・ディズニーのアニメ映画『白雪姫』の挿入曲として、広く知られている「Someday My Prince Will Come(邦題:いつか王子様が)」は、デイヴ・ブルーベック、ビル・エヴァンス、そしてマイルス・デイヴィスをはじめとする多くのジャズ・プレイヤーによってカバーされ、ジャズ・スタンダート・ナンバーとなりました。, Giant Stepsは、ジョン・コルトレーンが発表したアルバム、タイトル曲です。, ハイテンポで音数が多く、その複雑なコード進行と瞬時に転調する構成は「コルトレーン・チェンジ(ズ)」とよばれ、数多くのミュージシャンの間で話題となり、カバーされました。, 『ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500』にて、103位にランクインしている名盤です。, 「Sing Sing Sing」は、スイング・ジャズの代表曲として、ビッグバンド、吹奏楽など、幅広い間で演奏されています。, もとは、1936年に発表された歌手、トランペット奏者のルイ・プリマによって作られ、ニューオーリンズ・ギャングによって収録された楽曲で、ベニー・グッドマン楽団の演奏は特に有名です。, A Night in Tunisia(邦題:チュニジアの夜)は、1942年にトランペット奏者のディジー・ガレスピーが、ピアニストのフランク・パパレリとの共作で作曲した楽曲です。, ラテン系のアフロ・キューバン・ジャズと呼ばれる中米リズム、独特なエキゾチックな雰囲気、華やかなメロディーが特徴的なジャズ・スタンダード・ナンバーです。, この曲はもともと、イングランド・リンカンシャー州に伝わる古い民謡「The Lincolnshire Poacher」という曲です。, ソニー・ロリンズが1956年レコーディングのアルバム『Saxophone Colossus』の中で「St. 録音: 1962年8月13日, 15日(ニューヨーク, ヴィレッジ・ゲイトでのライブ録音) 東京と大分県別府市の2拠点で生活。 YouTubeでジャズのライブを見るのって楽しいけれど、探すの大変ですよね。そこで良質な動画がたくさんある、YouTubeチャンネルをご紹介します。そこで見つけたお宝動画も。あなたのジャズライフを … 【テナー・サックス】, 『至上の愛』 は、承認、決意、追求、賛美という象徴的なタイトルを持つ4部構成による組曲のアルバム。カバラ(ユダヤ教の伝統に基づいた創造論、終末論、メシア論を伴う神秘主義思想)の書物の影響を受けて作曲したという。コルトレーンからのメッセージなのであれば、この名盤を自分の感性で感じてみたい。, 奏者: マル・ウォルドロン (Mal Waldron) また、ジャズトランペット奏者として都内のジャズクラブを中心に活動中。 録音: 1962年6月25日(バークレー, ツボでのライブ) 名盤: 『フル・ハウス』 (Full House) 録音: 1952年12月, 1953年8月(ニューヨーク) 【トランペット】, 1984年のデビュー作『マンハッタン・ジャズ・クインテット』は、日本でも大ヒットしている。この名曲の演奏においてもメンバーの高度なテクニックが見事に発揮されている。ルー・ソロフのトランペットからあふれでる力強く鋭い音は、熱気を伴いながら心に響く。, 奏者: ケニー・ドーハム (Kenny Dorham) 演奏: マル・ウォルドロン(p), ジャッキー・マクリーン(as), ジュリアン・ユーエル(b), アル・ドリアース(ds) 趣味は野球観戦と将棋とサウナ。 名盤: 『ジャズ来るべきもの』 (The Shape of Jazz to Come) 【トランペット】, モダン・ジャズの歴史的な名盤であり、モード・ジャズを代表する作品。マイルスから方向性などを書いた簡単なスケッチを渡されただけで全曲ファースト・テイクで完成したという。「ソー・ホワット」というタイトルはマイルスの口癖。チェンバースのベースとエヴァンスのピアノの静かな会話から始まり、デイヴィス、コルトレーン、アダレイのソロへ。メンバー全員の性格が見事に引き出されていく。, 奏者: ジョン・コルトレーン (John Coltrane) 【コルネット】, サックス奏者キャノンボール・アダレイの弟のナット・アダレイ。1950年代後半のファンキー・ジャズ・ブームのなかでも代表的な「ワーク・ソング」。熱気を帯びてくるファンキーな演奏ですがトランペットよりも柔らかさ、流暢な響きのある彼のコルネットが格調のある演奏を生み出していく。コルネットと弦楽器の掛け合いも楽しめる。, 奏者: ケニー・バレル (Kenny Burrell) 名盤: 『ジ・イン・クラウド』 (The In Crowd) Thomas」という名前で演奏し、最も広く知られるジャズナンバーの一つに数えられるほど、広く知られるようになりました。, 「In the Mood(イン・ザ・ムード)」は、ジョー・ガーランドが作曲したジャズの楽曲です。, 1939年にグレン・ミラー楽団の演奏によりヒットしたことでも知られ、グレン・ミラー楽団の代表曲ともなっています。, また、「In the Mood」は直訳すると、「何かが欲しい気分だ、何かをしたい気分だ」という意味になります。, ハリウッド美人女優のラナ・ターナ主演1947年のメロドラマ大作『大地は怒る(On Green Dolphin Street)』のテーマ曲で、この映画はアカデミー賞を受賞しています。, マイルス・デイビスがとりあげてからジャズのスタンダード・ナンバーとして、広く知られるようになり、多くのミュージシャンがカバーしているほか、セッションで演奏される曲としても人気を博しています。, 「Fly Me to the Moon(邦題:私を月に連れて行って)」は、1954年、作詞家・作曲家のバート・ハワードによって作られた楽曲です。, フランク・シナトラがカバーしたものが大ヒットし、多くのミュージシャンにカバーされるようになりました。, というのも、当時、アポロ計画が進んでいたアメリカの時代を象徴するテーマソングのような扱いがヒットにつながったと言われています。, ジャズ・ピアニスト、ナット・キング・コールによる大ヒット作品「L-O-V-E」は、1964年に録音され、瞬く間に広く知られるようになったジャズのスタンダードナンバーです。, 当時、末期ガンを患っていたコールは、世界中の人々に届くようにと、英語をはじめ、フランス語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、日本語の6カ国語のバージョンで録音しました。, What a Wonderful World(邦題:この素晴らしき世界)は、ルイ・アームストロングの楽曲として知られていますが、ボブ・シールが作詞作曲しました。, ボブは、ベトナム戦争を嘆き、世界が平和になることを願って、この曲を作ったと言います。この曲は、全英チャートで1位を記録し、世界中で大ヒットしました。, 「But Not For Me」は、1930年のミュージカル『Girl Crazy』のために作られた曲で、アイラ・ガーシュウィンとジョージ・ガーシュウィンの兄弟で作られた作品です。, 多くのミュージシャンがカバーし、ジャズのスタンダード・ナンバーとして広く知られていますが、中でもチェット・ベイカーの録音は有名です。, ジャズをこれから聴く上で、これだけはおすすめしたいジャズの名曲を20曲紹介しました。もし、この記事がお役に立てたら嬉しいです。.