東アフリカのルワンダは、世界でもっとも貧しい国のひとつながら、女性の社会進出が進んでいると言われる。, 世界経済フォーラムが毎年公表している「世界ジェンダー・ギャップ指数」(男女格差指数)の2020年版ランキングでは、世界で格差が少ない国上位9位に入った。, ランキング対象の151カ国中121位の日本から見ると、ルワンダはかなり女性の社会進出が進んでいるように映る。, 実際、ルワンダでは国会議員の過半数を女性が占め、中央省庁で、大臣や次官級の役職に就いている女性も多い。, 世界経済フォーラムのジェンダー・ギャップ指数は、さまざまな指標を総合して算出される。, 算出に用いられる指標は例えば、就業者に占める女性の比率、男女の賃金格差、企業や省庁に役員・幹部職員の女性比率、15〜19歳で結婚する女性の比率などがある。, 世界経済フォーラムの報告書によれば、ルワンダの国会議員のうち61.3%を女性議員が占めている。一方、日本では女性の国会議員は10.1%で、世界の135位にあたる。, 同種の仕事に対して支払われる賃金の平等さでは、ルワンダ13位に対して、日本は67位だ。, こうした指標からは、ルワンダは女性の社会進出において、世界でも先進的な取り組みが行われている国と言える。, 「女の人が子どもを生んだら、逃げてしまう男の人が多いんです。まだまだ、普通の人たちの生活レベルでは、男女平等の国とはとても言えません」, キセキで働く従業員23人のうち、19人がシングルマザーだという。当初は男性も雇っていたが、まじめに働いてくれるのは女性が多く、マネージャー1人を除いて、女性従業員ばかりになった。, ただ、従業員とその子どもたちを含めて、食事は無料。従業員の子どもであれば、キセキで無料で食事が提供され、閉店後はビュッフェの残った食事を持ち帰る仕組みになっている。, キセキは、キガリ市内でも屈指の高級住宅街にあるが、そこから10分ほど歩くと、従業員たちが暮らす貧しい地区がある。, 神戸市が主催する起業体験プログラム「KOBE STARTUP AFRICA」の一環で、2020年3月4日、筆者はキセキの従業員たちが暮らす地区を訪れた。, レオニーラさん(52)は、この地区で8人の子どもと一緒に暮らしている。父親はいない。, レオニーラさんとその娘、2人がキセキで働き家計を支えているが、家賃や電気代などを支払うと、ほとんど手元に金は残らない。, 家族には男性もいるが決まった職はなく、時々、日雇いの建設現場や道路工事の仕事がある。, 高成長が続くキガリ市内であっても、貧困層の男性が定職を得るのは簡単ではない。工事現場の仕事や、警備員といった職種があるが、競争は激しい。, レオニーラさんは18歳で初めての子を生んだ。「男の人は、子どもができるまではハッピーなんですが、子どもが生まれるとお金が必要だから、いなくなってしまうんです」と話す。, 男女格差指数のランキングで、ルワンダが大健闘を見せている背景には、同国が置かれた地理的、経済的な環境もある。, ルワンダは人口約1200万人(2018年)の内陸国だ。農業が労働人口の7割を占めているが、耕作が可能な地域が限られるため、小規模農家がほとんどを占める。, 世界銀行がビジネス環境を評価する「DOING BUSINESS 2020」では、ルワンダは38位、アフリカでは2番目にビジネスがやりやすい国との評価を受けた。このランキングで日本は29位だった。, さらに、現在のカガメ大統領は、ICT(情報通信技術)立国を掲げ、世界各国からIT、テクノロジー分野の有力スタートアップの誘致にも力を入れる。, 高等教育を受けた一部の女性はたしかに、政治の場や経営層に進出している。数字として目に見える結果を示しやすい領域で女性の進出を促す、ルワンダ政府の政策は、一定の成果を上げているのは間違いない。, しかし、一般の市民生活で女性の地位が高いかというと、それはまた別の話だ。とくにシングルマザーの多い都市の貧困層では、女性たちが就労を含め、多くの負担を引き受ける形となっている面が強いと考えられる。, キセキの山田さんは「もともとこの国の女性はパワーがあるから、政府のイメージ戦略にも見事にマッチして、うまいこと回っている面があるのでは」とみる。, この記事内のリンクから商品を購入されるとマイクロソフトはアフィリエイト広告収入を得ることがあります. 選挙や政治に対する自分の考えをもう一段深めたいときに、ぜひ読んでみてください。, Mielkaは政治×テクノロジー×教育を軸に事業を展開するNPO法人です。 院内参観及び傍聴の制限措置の継続について(令和2年9月10日) NEW! 菅新内閣が本格的にスタートしたが、閣僚は21人のうち2人しかいない。なぜ、日本は少ないのか。世界の内閣を見ると、今年1月(2020年)に発足したスペインでは22人中11人だった。8月にスタートしたペルーでは20人中に7人。今年(2020年)の1月時点の女性閣僚の割合は、スペイン66.7%、フランス52.9%、カナダ50%。日本はアメリカの17.4%に続く15.8%だった。, ニューヨーク・タイムズ電子版は「日本の新しいリーダーがチームを選ぶ。見慣れた男性と少ない女性」、ワシントン・ポスト電子版も「日本の新内閣は(男性が支配する)昔の内閣とよく似ている」と指摘した。, 自民党の元防衛相の稲田朋美議員は2つの理由を挙げる。まずは「やっぱり、女性国会議員の数が圧倒的に少なくて、女性を登用してほしいと申し入れても、どうしても少数意見という扱いになる。せめて30%になれば、絶対無視できないと思うんですけど」。もう一つは「女性が国会議員になるのも少ないうえに、そこから当選を重ねて閣僚に登用されるまで続けるのは非常に難しい。家族の説得や選挙資金の問題など、いろいろとハードルを越えていかなきゃいけないな、という大変さを実感しています」, そもそも女性には国会議員の壁が高い。立憲民主党の塩村文夏参院議員も「男性が政治をやるものという固定観念があります。地方に行けば行くほどあって、地元でお祭りに出たり、握手したりとか、男性と同等にならないと次の選挙が難しい。子どもがいたら、相当難しいと思います。女性は偏見と戦うところからやらなきゃいけないところがあります」。, 流通経済大学の龍崎孝教授は、「北欧などにはクオータ制(割り当て)を取り入れています。各党が候補者のうち、一定の割合を女性にするというものです。しかし、閣僚などに設ければ、女性を優先するということですから、その結果として、必要な能力を満たさなくても登用されるということも起きうることもあります」。, これについて、塩村議員は「一時的な導入が望ましい」、稲田議員も「政治家を目指したい少女が増えていくきっかけになれば」と話す。, 立川志らく「一番大切なのは能力のある人が必要で、能力ある人を外して、とにかく女性を入れるというのは本末転倒。女性が政治家になれるような土壌に直していかなければ」, SMAP「Joy! !」、モー娘。にも楽曲提供 「赤い公園」津野米咲さん訃報にアイドルファンも悲しみ, まつもと泉さん死去で「初恋の人は鮎川まどかでした」 「きまぐれオレンジ☆ロード」ファンから追悼相次ぐ. 2020/04/14 11:00. 「NHK受信料値下げ」を求める武田総務相に総スカンの声!「論点が違う」「契約した人だけが見られるスクランブル放送にして」「見たくもないのに徴収されるのは理不尽」, ジョージア料理「シュクメルリ」がなぜかコンビニで人気、レトルトなのに「ホンモノの味」。加藤浩次「すごい香りだね。ニンニクパワーだ」, 眞子さんが結婚の「お気持ち」を文書で公表した。言葉は控えめだが、熱い気持ちがあふれるものだった。辛い日々の支えになったのは妹の佳子さんだけ。だが眞子さんの心は折れなかった。私が小室圭だったら、バラの花束を抱えてニューヨーク五番街を跳ね回るだろう。おめでとう!これは皇室の長い歴史に残る"快挙"である。, 大野智とシングルマザーA子の9葉の写真。沖縄の海、大野が好きな釣り船の上。A子を両腕で優しく抱きかかえる。A子の左の薬指にはリング。大野はA子と沖縄の離島に移住する予定だった。しかし文春記者が島を訪れると、2人が夢見た2000坪の土地は雑草だらけだった。何があったのか。, コロナ拡大「第3波」に突入!これからウイルスが活発化し、人が動く年末年始が待ち受ける。「先手、先手の対策」を政府は打つべきだ, 北海道「あと1週間で医療崩壊」東京「4週後に1日1160人?」...それでも「GoTo見直し必要ない」とのんきなこと言ってて大丈夫か!, 期待高まるコロナワクチン! 来年5月下旬に接種可能というが、東京五輪を意識してるのだろうか? もっと情報が欲しい, 三浦春馬・竹内結子・芦名星さんらの悲劇の一因か?芸能界のひどすぎる仕事現場を俳優連合が調査...「仕事で死にたいと思った芸能人3割」「男女同じ更衣室」「トイレがなく車中で脱糞」, 「死者が投票」「バイデンが投票詐欺組織を作った」...アメリカで横行する「ポスト真実」とは?大統領選で飛び交うデマ情報を検証した. 1. 日本の民主主義の前進を目指し、政治情報を届けるサービスと新たな主権者教育を広めるべく活動しています。 Copyright (c) J-CAST, Inc. 2004-2020. 世界経済フォーラムが発表するジェンダーギャップ指数2018で、日本の順位は149カ国中110位。分野別では政治分野で125位と特に低く、女性議員が少ないことが、日本のジェンダー平等の足を引っ張ってしまっています。, 日本では、2018年5月に「候補者男女均等法」が成立し、あくまで各政党の努力義務ではあるものの、候補者を男女均等にすることが求められることになりました。今回の参院選は施行後初めての国政選挙になります。注目度の高さから、各党の女性候補者擁立の様子についてもメディアで報じられているのをみなさんもご覧になったのではないでしょうか。実際に、今回の参院選の女性候補者の割合は男女均等ではないものの28.1%と過去最高を更新しました。 一方で、候補者の男女均等だけでは女性議員の比率は改善できないのではないかという意見があります。この背景には、過去の選挙において,候補者段階での女性の割合と,選挙によって当選した者に占める女性の割合では、後者の方が著しく低い事実があります。女性候補者を増やすだけで果たして十分なのか、十分でないならば何をしていくべきなのかという問いが検討されるべきではないでしょうか。 そこで、この記事では、女性候補者が議員になるのにどういったハードルがあるのか、また女性議員は本当に必要なのか、ということをジェンダーの観点から整理してみました。, 日本で女性の政治家が少ないという議論になると、必ず聞くのが「差別ではない、女性に実力がないだけだ」という意見です。 本当に「実力がないだけ」なのでしょうか。そもそも、政治家として「実力がある」とは何を意味するのでしょうか。その際、ジェンダーという要素はどのように作用しうるのでしょうか。, ジェンダーステレオタイプとは、社会的性「ジェンダー」に基づいた固定観念です。 例えば「女性は家事育児が得意」、「男性が泣くなんて男らしくない」などという言葉を聞いたことはありませんか。いずれも生物学的な根拠なしに、社会的に構築された言葉です。 ジェンダーステレオタイプはしばしば二項対立で表現されます。よく挙げられるものを表に整理してみました。, では次に、「政治家に必要な素質」として思いつくものを挙げてみましょう。 例えば、『職業としての政治家』において、マックス・ヴェーバーは、政治家の素質として「情熱・責任感・判断力」を挙げています。多くの人もこのようなイメージを持っているのではないでしょうか。 しかし、このいずれの素質もどちらかというと「男性らしさ」に結びつきがちです。情熱を持っているということは、「強い」意思を持っているということであり、責任感があるというのは「自立」した「リーダー」であるということ、判断力というのは「理性的に」決断できるということ、とそれぞれ男性に当てはまるステレオタイプと関係が深いからです。, 対して、「女性らしさ」に挙げられる要素はむしろその素質とは正反対のように私には思えます。 つまり、ジェンダーステレオタイプから描かれる女性像と,政治家とはかくあるべきとされる理想像が非常にマッチしにくく、したがって女性は政治の世界に参画しづらいと考えることができます。 例えば、女性候補者が「強いリーダー」ではない場合、政治家の素質を満たさないと言われますが、逆に女性候補者が「強いリーダー」であった場合は、彼女は「女性らしさ」の特徴と一致しないために、「攻撃的すぎる」とみなされ批判される、といった具合に。女性候補者は「政治家として強くあるべきだが、女性なので強すぎてもいけない、ほどほどに」というダブル・バインドに苦しめられていると分析できます。, 次に、ジェンダーステレオタイプと政策の関係を見てみましょう。政策にも「男性らしい」と思われている政策と「女性らしい」と思われている政策があります。(1)先ほど考えた特徴をもとに、分野を分類してみましょう。 例えば、「女性は母親として子供を育てる」という性別役割分業観や、「優しい、同情的」といったジェンダーステレオタイプがあると、保育や福祉といった分野と親和性が高いように思えるのではないでしょうか。また、「男は強くあるべき」、「男が女性・子どもを守る」といったステレオタイプを持っていると、安全保障は「男性らしい」分野であると思えるでしょう。, 現代の政治において、「男性らしい」政策と「女性らしい」政策はどちらが大きな争点になりやすいでしょうか?その答えは、個人の価値観によりますが、状況次第で、候補者のジェンダーは、国民からその候補者への注目度に影響することがあるはずです。 加えて、女性候補者が「男性らしい」政策を主張した時には、それはジェンダーステレオタイプに合致しないと批判されることがあります。例えば、2016年アメリカ大統領選挙に出馬したヒラリー・クリントン氏は外交、安全保障に造詣が深く、実際の選挙活動でもこういった政策について自信あふれる主張をしていたので、こういった点が「女性らしさ」に一致せず、彼女が落選した理由の一つになったという考え方もできます。 とはいえ、何かを決断する時に、ステレオタイプは確かに便利です。候補者の情報をショートカットする手段として、無意識のうちにジェンダーに基づいたステレオタイプを用いて判断してしまうのは、ある意味で仕方がないと思います。 だからこそ、有権者がそういった**ジェンダーステレオタイプに決定を委ねることを避けるために、メディアが性別に関わらず候補者の情報を量・質共にフェアに報道することが求められています。, しかし、現状ではメディアが女性候補者を余計に見えにくくしています。ある調査では,女性と男性の候補者に対する報道の量を比較すると、女性候補者の報道量の方が圧倒的に少ないというデータがあります。(2)なぜでしょうか?, 一つの理由として、メディアとしてはより有利な候補者を多く報道したいからという背景が伺えます(3)。 有利な候補者の筆頭として,現職の候補者が挙げられます。そうなると現状女性の議員は数少ないことから、女性候補者が報道されにくいということになってしまいます。, そして、候補者がメディアで報道されればされるほど、当選確率も高くなるという研究もあります(4)。メディアでの報道量が少ない女性候補者は、当然、当選確率も落ちます。この一連のメカニズムが女性候補者を不利にしているのです。, また、報道の量だけでなく内容を見ても、女性候補者は男性候補者と比較して容姿や家族(〇〇の妻)といった特徴について報道されることが多いと感じます。「美人候補者」などといった報道の仕方は、「候補者」としてではなく「消費されるもの」として客体化しているという点で、フェアな報道とは言えないと私は思います。, 有利な現職候補者のみを報道すること、性別によって違った報道の仕方をすることがメディアの役割ではありません。「メディアには民主主義においてすべての社会集団を正確に代表する責任がある」(5)ということを念頭に置いて、ステレオタイプから解放され、多様な社会集団(女性、LGBTなど)を報道するべきです。, ここまで、ジェンダーステレオタイプやメディアの構造が女性候補者を不利にしているということを述べました。 最後に、結局のところ女性議員はなぜ必要なのかという問いについて考えたいと思います。 「男性の政治家だけでは良い子育て政策ができない」という声があります。しかし、この言説には、「子育ては女性がするもの」という偏見が隠れているようにも思えます。 当然ながら、女性といっても人それぞれ違った人生を生きています。子育てをしている女性もいれば、していない女性もいます。よって、女性が政治に進出する意味を、「女性の視点」と単純に一括りにするのは危険です。それは、少数の女性議員が社会の女性全員の意見を代表するということは不可能だということを意味します。(7) これまで、「女性の視点での政治」は、「女性活躍」や「女性の子育てとキャリア両立」といった文脈で語られることがほとんどでした。しかし、昨今では、企業のハラスメントへの対策を義務化するハラスメント規制法の成立、強制性交等罪の脅迫・暴行要件についての国会での議論、緊急避妊薬のオンライン処方容認など、女性のセクシャルヘルス・ライツについても政治の役割が多く指摘され、法制度を整える動きも多くなってきました。 このような現代において、社会全体にとって重要な課題を見逃さずに、世の中の多くの女性の意見を代表した政治が行われることは非常に重要だと考えます。女性議員の数が増えることを通して、一括りにされがちな「女性の視点」の多様性が担保され、様々な論点や政策が国会で議論されるべきです。それは、女性のためだけでなく、政治が広く社会を捉えるために役に立つはずです(6)。, この記事では、無意識なジェンダーステレオタイプ、そしてメディアの構造により、女性候補者が不利になっている現状、そして女性議員が必要な理由を整理しました。 ぱっとテレビをつけた時に、国会中継が流れ、その中で男性が圧倒的マジョリティだった場合、それを見た子供たちはどういった印象を受けるでしょうか。「政治とは男のもの」こういった刷り込みを与えられてしまい、女児は政治から遠ざかってしまうのではないでしょうか。 ニュースを読む、政治について議論するといった日常的な行動の男女差が、やがて政治に対する関心度の違い、知識量の差となり、それが政治における男女の力の不均衡の原因になるのです。(8)女性議員が一定数いることは、これからの社会に不可欠だと思いませんか?女性に限らず、国会がより多様な価値観を代表する場になることを願います。, 高島菜芭の個人Twitterはこちら:https://twitter.com/nxxx61GenesisのTwitterはこちら: https://twitter.com/Genesis_for_All, ★この記事はJAPAN CHOICEとの連動して選挙と政治を多方面から分析したシリーズです。ぜひ他のサービスもご利用ください。, ★本サービスの開発・運用はクラウドファンディングで支えられています。下の画像より支援ページにとぶことができます。応援してくださると幸いです。, 2019年参院選に際して、データビュジュアライズサービスJAPAN CHOICEを開発しました。 *NPO法人Mielkaは特定の政党、宗教との関わりを一切有さず、政治的公平の立場を保持しています。. (院内参観及び傍聴の制限に関するお知らせ:令和2年2月28日) 新着情報. 世界経済フォーラムが発表するジェンダーギャップ指数2018で、日本の順位は149カ国中110位。分野別では政治分野で125位と特に低く、女性議員が少ないことが、日本のジェンダー平等の足を引っ張ってしまっています。 日本では、2018年5月に「候補者男女均等法」が成立し、あくまで各政党の努力義務ではあるものの、候補者を男女均等にすることが求められることになりました。今回の参院選は施行後初めての国政選挙になります。注目度の高さから、各党の女性候補者擁立の様子についてもメディア … 記事作成に当たっては、政策や省庁のデータ、文献を参考にしました。 国会議員6割女性「男女平等先進国」ルワンダで見たデータと現実のギャップ 小島寛明. 今年(2020年)の1月時点の女性閣僚の割合は、スペイン66.7%、フランス52.9%、カナダ50%。 日本はアメリカの17.4%に続く15.8%だった。 このマガジンには、サービスと連動して、選挙と政治を多方面から分析した記事とJAPAN CHOICEをより楽しむための記事を連載しています。 女性議員が圧倒的に少ないという現状 世界経済フォーラムが発表するジェンダーギャップ指数2018で、日本の順位は149カ国中110位。分野別では政治分野で125位と特に低く、女性議員が少ないことが、日本のジェンダー平等の足を引っ張ってしまっています。 日本の国会の女性議員の比率は、現在、衆議院が47人で10.1%、参議院が50人で20.7%です。 そしてこの数字をふまえて、IPUが2019年2月1 All rights reserved.