統合失調症とうつ病ですが、何か? , あなたがどんな嘘でも必ず見抜くことができれば、その部下を疑わずに済むかもしれません!, 2009年、カリフォルニア大学のポール・エクマンは「感情に関する独創的な研究と、“真実のかすかな合図をどうやって見極めるかを私たちに教えてくれた”」ことでタイム誌に社会に多大な影響を与えた100人のひとりとして選ばれた。, メディカルスクールで精神医学を教えていたエクマンは、メアリーという数週間うつ状態だった女性患者が、嘘をついて週末を自宅で家族とともに過ごしたいと許可を求めてきたことを知った。だがメアリーはそれまでに自殺を図ったことがあり、一時帰宅中にも自殺する可能性があった。, そのメアリーが外出許可を求めてきた時の会話の録画映像から彼女の嘘を探したが、彼女はいかにも楽しそうで明るく、嘘はひとつも見つけられなかった。, そこで12分間のその映像を、100時間以上かけて1コマずつ見直した。すると、将来のことを聞かれた時に一瞬ではあるが苦しげな表情がよぎったのだ。, メアリーはその表情を隠そうと、すぐに微笑んだ。それから何に目を付けるべきかが分かると、エクマンはコマ送りにしなくても面談を受けるメアリーの顔にちらりと過ぎる絶望の表情を見て取れるようになった。, それから感情を表す手がかりと嘘の関係を立証する研究を続け、顔だけを見て嘘を70%の確率で予測し、顔、声、話し方、体に表れる合図が含まれる映像を分析すれば、90%の精度で嘘を見抜けるようになったのです。, 人は嘘をつく時、感情を隠そうとします。恐れや罪悪感、そんな感情がふと表情に表れてしまうのです。時間にするとわずか4分の1秒ほどでも、確実にその表情は表れてしまうのです。, 悲しいと言っている人の顔を見ると、眉の付け根の下あたりが落ち窪んでいるはずです。もし落ち窪んでいなかったら、その人はそれほど悲しんではいないのです。, 同じように、目の周りの筋肉は喜びに関する“信頼できる筋肉”です。例えばオリンピックの表彰台に上がる選手たちの表情を見てみると、金メダルを取った選手は嬉しさが溢れ出した笑顔なのに対し、銀メダルの選手は目の周りの【信頼できる筋肉】が収縮していないことが多いのです。だからあなたの冗談に笑っている人の目元を観察すれば、本当に心から笑っているかどうかも分かるというわけです。, とても賢い年配の女性は、年齢特有の関節炎や筋肉痛などの痛みを抱えていました。その女性に会うたびに必ず「お元気ですか?」と尋ねると、一瞬だけその表情に“元気ではない”という表情を走らせ次の瞬間に「元気ですよ」という笑みを浮かべるといいます。, なぜなら、そんな表情を浮かべているのに気付くや否や、その表情を隠そうと別の表情(笑み)が浮かぶからです。抑制された表情は、微表情に似ていますが、微表情よりも表出する時間が長いのが特徴です。, まずは反対の質問を投げかけて、この抑制された表情を見抜ければ嘘を簡単に見抜けるということですね。, 顔の片側の筋肉だけがより収縮している表情は真の胸の内を表していないことが多いといいます。, 本物の感情が表れると、表情は左右対称になります。つまり、感情は顔全体に表れるものなのです。真の感情とは異なる表情を作ろうとすると、左右非対称な表情になりがち。, 感情が顔に表れるタイミングが普通よりずれていると、作り笑いに見られます。多くの政治家もこのタイミングがずれているために作り笑いに見えるのです。, 顔の筋肉を素早く、なおかつ自然に収縮すると自然に見えますが、いつまでも笑顔でい続けるのも作り笑いに見えるのです。, 本当の感情が表れるタイミングというのはほんの数秒。それが長い時間そのままであるのは、嘘である非常に可能性が高いということなのです。, 微表情は難しいにしても、その他のサインは普通によく観察すれば見て取れそうなものばかりです!, 働く人の心ラボは、働く人なら知っておきたい『心の仕組み』を解説するサイト。 Copyright© 元プログラマーの視点!初心者にオススメのオンラインプログラミングスクール6社を比較, どうも、双極性障害と戦うブロガー星野 良輔(@HossyMentalHack)です。, 光トポグラフィー検査というものが、脳の血流を見てうつ・躁うつ・統合失調症・健常の4つで診断しますが、あれはあくまで「傾向」を見るものですから、客観的診断というのはあまりに弱々しいです。, 1万円から2万円程度での計測が可能となり、実用化も視野に入った。HMTによるとうつ病を拾い上げる「感度」は80%以上、うつ病でない場合にうつ病と診断されない「特異度」は95%を超える。https://t.co/smXqRxNanj, 今も精神科の受診に拒否反応を示す人はいる。血液検査でうつ病の可能性が分かるようになれば、内科医でも早期に診断でき、精神科を紹介できるほか、患者自身も自分の状況を正確に把握できるようになる。, 効果が数値で分かるため、抗うつ薬を適切に利用でき、治療期間を短くする効果も期待できる。「EAPでうつ病診療は変わる」と川村氏。HMTでは今年度よりEAPを試行する医療機関数を増やし、19年をめどに保険収載を目指す。, このときすでに、コストが1例140万円程度かかるものから、新しい手法で1~2万円程度まで抑えることに成功していたとのこと。, PEAは健康者に比べうつ病患者で低値を示すことが臨床研究の結果から示されており、うつ病の血液検査に応用可能なバイオマーカーになりうるという。https://t.co/QA7m3Vx2fE, そしてつい最近出た記事では、研究試薬キットが完成してテストを目的とした提供を開始するとか。, PEA(Phospho-Ethanol-Amine)は分子量の小さな化合物で、脳内に多く存在するリン酸アナンダミドから作られる物質です。, リン酸アナンダミドはそれ自体は活性を持たない物質ですが、アナンダミドとPEA(リン酸エタノールアミン)に分解されます。アナンダミドは主に脳の神経伝達物質の1つで、「快感」「喜び」などといった感情に関わる物質です。, 嬉しい楽しい! と思える感情がスポッと抜けていく感覚は、うつ病などの精神疾患にかかったことがある人ならわかるでしょう。, うつ病を拾い上げる感度はもう少しほしいところですが、うつ病を95%の確率で否定できるのはすごいですよね。, 双極性障害は、発見まで8年かかるといったデータもあるほど、うつ病と切り分けが難しい病気のようです。, でも、うつ病がきっかり否定できれば、ターゲットはより明確になります。きっと、双極性障害の発見期間もぐっと短くなること間違いなし。, うつ病が否定できることによって、双極性障害の発見が早まるかも?と書きましたが、普通に双極性障害の測定にも使えるようです。, PEAはうつ病だけではく、双極性障害(躁うつ病)においても異常値を示すことが報告されています。, 双極性障害は、躁状態(気分が高揚する)とうつ状態(気分が落ち込む)を繰り返す疾患ですが、躁状態においては血液中のPEAは上昇する傾向があるようです。, 健常者の血液中のPEA濃度は2.0~3.0μMと紹介しましたが、躁状態の患者さんでは血液中PEA濃度は3.0μM以上に上がることがあります。, つまり、PEA濃度の変化によって、うつの治療が進行しているか後退しているかがわかるのです。, これまで、精神科医の勘に頼ってきた部分がより明確に。精神科医に対する信頼も上がりますよね(笑), 血液検査の結果でうつの進行度がわかるなら、患者が嘘をついて元気にふるまっているな…ということも、精神科医には筒抜けになります。, うつなひとは、自分が病気であることを否定したがって、人前で強がってしまうものなのです。, 精神科医が見抜けないことが問題なのでは?とも言えますが、彼らも忙しいので、いちいち患者のことを真剣に見てられません。, 実際、診察の時間も2~3分ってのが定番ですからね。これは診療報酬の問題が深く絡んでいるようなのですが。, それはともかく、進行度が分かるということは、患者の心情をより深く読めるということに繋がって、診察の精度が上がることが期待できます。, 「うつが証明」される世界になると、「うつ病じゃないけど症状はうつ」な人にどう対応するんだろうか。, PEAによる血液検査以外にも客観的な診断が下せるものがこれから先、もっと出てくるかもしれません。, 精神科医の誤診を防ぐという意味では、大きな進歩ですが、患者にとってそれは本当に幸せなことなのでしょうか。, 例えばあなたが会社勤めをしていて、医師の問診の結果、ほぼうつ病で間違いないと言われたとしましょう。, でも、今の精神科医療の精神科医の主観による診断よりも血液検査の結果という言葉のインパクト、説得力はとても大きい。, 確実な治療ができる可能性が高くなる一方で、これまで偽物として潜伏していた人はあぶりだされる。, 社会に出てつらいなか働いている人からしてみれば、ふざけんなよって感じでしょうが、自分でもどうすることもできないのが心の病なんですよ…。, 一方、ポジティブな側面としては、無慈悲な差別や偏見がちょっとだけ軽減するかもしれません。, まぁ、「医師の問診の結果、うつ病」から「血液検査の結果、うつ病」に変わるだけで、「ほんとに病気なんだね」感がでるから、偏見と差別の解消にも役立ってくれることを期待してます。, 私も、主には双極性障害2型と言われてるけど、冬季うつ病や、普通のうつ病も視野に入れてます。…なんて、わけわからないこと言われてるので困ってます(笑), これまで、3人の精神科医に見てもらいましたが、誰も「〇〇ですね!」とは言ってくれませんでした。, これは他の精神疾患者にも言えることです。うつ病と言われようが双極性障害と言われようが、それは確定事項ではありません。, ただ、うつ病も双極性障害も気分障害という大きな枠組みの中なので、基本的に大事だと言われることを守るようにしています。, 血液検査の結果、うつ病じゃなかった。とわかったら、症状が改善したという例も出てくるかもしれません。, 人の心、思い込みの力というのはすさまじいものがあって、それはどんな抗うつ剤も効かなくしてしまうほど。, というような犯人捜しのようなものでなく、適切な治療のために、病気を確定させる方向で浸透していけばいいなと思います。, 今回のニュースでわかるのはうつ病かどうかであって、ほかの精神疾患まで否定することにはつながりません。, ただ、これを皮切りに技術の進化が進んで、精神疾患そのものを否定するほどの診断ができるようになったとき、いま精神疾患のひとは、喜んで腕を差し出すのでしょうか?, 自分の病気が確定するんだ!という期待と、「あなたは精神疾患ではありません」というこれまでの治療人生を否定される地獄の宣告。, 期待と不安が入り混じった微妙な気持ちであるというのが正直なところじゃないでしょうか。, 発表によると、九州大病院や大阪大病院、同センター病院を受診した抑うつ症状がある計90人の患者から採血し、うつ病症状の重さと血中代謝物との関係を調べた。, その結果、症状の重さによって、血液の中で量が変化する20種類の代謝物を特定した。特に「3-ヒドロキシ酪酸」や「ベタイン」など5種類は3病院のいずれでも強く関連していることが確認された。, さらに「抑うつ気分」「罪悪感」「自殺念慮」(自殺したい気持ち)など症状別で量が変化する代謝物が異なることも分かった。, 九州大大学院医学研究院の加藤隆弘・特任准教授(精神医学)は今後、大規模な研究での検証が必要とした上で、「うつ病の早期発見や病態メカニズムの解明、新薬開発につながる可能性もある」と話している。, 引用文にもありますが、気分によって代謝物の変異が測れるというのは、うつ病解明にもつながりそう。, ≫就活うつを防げ! あなたを助けてくれる転職エージェントまとめ【20代既卒、第二新卒限定】.