// , 中学受験から大学受験までを対象として国語の学習方法を説明します。現代文、古文、漢文、そして小論文や作文、漢字まで楽しく学習しましょう!, 山月記シリーズも一応、今回が最終回。 ここまで、李徴が虎になった理由について考えてもらいながら、それを全部順番につぶしていく、という卑怯きわまりない手法を使ってすすめてまいりました。 というわけで、今…, 山月記シリーズも四回目です。 今日は李徴が虎になる3つの理由の最後。 詩への執着心です。, 山月記の解説シリーズ第3回目となりました。 1回目では、李徴が虎になる理由を本文から拾いました。 今日は、李徴が虎になる3つの理由の二つ目「家族を省みない」「人間性の欠如」について、考えます。, 山月記の2回目です。私からの課題は「李徴はなぜ虎になったと思うか」です。 正確にいうと「李徴が考えた虎になった理由をあなたは認めますか?」ということですね。まずは「臆病な自尊心と尊大な羞恥心」です。 前…, 「走れメロス」に続いて定番教材シリーズは、「山月記」中島敦です。 だいたい、高校2年生に配当されております。 この作品をもう一度読み直してみたい、授業を展開してみたい、というシリーズです。, 「山月記」のテーマはどこにあるのか?読みや解釈は自由であることと定番教材としての国語, センター試験直前!最後に国語でやっておくこと。最後まで「あがく」7点を積み重ねるアドバイス!, 山月記5 李徴は虎になる理由なんてあるのか…「月にむかって吠える」教科書定番教材シリーズ, 山月記3 李徴はなぜ虎になるのか?「妻子をかえりみない李徴」 教科書定番教材シリーズ, 山月記2 李徴はなぜ虎になったか「尊大な羞恥心と臆病な自尊心」 教科書定番教材シリーズ. 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) 高校の教科書でおなじみの名作、中島敦の『山月記』は難しい言葉が使われていることでも有名(?)ですが、ここにも「慟哭」が出てきます。, かなりドラマチックな印象の「慟哭」ですが、正確にはどういう意味の言葉なのでしょうか。, 今回は、「慟哭」の意味と使い方!「号泣」との違いは?【山月記】についてご説明いたします!, 論語に「子之を哭して慟す」という一節があり、孔子が弟子の顔淵の死に際して慟哭したということで、「慟哭」はかなり激しい悲しみを表すことがわかります。, 「哭」の方も「大声で泣く」という意味で、「号哭」「痛哭」などの熟語もありますが、いずれも「大声で泣く」「大声で嘆き悲しむ」意味になります。, つまり、「慟哭」は嘆き悲しんで泣くことですが、「号泣」は声をあげて泣くこと全般を指すので、悲しみの涙に限らず幅広く使えるのです。, 言終って、叢中から慟哭の声が聞えた。袁もまた涙を泛べ、欣んで李徴の意に副いたい旨を答えた。(「青空文庫」より抜粋), 言い終わって、草むらの中から慟哭の声が聞こえた。袁傪もまた涙を浮かべ、喜んで李徴の希望通りにしたいということを答えた。, 詩人になる夢破れ虎になってしまった李徴が、自分が虎になった理由を色々と自嘲的に述べ、また自作の詩を袁傪に記録してくれるよう頼みます。, 妻子には自分は死んだと伝えて欲しい、それから彼らが飢えることがないように面倒を見てやって欲しいというのです。, 色々な読み取り方ができると思いますが、単に「泣いた」などではなく「慟哭」という語を使うことで、李徴の感情の高ぶりの激しさ、悲しみが強く表現されていますね。, 悲しい場面で使うような言葉ですが、強い印象を与える言葉なので、小説やテレビなどでもよく効果的に用いられています。, 大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 山月記の語句の意味や漢字の読み方は? 山月記には読み慣れない語句や漢字が多く出てきます。 もし定期テストまでに時間があるのであれば、どのような語句や漢字があるのかを理解してそれぞれの意味や読み方を覚えておく方が良いです。 『山月記(中島敦)』ご存知ですか。 高校の教科書に載っていた、主人公の李徴(りちょう)が虎になってしまう、有名な話です。 最近、尊敬している上司が教訓にされていると聞き、久しぶりに読んでみ … 前のページに戻る. 中島敦(あつし)の短編小説。『文学界』1942年(昭和17)2月号に、短編『文字禍』とともに『古譚(こたん)』という総題の下に載る。同年7月、筑摩(ちくま)書房刊『光と風と夢』に収録。中島敦のデビューを告げる作品。原稿では前記2編のほか『狐憑(きつねつき)』『木乃伊(みいら)』をあわせ全4編で『古譚』を形成。ともに古代世界を舞台とし、尋常ならぬできごとが展開する短編である。芥川龍之介(あくたがわりゅうのすけ)の再来という評もあった。ことに『山月記』は、中国唐代の伝奇『人虎伝(じんこでん)』を素材として、「詩をつくること」にとらわれてしまった人間李徴の劇的な運命を、虎(とら)と化しながらなお人間の心をもつという臨界状況の下に描く佳作である。, 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例. 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。. No reproduction or republication without written permission. また、当サイトで提供する用語解説の著作権は、(株)朝日新聞社及び(株)朝日新聞出版等の権利者に帰属します。 それでは『山月記』の続きです。 ⑥-8 しかし、その、人間にかえる数時間も、日を経るに従って次第に短くなって行く。 今までは、どうして虎などになったかと怪しんでいたのに、この間ひょいと気が付いて見たら、己《おれ》はどうして以前、人間だったのかと考えていた。 「山月記」の解説、授業展開については、すでにまとめてありますが、今日は、「山月記」のテーマは本来どこにあるのか、ということと、国語の授業の問題点をまとめてみたいと思います。