「当たり前」という言葉は日常会話でも頻繁に利用されます。この「当たり前」の意味や語源について解説していきます。あわせて「当たり前」の類義語・対義語や例文をご紹介します。 一見難しいことかもしれませんが、相手の立場に立って「こうされたら嬉しいだろうな」と相手を思いやる気持ちが「寄り添う」ということなのかもしれません。, もちろんそれは一方通行なものではなく、お互いに支え合うことが理想的です。 もちろん1人きりで乗り越えたい人もいるかもしれませんが、誰かの手が必要なことも多いです。, たとえば、相手が弱音を吐けないなら自ら愚痴を聞いてあげたり、相手が辛い出来事を忘れたいと思っているなら、一緒にパーッと遊びに行ったり、相手の性格に合わせて寄り添う心が必要になってきますね。, 困ったり、行き詰ったりしている時は、自分の中で解決策が見つからない状態といえます。 でも、人に寄り添うことができる人は、どんなに自分の意見や提案が正しいと思っていても、相手の意見を一旦受け入れます。, 自分の意見を飲み込むことが良いというわけではありませんが、人に寄り添うことができる人はまず相手の意見を受け入れ、それからどうするかを考えます。 しんどい時や辛い時、誰かに寄り添ってもらった経験をした方も多いのではないでしょうか。「自分もこんな風になれたらいいな」と思ったこともあるはず。, そこで今回は、寄り添うとはどんな意味なのか、相手に共感して寄り添うことができる人とはどんな特徴があるのかを解説!, そのままの意味だと寄り添うとは「そばにぴったりと寄る」という意味です。それはただそばにいるだけでなく、相手の気持ちに共感して、自分の気持ちと相手の気持ちを同調させるといった意味合いも含んでいます。, 相手の気持ちがどれだけ分かっているか、自分の気持ちをどれだけ寄せることができるかで寄り添いの度合いは違ってくることもあるのです。, 似た意味を持つ類義語として「協力し合う」「肩を寄せ合う」「助け合う」「相談に乗る」「サポートする」「結束する」「持ちつ持たれつ」などがあります。, ここからは、相手の気持ちに共感して寄り添うことができる人の特徴にはどんなものがあるのかご紹介します。, 誰かに寄り添うには、まず相手の気持ちをしっかり知らなければいけません。相手が寄り添って欲しい時は悲しい時や辛い時がほとんど。, そのため、はっきりと助けを求められた時だけではなく、「悲しんでいるな」「辛そうだな」と思った時に寄り添う必要があるのです。, 寄り添う人になるには、相手の気持ちになることが大切です。感受性が豊かな人は、相手の気持ちを素早く察し、相手の気持ちになって考えられるのが特徴。, 相手の気持ちが分かると、相手が辛そうな時や悲しそうな時に自分も悲しくなってしまいます。そのため、寄り添うことのできる人は素早く相手の懐に入って寄り添えるのです。, 世の中の人は、「悲しい」「辛い」「誰かにいて欲しい」とはっきり口にできる人ばかりではありません。プライドや迷惑をかけたくないとの思いから、遠慮してしまう人の方が多いのが現状です。, さりげない気配りができる人は、悲しんでいる人にはあえて「大丈夫?」とは口にだしません。そっと寄り添うことで心配していること、一人じゃないことを伝えてあげるのです。, 人に寄って考え方は千差万別。価値観も当然異なります。人に寄り添う事の出来る人は、そんな様々な価値観を柔軟に受け入れることができるのが特徴。, 寄り添うことが出来る人は、自分とは違うということをはっきり理解した上で、柔軟にその人の考え方や価値観を受け入れることが自然とできています。そのため悲しい時や辛い時にそっと寄り添ってくれるでしょう。, 誰かに関わるのは少なからず面倒くさいこともあります。特に寄り添うとなると面倒くさいことが増えることも。, しかし、人に寄り添う事のできる人は、強い好奇心を持っている人が多いのです。積極的に人と関わろうとするため、人の様々な気持ちと出会うことも。そのため、結果的に人の辛そうな場面に立ち合う事も多く、寄り添う事が増えるのです。, 人に寄り添う事が出来る人は、その人を「どうにか助けてあげたい」と思うもの。それには周囲の人の助けが必要な事も多いです。, そのため、寄り添う事の出来る人は周囲を巻き込み、問題を解決しようとします。その必死な姿を見て、周囲も「助けてあげたい」という気持ちになるのです。, また、人を助けようとする共感力の高さが、周りから見て「何かしてあげたい」という気持ちになっていきます。, 寄り添う人はメリットを考えて行っていないこともしばしば。その打算の無い姿に、人は惹かれるのです。, では相手に寄り添う事が出来る人のメリットには他にどんなものがあるのか、代表的なものを3つご紹介します。, 相手に寄り添う事の出来る人は、相手の気持ちを理解し、共感できる人ということ。人は自分の気持ちを分かってくれる人に対して、信頼を置きやすいものです。, そのため、どんどん周囲の人と信頼関係を築けるようになります。また、その姿を見てさらに「あの人は信頼できる人なんだな」と周りから思われることで、その輪はどんどん広がっていくのです。, 恋愛には信頼関係は必要不可欠。相手を信じることで、相手をさらに思いやれるようになるのです。, さらに、相手に寄り添える人は、相手の気持ちを分かってあげられるので信頼関係を築きやすく、恋愛関係に発展しやすいのが特徴。, また、「自分のことを分かってくれている」という部分に、異性はどんどん惹かれていきます。それが恋愛関係になった後も長続きするのです。, 特に顧客のいる仕事は、顧客の気持ちになって考えることが大切です。相手に寄り添える人は、相手の気持ちになって考えられるので、プロジェクトでも成功をおさめやすいのがメリットの一つ。, また寄り添えるという事は、仕事仲間との円滑な人間関係も築きやすいということ。仕事仲間と信頼関係を築くことで、仕事が円滑にすすみ、物事が成功しやすくもなります。, 寄り添う事が出来る人の特徴やメリットをご覧になって「こんな人になりたいな」と思った方も多いと思います。, そこで相手の気持ちに寄り添うためにはどうしたら良いか、その方法をご紹介します。8つご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。, 誰にでも寄り添えるようになるには、多様な価値観を受け入れることが大切です。まずは人の様々な経験をして、自分の価値観を広げましょう。, 色々な人と話したり、触れ合ったりすることで、様々な考え方に出会うことができます。中には全く新しい価値観に出会うことも。全てを否定せず受け入れることで自分の中の価値感が広がり、多くの人に寄り添えるようになるのです。, 相手に寄り添える人は、聞き上手でありながら話し上手である人も多いです。たくさんの人と話して経験値を高めましょう。, そうすれば寄り添いたい人に上手に質問し、相手の話を引き出すことができます。相手としっかり話すことで、初めて相手の考えが理解できることも多いです。, 相手に寄り添うのはそれから。相手を理解し初めて共感して寄り添えるようになりますよ。, 相手に寄り添う方法は様々ですが、その中でもきっかけになりやすいのは共通点です。自分と相手の共通点を見つけることで、話が弾み、相手の話を引き出せます。, 趣味や仕事、好きなものなど何でも良いので共通点を見つけましょう。そうすることで相手の考え方や価値観を知ることができ、いざという時にそっと寄り添えます。, 落ち込んでいる時や悲しんでいる時に、はっきり口に出してくれる人ばかりではありません。普段から表情や仕草をじっくり観察する癖をつけましょう。, そうすることで、その人に何か変わったことがあればすぐに気付けます。落ち込んでいたら「どうしたの?」「大丈夫?」と声をかけることで、相手も心配してくれていると気付くはずです。, 交友関係を広げるには人の価値観を知ることが大切です。人の価値観に触れるには、本を読みましょう。いきなり交友関係を広げるのは大変ですが、本であれば手軽に多様な価値観に触れることができるからです。, 特に、エッセイ本がおすすめ。エッセイはその人の考え方や価値観がストレートに表現してあることが多く、普段本を読まない方でも分かりやすいでしょう。, そうして得た知識を実際に人間関係に当てはめることで、相手の気持ちをより理解しやすくなります。, 見せかけの共感は相手にすぐ見抜かれてしまいます。また上っ面だけの心配など誰も欲してはいません。相手に寄り添う時に大事なのは、心から相手に関心を寄せること。, そうすれば相手も心を開いてくれて、自分の考えや感じたことを話してくれます。相手に気を遣うあまり「大丈夫?」といった短い言葉しか出ない場合でも、相手のことを本当に思っていれば伝わるものです。, 人は無意識のうちに、自分を基準で考えてしまいます。自分の考えや価値観に固執するあまり「それは違うんじゃないか」「それはあなたがおかしい」と思ってしまうことも。, しかし、自分の価値観に固執していては、相手の気持ちや考え方を理解するのは難しいです。本当に相手に寄り添いたいと思うなら、相手の考え方や価値観を尊重し、思いやりを忘れないようにしましょう。, 人の心理とは複雑なもの。そこで人に心理の在り方や対処法などを知りたいなら、心理学を学ぶことも一つの方法です。, 心理学には人が陥りやすい考え方や、その対処法などが記されていることも多く、日常においても役に立ちます。, 本を読んだり、学校で本格的に心理学を学んだりし、日常で実践することで、相手の気持ちをどんどん理解できるようになるでしょう。, 相手に寄り添う事の出来る人は、多様な価値観を受け入れ、それに共感できる人です。そのため信頼関係を築きやすく、人間関係において様々なメリットがあります。, 自分も人に寄り添える人になりたいと思うなら、まずは相手の考え方や価値観を知りましょう。そのためには、自分の中の価値観を広げたり、相手の立場に立って考えたり、多くの人と話をしたりすることが大切ですよ。. また、接客が上手な販売員さんも相手の好みや気持ちを汲み取れる人が多いです。, でも具体的に「相手の気持ちに寄り添う人」とはどんな人なのでしょうか? 人に寄り添うことができる人とはどんな人を指すのでしょうか?そこで今記事では、寄り添うの意味や類語、相手に共感し寄り添うことができる人の特徴や、寄り添う人が得られるメリットまで解説!さらには、寄り添う人になるための方法までお教えします。 自分が当たり前と思ってきたことが当たり前じゃなかったり、自分がおかしいと思っていたことが常識だったり。, 頭が混乱してしまいそうですが、実際にそういうことがあるんです。 特徴を見ていきましょう。, 話していて気持ちがいい人、話を引き出すのがうまい人っていませんか? All Rights Reserved. 「汲み取る」という言葉を使える人は、気遣いの深い人である可能性が高いです。なぜなら、この言葉の意味を理解しているだけでなく、自分の生活で実践している人でもあるからです。そのような人になることができるように「汲み取る」という言葉の正確な意味について調べましょう。 twitterでは心とか、ネガティブ感情とのつきあい方についてつぶやいてます。 サクちゃん、スイスイと「悩みに寄り添い、書き続けること」というテーマでおしゃべりさせてもらって、超楽しかった。, テーマの方では、最初は三人とも、「あんまり寄り添えてはないよね」って言っていたんだけど、スイスイは相談に答える前に、憑依するようにいったん相談者になりきる、というプロセスがあるらしく、それは「寄り添っているなあ」とおもった。, ぼくも「寄り添う」ってどういうことかな、といろいろ考えながらしゃべったんだけど、あんまり頭の中が整理できてなかったのもあって、あの場で何言ったのかあんま覚えてないから(笑)、あらためてじっくり考えなおしてみた。, まずは考えたのは、寄り添いと「共感」について。寄り添うことと、共感することはかなり近い領域にある言葉だ。, 共感できるとは大きく分けて、「ひとの気持ちを汲んで」「寄り添うことができる」ことだ。, 前半の「ひとの気持ちを汲む」の部分は、技術的な側面が強いんじゃないかとおもっている。ひとの気持ちを精緻に汲むためには、知識や経験をとおして、相手の「痛み」についての理解が深いことが必要だ。医師や心理士などの対人支援職であれば、プロフェッショナルとして、頻出するケースとその対処法をパターンとして熟知しているってことだとおもう。, 「○○のときにはこうしたほうがいい」「○○においてはこれは役に立つ、役に立たない」, こういうのは、言ってしまえば単なる知識にすぎない。それでも、知識を集めることでミスコミュニケーションが減り、相手のもつ苦悩のバリエーションに幅広く対応できるようになる。それは、関わるひとの「共感する能力」を向上させ、より深いレベルで相手の理解がしやすくなるだろう。, これが、「共感」の技術的な側面としてのおはなし。客観的な能力としての共感力は、向上させることができる。, 一方で、後半にある「寄り添うこと」には、関わるひとの主体的な意志が必要だと感じるのだ。「寄り添うこと」を考えたときに、一番しっくりきたのは、大好きな「透明人間の骨」という作品のなかのシーン。, 主人公の花(あや)の精神的な拠り所である中山栞先輩が、じぶんを消したいと願って失踪した花を見つけだして、言った台詞。, 初めてこれを読んだとき、鳥肌が立った。ぼくがFESで言いたかった、「寄り添う」ってこういうことなんだとおもう。, 栞先輩の「闇を背負わせてほしい」ということば。ここに、ぼくのおもう「寄り添うこと」の本質があるとおもった。, イベントのあと、尊敬する若い看護師さんとこのテーマについて議論したときに、やっぱり鍵になったのは「そのひとと、一緒に悩むことができるかどうか」ということだった。もっといえば、「それをじぶん自身が望むかどうか」だ。, 「あなたの苦悩を軽くするお手伝いができます」と「あなたの苦悩を、わたしの苦悩として一緒に引き受けます」はまったく異なるスタンスだ。, 技能としてあなたの苦悩に対処できるかどうかということではなく、ひとりの人間として「あなたの闇を背負いたい」とおもえるかどうか。ぼくの場合でも、ほとんどの場合は前者で、ひとの助けになりたいという気持ちはあっても、「闇」まではなかなか背負えない。, 「このひとの闇はじぶんの苦悩であり、ともに背負うことはじぶんの人生」であると感じ、とことんまで関わりきりたい、とおもえるようなひとが。その気持ちを駆り立てるのは、プロフェッショナルとしての「べき論」や「責任感」などといった知性的ものではなく、もっと感性的な、ただ「じぶんがそうしたい」という超主観的で利己的な欲求でしかなかった。, そして、その欲求の根っこにあるのは「あなたという人間が知りたい」と、「そのことを通して、じぶんという人間をより知りたい」という、きわめて情動的な好奇心なのだと気づいた。, 以前、三宅陽一郎さんが「幸せとは、”世界”の一部として自分の機能がフルに活用されている状態」だと話してくれていたのを覚えている。, そこに「じぶんにしか照らせない闇」があったときに、それを追い求めることは、すごく自然で本能的な行為なんだとおもう。その先には、自らの全力をもって「世界と接続している」という実感が得られる可能性がある。そんな幸せなことはそうそうないから。, 「寄り添うこと」を考える上で、もうひとつ重要なのは、イベントでサクちゃんも言ってたように、「わかり合えない」という前提からはじまるってこと。わたしとあのひとは別人格、という前提をもってはじめて、ひととしての境界を意識した、リスペクトをもった関わりができる。共感の技術を持った人間の「わかりたい」という欲求にもとづいた関わりは、いきすぎると相手を飲み込んで、染め上げてしまうリスクがある。, ぼくの理想とする「寄り添う」とは「わかりあえない」という前提と、相手の人格へのリスペクトのもとに「共感する」ための技術を兼ね備えた人間が相手を「わかりたい」という欲求に忠実に関わりきることだということがわかった。, 最終的にじぶんが決められるのはスタンスだけで、ほんとうに寄り添えているかどうかを決めるのは、相手である。, もちろん、これはぼくの完全プライベートなことばの定義であり、これ以外を認めないというわけでもなければ、そんな権利もない。ただ、あくまでもじぶん自身のために、人生において重要なキーワードだと感じた言葉を、しっかりと分別をもって大事に使いたいとおもったのだ。なぜなら、言葉を選ぶことは、人生を選ぶことにかなり等しいとおもうから。最近とくにそういう感覚があるなぁ。。。, というわけで、ある程度納得するまでしっかり考えることができて、すっきりしている。これも全部、3人をブッキングしてくれて「悩みに寄り添い、書きつづけること」という素敵なテーマを与えてくれた盟友みずPをはじめFESを運営してくれたpiece of cakeのみなさん、一緒に喋ってくれたサクちゃん・スイスイ、会場に来てくれた方、質問くれた方、お話してくれた方、そしてtwitterやnoteでいつもぼくらのことばを受け取ってくれる方のおかげ!, いつも読んでくれてありがとうございます。