本日は私が ジョジョを読んで思わず涙を誘われた 珠玉の感動シーンをベスト5にてご紹介します。, 【ご注意】当記事にはジョジョの奇妙な冒険シリーズに関するネタバレ要素が多分に含まれます。, 「筋◯マン」や「ドラゴ◯ボール」 「魁!◯塾」など、同時代の 他の人気作品のように 作者の都合でキャラクターを 簡単に死なせたり蘇らせたり ということをしません。, 思い返せばジョジョでは ツェペリさん、ジョナサン、 アヴドゥル、イギー、花京院、 重ちー、ブチャラティ、ドッピオ、 FF、ウェザー、ジャイロなど 数多くの脳裏に焼き付く散り様が 描かれてきました。, しかしその中でも 私にとって特に強烈だったのが 第二部に登場した シーザー・ツェペリの死亡シーンです。, 『キザで嫌味なやつとして初登場した ライバルキャラが敵との戦いや 修行を通じて主人公と無二の親友になり、 最後は主人公のために命を散らす』, この筋書き自体は 少年漫画にありがちな、 言ってしまえばベタな展開かもしれません。, しかし、私が初めて シーザーの死の場面を読んだ時に受けた衝撃は 数日の間その余韻が頭から抜けなくなるほど 強烈なものだったことを記憶しています。, ワムウ戦の直前、 言葉の弾みで先祖の復讐という シーザーにとって最も重要な動機を 否定してしまったジョセフに対し シーザーが激昂して殴りかかり、 その勢いで敵の根城に単身で 突撃してしまったのです。, その結果シーザーはそこで命を落とし、 二人が和解する機会は 永遠に失われてしまったのでした。, これはジョセフの視点から見ると 自分たちがシーザーを引き止めなかったために 見殺しにしてしまったと感じてもおかしくない状況です。, そうした一連の流れの中で 後のジョセフとリサリサの 涙のシーンを読んだとき、 私は二人の感じたであろう後悔を思って 一層の衝撃を受けたのでした。, ワムウはシーザーに勝利した後、 その強さを認め、シーザーがジョセフに遺した 解毒剤リング入りの血のシャボンを、 破壊しようと思えば容易くできるのに あえて見逃すという行動に出ています。, そしてこうしたワムウが相手だったことは 読者にシーザーの最後の戦いが 全力を出し切った悔いのないものだった という印象を与え、また後に ジョセフが親友の仇のワムウに対し 友情を感じその死に敬礼までするという 二部屈指の名シーンを生み出すことにもなりました。, これが例えば 合理的で冷酷なカーズの手でシーザーが 罠にはめられて殺されていたりしたならば 私はシーザーの死やその後の展開に対しても あれほど強い感動は受けなかっただろうと思います。, シーザーの死に涙した多くの読者にとって 最も心揺さぶられた瞬間といえばやはり、 それまで鉄面皮を貫いていたリサリサ先生が、 岩の下から流れ出るシーザーの血を目にして ついに感情を抑えきれず落涙した あのひとコマだったのではないでしょうか。, 1.ジョセフが血のシャボンでシーザーの死を確信2.リサリサは表面上は冷徹な態度、ジョセフもその意を汲んで悲しみをこらえる3.岩の下からシーザーの血が流れているのを見つける4.リサリサ先生が思わず泣き崩れる5.ジョセフ号泣6.ナレーション「ここは敵地〜」, この一連の流れがあまりに秀逸すぎて、 普段漫画で泣くことのない私ですら ついに涙を禁じ得ませんでした。, 第二部の終盤に向けて 一気に読者の意識を引き締めてくれた 最高のエピソードでしたね。, ジョジョの奇妙な冒険 第4部 カラー版 18 (ジャンプコミックスDIGITAL), 『足を速くしてください』でしょうか? それとも『ゲームボーイをください』でしょうか?, しかし第四部に登場した10歳の少年 川尻早人の『お願い』は『どうか僕に人殺しをさせてください』でした。, しかしながら、スタンドも波紋も 持たない10歳の子供(しかも根暗)が 無敵の「バイツァ・ダスト」を たった一人で打ち破るだなんて、 一体誰が予想できたでしょうか?, しかも早人の活躍はそれにとどまらず、 その後も吉良と戦う仗助のサポートをこなしたり、 スタンドを見ることすらできないのに バイツァ・ダストの能力を承太郎たちに 説明する秀才ぶりを発揮したりと 仗助でなくとも「本当に小学生か?」 と疑ってしまいたくなるような 大活躍を見せました。, しかし、そんな早人も 吉良が死に、全てがいつもの日常に戻っていく 第四部のエピローグでは 10歳の子供らしい素顔を見せます。, 自分がときめいた夫が殺人犯と入れ替わっていたことも 息子(早人)が父の仇を討ったことも知らない母しのぶの 呑気な呼びかけに対し、涙ながらに「ぼくも…パパが帰ってから……いっしょに…食べるよ」と呟く早人。, ジョジョの魅力はバトルだけじゃないと 改めて気付かせてくれた 思い出深いワンシーンです。, ジョジョの奇妙な冒険 第7部 カラー版 23 (ジャンプコミックスDIGITAL), 『血統』をテーマとするジョジョには 一部のジョナサンとジョージ1世、 四部の仗助とジョセフ、 五部のブチャラティとその父、 六部の徐倫と承太郎など、 親子の絆をテーマとした エピソードがいくつも存在します。, しかしその中でもとりわけ 私の心に残っているのは 第七部のジョニィ・ジョースターと その父ジョージ・ジョースターの 決別と和解のエピソードです。, そのひとつの理由は ジョニィとジョージが決別した 過去のエピソードの重さにあります。, SBR読者にとっては不要かもしれませんが 改めて事のあらましをおさらいしましょう。, 没落した貴族の末裔、 ジョースター家の当主ジョージは かつて三冠レースを制覇した 優秀な調教師であり、 また裕福な牧場主でもありました。, ジョージには 兄ニコラスと弟ジョニィという 二人の男の子供がいて、 中でも兄のニコラスは ジョッキーとしての類まれな才能があり 父のジョージもその将来を嘱望していました。, またニコラスは性格も良く、 例えば弟のジョニィが厳格な父に隠れて こっそり白ねずみを買っていたことがばれ、 自分の手で溺死させることを命じられた際には 学校の実験室のネズミの死体とすり替えて ジョニィのネズミはこっそり森に 逃がしてやることを提案するなど ジョニィにとっても憧れの心優しい兄だったのです。, しかしそんなニコラスは ある時練習中の落馬事故※によって 突如としてこの世を去ってしまいます。 (※この事故は幼少期のディエゴが 細工して仕組んだ疑いあり), そしてニコラスの死から数年後、 かつての兄と同じくらいの年齢に成長し、 自らもジョッキーになったジョニィは レース直前に自分の乗馬ブーツが 壊れている事に気づき、代わりに ニコラスが使っていたブーツを拝借しようとします。, 未だニコラスの死から立ち直れないジョージは 「お前にニコラスの形見を使う資格はない」と言い ジョニィの手から無理やりニコラスのブーツを 奪い取ろうとしたのです。, このジョージの行動に対し、 いつまでも自分を認めてくれない父に 反感を抱いていたジョニィの怒りがついに爆発。 暴言と共に父を突き飛ばし、 ガラスを破ってけがを負わせてしまいます。, 首から血を流し、 ジョニィから目を背けて涙を流すジョージ。 そして彼はとうとう最も言ってはいけない ひと事を口にしてしまいました。, しかしジョージは間髪入れず ジョニィに家を出て行くよう宣告し、 こうして二人はそれ以降 完全な絶縁状態となってしまったのでした。, 上記のエピソードを踏まえて 私が感動した第二の理由は それが全く予想外に起きたことです。, ジョージは作中中盤から ジョニィの回想に登場してはいたものの それはあくまでも回想の中のみの登場であり、 初読時の私はジョージがそれ以上の役割を 与えられるだなんて欠片も想像していませんでした。, しかし、SBRレースも大詰めの8thステージ、 ジョニィとディエゴとのデッドヒートの最中に ジョージが不意に見物客の中から姿を現したのです。, 前述のエピソードもあり ジョージにはただただ『非道い父親』 という印象しかなかった私にとって、 このエピソードは全くの予想外であり、 それだけに鮮烈な衝撃がありました。, ジョージに気づいたジョニィが 言葉を返すわけでも無く、 静かに涙を流して駆け抜けていくのも泣かせますね。, また、私がこのシーンの ジョージのセリフで最も印象深かったのが 『たった一人ぼっちで』という言葉選びですね。, ご存知のようにSBRの道中、 ジョニィは本当は『一人ぼっち』 ではありませんでした。, ジョージは知らなかったことですが、 ジョニィにはジャイロという無二の親友が ずっと傍についていたのです。, しかしそのジャイロは 大統領の手によって殺されてしまい、 ジョニィは再び『ひとりぼっち』に 戻ってしまいました。, ジョージは正確な事情を知らずに 『一人ぼっち』という言葉を使いましたが、 図らずもそれが ジャイロを失ったジョニィの悲しみを、 改めて私たち読者に思い起こさせる 役割を果たしてくれたわけですね。, 第七部終盤はジャイロの死、 ACT4覚醒、大統領の死、 ディエゴの復活、SBR優勝者決定など、 怒涛の展開の連続でした。, そんな中で、別に無くても 物語自体は成立するこのエピソードを わざわざ描いたのは、 もしかしたら荒木先生自身が 子供を持つ父親となったことが 背景にあったのかもしれません。, 格好良いスタンド能力や名セリフ、 派手なバトル等が注目されがちなジョジョですが、 こうした繊細な人間描写の巧みさもまた 長年にわたって根強い読者を惹きつけ続ける 大きな魅力のひとつです。, ジョジョの奇妙な冒険 第5部 カラー版 12 (ジャンプコミックスDIGITAL), 第四部終盤のバイツァ・ダストのエピソードを境に ジョジョでは『決定された運命とそれに抗う人間の意志』 という哲学的なテーマがしばしば 強調されるようになっていきます。, 中でも五部中盤に描かれたアバッキオの死は そのテーマに対する荒木先生なりの答えを 見事に描き切った珠玉の名エピソードでした。, 第五部中盤、 アバッキオがボスの手によって 命を落とした次の回は なぜかそのアバッキオがレストランで 食事をとっているシーンから始まりました。, テーブルにつき、パスタを フォークに絡めているアバッキオは 自分の足元から『ガチャン ドシャン』 『パリーン ガチャン!』という 妙な物音が聞こえることに気づき、 テーブルの下を覗き込みます。, そこにいたのは テーブル近くのビン捨て場に屈み込み、 割れたガラス片をひとつひとつ ピンセットで回収する警察官の姿でした。, 思わず訪ねたアバッキオに警官は 昨晩この近くで強盗事件があったこと、 そしてその際に犯人が握っていた ビンに付着した指紋を探すために ビンの破片を集めていたことを話します。, 「結果」だけを 求めていると 人は近道をしたがる ものだ………… 近道した時 真実を見失う かもしれない. 名無しのジョジョ好き; 2016年04月15日 19:19; 承>仗>ジョナ>ジョル=ジョリ>ジョニ>ジョセ>>定助. 6. しかし、SBRレースも大詰めの8thステージ、 ジョニィとディエゴとのデッドヒートの最中に ジョージが不意に見物客の中から姿を現したのです。 (荒木飛呂彦『ジョジョの奇妙な冒険 第七部 カラー版 23』集 … ディエゴ・ブランドーは、荒木飛呂彦の漫画ジョジョの奇妙な冒険Part7「スティール・ボール・ラン」の登場人物。通称Dio。, 大陸横断レース「スティール・ボール・ラン」(SBR)の優勝候補。21歳という若さでイギリス競馬界の貴公子と呼ばれるほどの天才ジョッキー。馬の癖を見抜きそれを利用して他者を追い抜くなど、ジョニィ・ジョースター以上の卓越した腕を持つ[1]。, イギリス下層階級の出身で貧困により母を失っており、理不尽な社会への復讐心を抱いている。また功名心と金銭欲が人並み外れて強く、名声を手にし政治家となり、やがては社会の頂点に立つ事を目論みSBRに参加した。, しかしレース中、とあることからスタンド能力、そして「聖人の遺体」のことを知ってしまい、偶然も重なり「遺体」の一部の入手とスタンド能力に目覚めることに成功。以後大統領と取引をし、刺客としてジャイロとジョニィの前に立ち塞がる。だがその本心は大統領すらも出し抜き「遺体」を集め頂点に立つという強烈な野心に満ち溢れている。, 作者曰く、「石仮面のない世界でのDIO」。事実、DIOとは共通する部分が非常に多い。, 自らを含めた様々な生物を恐竜化し、自在に操る能力。自分を恐竜にすることで、嗅覚や筋力など身体能力を大幅に向上させることもできる。動体視力に優れ多くの攻撃を見切ってしまうが、視力は人間に比べ大きく劣るため静止しているものは感知できないという弱点がある。元々は大統領の刺客であるフェルディナンド博士のスタンドだったが、「遺体」の影響からか自分のものにした。, ディオ・ブランドーが初期やる夫スレからあらゆる役どころで大活躍していたことと比較すると、ディエゴの配役はずっと少ない。AAも少なかったが、漫画連載クライマックスから完結後にかけて増え、やる夫スレに起用される例も増えた。, ディオとの関係は、血縁者・そっくりさんなど様々である。同一人物のAA差分として使われる場合もある。, 原作では別のスタンドを使うディエゴも登場するのだが、ディオとの差別化もあり、スタンドをネタにする場合はスケアリー・モンスターズを意識した恐竜ネタが多い。多彩な生物やキャラクターのAAと絡めることができるため表現の幅は広い。, 連載当時はディエゴのAAが少なかったため、ディエゴのAAだけでなくディオ(DIO)のAAをディエゴのキャラクターとして動かしていた(作中でもディオ(DIO)を意識したセリフや行動等も少なくなかった)。知名度もまだ高くなく、読者のレスも「DIO様」が散見し、DIOとほとんど区別されていなかった。, アプリをダウンロードすれば、いつでもどこでもお気に入りのコミュニティに簡単にアクセスできます。, https://yaruo.fandom.com/wiki/ディエゴ・ブランドー?oldid=94172. ジョジョの奇妙な冒険のスタンドキャラ紹介サイト。ジョジョの奇妙な冒険の由来や元ネタなども紹介。, ディエゴ・ブランドーとはジャイロとジョニィのライバル的位置に存在する天才騎手。 もとは下層階級の出身だが、イギリス競馬界の貴公子になるほどの実力を持った天才で、優勝候補の1人。ゼッケン番号?-001。それぞれの馬が持つ「走るクセ」を見抜く才能があるが、目的のためには手段を選ばない最低な男との噂もある。 劇中での活躍 貧困状態にあえいでいた両親により、生まれてからすぐ捨てられたが、どうしても見捨てられなかった母親と、近くの農場主の男に助けられてともに農場で暮らすようになる。ある時、農場主の男がディエゴの母親に対し肉体関係を要求したのを拒まれた腹いせに、ディエゴ達の食器を壊すという嫌がらせを受ける。これに対しディエゴの母親は子供のためにシチューを手で受け取り火傷を負う。1年後、ディエゴの母親は破傷風により23歳の若さで死去。ディエゴはシチューによる手のひらの火傷が破傷風の原因だと”信じ込み”、理不尽な社会に復讐を誓う。そして社会の頂点に立つ事を志し、レースに参加した。 レース中盤、遺体の「左眼球」を手に入れた事により、フェルディナンドの恐竜化の能力を引き継ぐ。また、自身の名誉と権力を手に入れるために、ジャイロたちを倒すことを条件に大統領と取り引きをしていたが、大統領からしてみれば捨て駒として利用していたに過ぎない。後に大統領のスタンドによって異世界に引きずり込まれ、左眼球を奪われた上に肉体が崩壊して死にかけるが辛うじて元の世界に戻り、大統領撃退の策を考える。能力の弱点を見つけた事により、列車内での戦闘で大統領を追い詰め、ホット・パンツとの共闘で圧倒する。列車外に放り出された大統領を追跡し、そのままトドメを刺そうとするも、大統領が己の髪を列車の車輪と線路の間に巻き込んだことにより偶然スタンド能力が発動し、大統領とともに列車の下に引きずり込まれ死亡する。 しかし、ディエゴの極端な上昇志向を評価していた大統領は、ジョニィに敗れる直前に並行世界のディエゴと接触、遺体の回収を託されたディエゴは大統領の能力で基本世界へ連れてこられ、レース優勝という栄光、そして遺体をめぐりジョニィと最後の勝負を繰り広げる。ジョニィとの戦闘の際はTHE WORLDの時間停止能力と知略でジョニィを追い詰め勝利した。レース優勝後に大統領が用意したシェルターに遺体を納めようとするが、待ち受けていたルーシーの機転により死亡。その後、大統領専用列車付近でシルバー・パレットが発見され(並行世界のディエゴは愛馬と共に基本世界へと来ていて、基本世界のディエゴの騎乗していた馬が大統領専用列車付近にいたものと思われる)、レースのルールである「馬(塔乗物)の交換は失格となる」に則り失格となった。, 超像可動 ジョジョの奇妙な冒険 第7部 スティール・ボール・ラン ディエゴ・ブランドー 特典付き限定版, 超像可動 「ジョジョの奇妙な冒険」第三部 11.DIO (荒木飛呂彦指定カラー) (再生産), スケアリー・モンスターズ(恐竜)とは自分を含め、生物を恐竜化する能力。恐竜のデザインは自由自在で、ランプスタンドや背景にあわせた保護色の形態に変身させることが出来るなど、フェルディナンド博士の能力よりも応用が利くものとなっている。小動物を恐竜化させ周囲の索敵を行ったり、自身を恐竜化する事で嗅覚や俊敏さ・動体視力等の身体能力の向上させる事なども可能。しかしこの状態では静止視力が大きく劣り、動いていないものがまったく見えないという欠点がある。 ディエゴ・ブランドーとはジャイロとジョニィのライバル的位置に存在する天才騎手。 もとは下層階級の出身だが、イギリス競馬界の貴公子になるほどの実力を持った天才で、優勝候 … 第7部「スティール・ボール・ラン」の主人公のひとり。ジョニィ、もしくはジョーキッドの名で呼ばれるが、基本的には前者の方で統一されている。 5歳の頃から才能を見せていた天才ジョッキーだったが、有名になるうちに兄の死や父の言葉もあったためか次第に高慢になっていった。二年前、当時付き合っていた恋人にせがまれて映画館に入ろうとしたところ、「ジョニィ・ジョースターなら列を無視して入っても大丈夫」とささやかれ、先頭に並んでいた小男の前に割り込んでしまう。当然咎められた … ファニー・ヴァレンタインのDirty deeds done dirt cheap(いともたやすく行われるえげつない行為)|D4C-ラブトレイン-のキャラと元ネタを紹介。第23代アメリカ合衆国大統領。, 【破壊力:Dスピード:C射程距離:C持続力:A精密動作性:E成長性:B】 ザ・ワールドの由来は、タロットカードの「世界(ワールド) 」, 超像可動 「ジョジョの奇妙な冒険」第三部 19.ザ・ワールド3 SANDVer. 7. マイク・Oのチューブラー・ベルズのキャラと元ネタを紹介。大統領護衛警備のスタンド使い。語尾、語中に「-の世界」を付ける口癖がある。大統領と夫人に対する忠誠は強い。, 【破壊力:Bスピード:C射程距離:C(2m)持続力:B精密動作性:E成長性:C】 この言葉を聞いたアバッキオは 「うらやましいな……」と呟いた後、 昔自分が警官になりたいと思っていたこと、 そしてその夢を自分で ダメにしてしまったことを話します。, そして自分が話していた警官が かつて自分が賄賂を受け取ったせいで 殉職した警官であったことに気づき、 バスで仲間の元に戻ろうとしたところで 場面は急転換、アバッキオの遺体の周りに 集まるブチャラティたちの場面に変わり、 今までの光景が現実のもので なかったことが読者に明らかにされたのでした。, 人間に自由意志はなく、 この世に起きるあらゆる出来事は あらかじめ決定されていると考える 決定論という思想的立場があります。, 私たちの多くは 未来をより良いものに変えられると信じて 日々の勉強や仕事に励んでいますが、 しかしこの決定論の立場を突き詰めると その人が努力して成功できるかどうかは 遺伝的要因や生まれた時代、環境など 本人の意思とは無関係の条件で決定されるため 結局は『努力もまた才能の一種である』という なんとも夢も希望もない結論に陥ってしまいます。, しかし荒木先生は そうした悲観的なニヒリズムを このアバッキオのエピソードをはじめとする 数々のエピソードを通して強力に否定します。, 第一部のジョナサンのセリフ 『人間に不可能はない 人間は成長するのだ』に顕著なように、 一貫して人間賛歌を描いてきた荒木先生にとって この決定論の問題はいずれ必ず 乗り越えなければならない壁だったのでしょう。, 荒木先生のメッセージが 成功したかどうかは 私たち一人一人の受け取り方に委ねられますが、 少なくとも私にとっては、 日々の虚しさに立ち向かう勇気をくれる、 心のお守りのような名シーンとなっています。, ジョジョの奇妙な冒険 第6部 カラー版 17 (ジャンプコミックスDIGITAL), 五部のレクイエム戦あたりから 感じられていたスタンド能力の複雑化と 決着の納得のいかなさがピークに達し、 その上肝心のストーリーも超展開の連続すぎて 読んでいて置いてきぼりにされている感が どうしても否めなかったからです。, しかしながらもし私がジョジョで 最も感動したシーンを問われれば この六部ラストシーンを推すでしょう。, 在りし日のDIOの親友だったプッチ神父は DIOの遺志を継ぎ、DIOが残した 「天国に行く方法」を実践しようとします。, 特別懲罰房の囚人の魂を生贄に DIOの骨から緑色の赤ん坊を誕生させ、 自身のスタンド『ホワイト・スネイク』と融合、 重力を反転させるスタンド能力、 『C-MOON』へと進化させました。, さらに『C-MOON』は ケープ・カナラベルにて 新月の重力の影響を受けて 『メイド・イン・ヘブン』に進化。 ついにプッチ神父が求めた 『天国に行く方法』が完成します。, その戦闘能力は圧倒的で 承太郎、アナスイ、エルメェス そして徐倫を次々に殺害、 子供のエンポリオ一人を残して 主人公チームをほぼ壊滅させるという 前代未聞の大番狂わせを起こしました。, しかし、『メイド・イン・ヘブン』の 真骨頂は強さなどではありません。 その真の目的は時間の進み方を 極限まで加速させることで 最終的に宇宙の終わりまで時を進めて 全ての生物を『一巡後の世界』に 到達させることだったのです。, 一巡後の世界では全ての生物が 前の宇宙での出来事を覚えていて、 そのために自分がいつ誰と出会い、別れ、 何を体験し、いつ死ぬのかといった 未来の運命を既に知っています。, そしてプッチ神父の理屈によると こうなることで全ての人間が 未来を『覚悟』することができるようになり、 それによって『幸福』になれるのだというのです。, しかし、そんなプッチ神父の目論見は 一人生き残ったエンポリオによって阻止されます。, プッチ神父だけが 運命を変えられる事実を逆手に取られ、 宇宙が完全に一巡する前に プッチはエンポリオに逆に殺されてしまったのです。, 途中でプッチ神父が死亡したことで 「天国」は完成することなく消滅し、 結果的にのちの七部や八部へとつながる パラレルワールドが誕生したのでした。, それは前の世界で仲間だった エルメェスそっくりの女性、 そしてアイリンとアナキスと名乗る 徐倫とアナスイそっくりのカップル。, その後、エンポリオ達の乗った車に ヒッチハイクするウェザーらしき人物の 後ろ姿を描いたコマのあと、 ハイウェイを過ぎ去る車と 空に浮かぶ徐倫、エルメェス、承太郎、アナスイ、 ウェザーの姿をバックにして 堂々と第六部の完結が宣言されたのです。, 初読時は正直言って、 承太郎や徐倫がプッチに敗北する この展開に納得がいきませんでしたし、 これまで親しんできたジョジョの作中世界が プッチ神父の電波理論の犠牲になって 全てリセットされてしまったことにも不満がありました。, しかし、初読から数年経って、 改めてジョジョ全巻を通して読んでみると、 なぜ荒木先生があのラストシーンに至ったのか その理由について自分なりに思う部分が出てきたのです。, ジョナサンやジョージ1世の黄金の精神が その血とともに時代を超えて受け継がれていくお話です。, 大切なのは血筋を作品に残すこと。 「彼女(ジョリーン)」は孤独だが先祖の心を受けついでいる。, 『蛙の子は蛙』という ことわざに代表されるように、 私たちは血の繋がりという 肉体的連続性に精神的連続性をも 見出す文化を共有しています。, TVでスポーツ選手の子供が同じく スポーツ選手になったというニュースを聞いたり、 犯罪を犯した人の子供が同じく 犯罪を起こしたという話を聞いたりすると、 自然と『やっぱり血筋なんだな』という 解釈をしてしまいたくなるのがその好例でしょう。 (人間は異なる物事の間に因果関係を 探したがる性質が先天的に備わっている), しかし、そのような 『人間性』を『血統』と関連づける考え方は 先のアバッキオの項で触れた 決定論を肯定する考え方につながり、 ややもすれば血筋を理由とした 差別主義にも繋がりかねません。, 荒木先生もおそらく、 『血統』の物語を描く中でその矛盾に 行き当たったのでしょう。, だからこそ、その矛盾を乗り越えるために それまで続いてきたジョースターの血を六部で一度断ち切り、 あえてジョースターの血統ではないエンポリオを 唯一の生き残りとする決断を下したのではないでしょうか。, そしてそれゆえに 『僕の名前はエンポリオです』は ジョジョで最も重い意味を持つシーンであり、 また同時にエンポリオの徐倫たちを失った悲しみと その生まれ変わりであるアイリン達に出会えた 喜びが入り混じったマンガ史上でも他に類のない 哲学的深みのある感動的な シーンになりえたと私は思うのです。, ジョジョには思入れのある場面が 数え切れないほどあるため、 今回5つに絞るのは中々大変でした。, 特に、今回はいらなかった中で 最後まで迷ったのが上記のシーン。 どれもすごく心に残る大好きなシーンですね。, ジョジョの全シリーズから珠玉の名バトルを厳選してご紹介!そのバトルで登場した名言や名シーンの解説も行います。, ジョジョ好きなら誰もが一度は考えた疑問「もし1つだけスタンド能力が手に入るならどれがいい?」について全力で考えてランキング化してみました!, 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