© 2020 300books All rights reserved. Amazonで江戸川 乱歩, 中村 猛男の少年探偵江戸川乱歩全集〈36〉影男。アマゾンならポイント還元本が多数。江戸川 乱歩, 中村 猛男作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。また少年探偵江戸川乱歩全集〈36〉影男もアマゾン配送商品なら通常配送無料。 ipadでイラストも書いています。ツイッター、Instagramフォローしてくれたら嬉しいです。. 江戸川乱歩は日本を代表する推理小説家です。昔の作家ですが、非常に読みやすく古さを感じないという評価も受けています。幅広い世代で楽しめる作品がありますが、非常に作品が多く選ぶのは大変でしょう。江戸川乱歩作品をランキング形式でまとめました。 少年探偵団シリーズも忘れずに! 最後にこのシリーズを。 小林少年を団長とした「少年探偵団」が活躍する少年探偵団シリーズです。 子供向けミステリですがその分読みやすいし、なりより大人が読んでもとっても楽しめるんです。 『人でなしの恋』 『D坂の殺人事件』 『心理試験』 『屋根裏の散歩者』 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 年間300冊くらい読書する人です。主に小説全般、特にミステリー小説が大大大好きです。 ipadでイラストも書いています。ツイッター、Instagramフォローしてくれたら嬉しいです(*≧д≦), 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。, 年間300冊くらい読書する人です。主に小説全般、特にミステリー小説が大大大好きです。 『踊る一寸法師』 ミステリー小説を好きな方で、江戸川乱歩(えどがわらんぽ)という名前を聞いたことがないという方はいないでしょう。, まさに日本の推理小説の原点と言いますか、日本のミステリ小説の基礎を築いたと言っても過言ではないのです。, しかし意外にも、名前は知っているけど作品を読んだことがない、という方が多いようです。, 確かに江戸川乱歩の面白い作品はたくさんありますし、その作品を集めた「作品集」も数多く存在します。, 『二銭銅貨』 『鏡地獄』, 江戸川乱歩の名作は非常に多いのですが、その中でも『江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)』は本当に名作揃いの作品集です。, どれも江戸川乱歩の作品を読む上で欠かせないものばかりとなっていますので、まず読んでおいて間違いありません。, 『石榴』 @“ä‰ð‚«‚Ì–Ê”’‚³‚ł͊ԈႢ‚È‚­ƒVƒŠ[ƒY’†ƒgƒbƒvƒNƒ‰ƒX‚¾BÅŒã‚É‚µ‚Ä‚±‚̏o—ˆ‚Ì—Ç‚³B‚â‚ê‚΂ł«‚邶‚á‚È‚¢‚©—•àæ¶B‚Å‚àƒGƒŒƒx[ƒ^[‚ƃiƒCƒt‚̃gƒŠƒbƒN‚Í–³—‚Å‚µ‚åDDDŠp“x‚ªB, @“ä‰ð‚«‚Ì–Ê”’‚³‚ł͊ԈႢ‚È‚­ƒVƒŠ[ƒY’†ƒgƒbƒvƒNƒ‰ƒX‚¾BÅŒã‚É‚µ‚Ä‚±‚̏o—ˆ‚Ì—Ç‚³B‚â‚ê‚΂ł«‚邶‚á‚È‚¢‚©—•àæ¶B‚Å‚àƒGƒŒƒx[ƒ^[‚ƃiƒCƒt‚̃gƒŠƒbƒN‚Í–³—‚Å‚µ‚åDDDŠp“x‚ªB. 『目羅博士』 『二癈人』 『押絵と旅する男』 少年探偵団の井上少年とポケット小僧は、野村みち子ちゃんという少女を、うそをついて、どこかへつれていく、あやしい男のあとをつけていきました。 その男は、少女といっしょに、さびしい町のマンホールの中へ、消えてしまったのです。 『人間椅子』 子どもの頃に児童書で出会ってから今に至るまで、飽きることなく楽しませてもらっています。, 何歳になっても面白いと思える乱歩の不思議な魅力、それはきっとたくさんの人に伝わるものなのではないでしょうか。, そんなわけで今回は、(たぶん)全作品を読破している私が、勝手に「江戸川乱歩究極のおすすめ小説10選」をご紹介したいと思います。, 江戸川乱歩は決して過去の作家ではなく、今後も読み継がれていくであろう名作の宝庫となっているのです。, 読書のための本を探しているのなら、ぜひこの機に乱歩ワールドを体感してみてください。, 江戸川乱歩の作品には、その世界でしか描かれない、その筆からしか生まれ得ないような表現方法がたくさんあります。, そういった「乱歩だから許される」数々の感覚こそ、江戸川乱歩作品の魅力だといえるでしょう。, 例えば明智シリーズで頻繁に描かれる逃走劇などは、他の作品で見せられても滑稽にしか感じられないと思います。, 江戸川乱歩ならではの文体と勢い、そして全体に染み込んでいる空気があってこそ、それらの表現は「許される」ものになっているのでしょう。, 当然ながらそれらは江戸川乱歩の小説でしか読めないため、体験するには実際に手に取ってみるしかありません。, そんな限定された魅力があるからこそ、江戸川乱歩の小説はおすすめしたくなってしまうのです。, 江戸川乱歩の作品はホラーやミステリーが中心となっているため、ときには毒々しさに満ちた雰囲気が展開されていきます。, しかしただ恐ろしさや不気味さを提供するのではなく、ところどころにコミカルさが見え隠れしている点もまた、江戸川乱歩の魅力だといえるでしょう。, そのコミカルさは文体から直接感じられることがあれば、登場キャラクターの言動から実感されることもあります。, 常にどこかにコミカルな要素が組み込まれていることが、読後のすっきりとした解放感につながっているのかもしれません。, この独特のコミカルさは、決して作品の恐怖を中和したり、つまらないものにしたりすることはないのです。, あくまで1つのスパイスとして機能しているので、作品をチープに感じることなく読み進めることができるでしょう。, 江戸川乱歩の作品は総じて読みやすい印象がありますが、それは作者の語るような文体がポイントとなっていると考えられます。, 作者も読者と一緒に物語を楽しんでいるような親密さが垣間見れるので、自然と小説の内容に没頭することができるでしょう。, ただテンポが良い、スピード感があるといった表面上のテクニックだけではなく、親密さという点を取り入れた作風は、江戸川乱歩ならではの魅力となっています。, 普段本を読まない層でも楽しめるのは、そういった作者に近い視点が感じられるからでしょう。, 短めの物語も多いため、特に以下を参考にまずは1作品を読み進めてみてはいかがでしょうか。, 「押絵と旅する男」は個人的ナンバーワンの小説であり、同時にもっと多くの人に読んでいただきたい作品です。, 乱歩作品が持っている不気味さ、不可思議さ、神秘さ、そして美しさのようなものがとことんまで詰め込まれています。, とりあえずこれ1作を読めば、江戸川乱歩の基本を満喫することができるのではないでしょうか。, 日常的な場面と不思議な世界が境界なく混ざりあっていくような感覚は、ぞっとすると同時にとても魅力的な雰囲気を見せてくれます。, おそらく読む人によってその感想が変わるような本になると思うので、ぜひ兄弟の心情を深くまで推察してみることをおすすめしたいです。, それだけインパクトのある展開となっているので、乱歩の長編小説を読む気があるのならぜひチェックしていただきたい。, 江戸川乱歩は怪奇・猟奇的な小説を多数執筆している作家ですが、この作品は特に読み進めるなかで少しずつ浸透していくような和製ホラーを体感できます。, できるならある程度の時間を確保して、一気に読破してしまうことをおすすめしたいです。, しかし孤島の鬼はただのホラーではなく、ミステリーらしいトリックやキャラクターの掛け合いが多分に含まれているため、エンタメとしても十分に楽しめるようになっています。, 江戸川乱歩はもちろん、これまでに多くの作家が「生活の中にある恐怖」を書いてきました。, 「白昼夢」はそういった「身近な恐怖」を描いた作品のなかでも、群を抜いて密度の高い小説だといえるでしょう。, ただ1人の男が演説をしていて、それを聞く大衆を尻目に、読者と立ち位置を同じとする「私」がいるだけ。, 真相のわからない話、それに対する大衆の反応、それらが徐々にページを毒していく感覚。, 読んでいくうちに、何も起こっていない普段の生活の中に、じんわりと恐怖が浮かび上がる瞬間がわかるのではないでしょうか。, 日常にこそ本当の恐怖が溢れていることを、再認識させてくれるような作品となっているのです。, 江戸川乱歩のホラーがどうして成立しているのかが、これを読めばきっと理解できると思います。, 江戸川乱歩の代表作といえば「明智小五郎シリーズ」ですが、なかでもこちらの「魔術師」は特に読む価値のある本であると思います。, ホラーや幻想的な空気とは違い、アクションやラブドラマ、強引ながらも大どんでん返しに通じていくストーリーが本作(というかシリーズ通して)の魅力です。, 特にわかりやすい展開で物語を読ませてくれる「魔術師」は、明智小五郎の面白さを知る良いきっかけとなるでしょう。, また本作はその後のシリーズにつながる分岐点ともいえるので、これから明智小五郎シリーズを読み進める予定なら必読の書でもあります。, こちらも明智小五郎が出演するシリーズ、そのなかでも初期作品に当たる小説となっています。, 第1作目である「D坂の殺人事件」とどちらをおすすめするか迷いましたが、個人的には「心理試験」の方が面白く読めるのではないかと思っています。, 犯人視点で展開されるため、ミステリーの醍醐味である「雰囲気」や「臨場感」といった要素は抜群。, そして明智小五郎が敵として出てくることが、この小説を盛り上げる大きなポイントになっています。, まだ素人探偵時代ではありますが、犯人が少しずつ追い詰められていく様子を見るのは、読者という立場であってもドキドキさせられてしまうでしょう。, 犯罪者心理を書いた作品としては、「屋根裏の散歩者」が心理試験以上に江戸川乱歩の代表作となっているでしょう。, 表題通り「屋根裏」を「散歩する」男を視点とした本作は、犯罪小説でありながら人間の暗部を描いている奥深い小説のように感じられます。, その後の乱歩作品でもたびたび見られる「のぞきこむ」という形態を知るためにも、この短編は間違いなく読んでおきたいですね。, トリックどうこうよりも、屋根裏を散歩するという異常性と、それを犯行に結びつける衝動性こそ、この作品の肝になっています。, 文章のなかに書かれているものだけでなく、その裏側を想像させる恐ろしさを、ぜひ繰り返し読んで体感してみてください。, わずかなページで目まぐるしく物語が展開する「人間椅子」は、江戸川乱歩の傑作の1つだといえるでしょう。, これもまた生活感のあるホラーとでもいいましょうか、読み終わった後つい部屋にある椅子やその他の家具に目がいってしまうかもしれません。, 無理のある設定なようで、どこかリアリティのある恐怖は、江戸川乱歩ならではのものですね。, 個人的には、最後に救いのように提示されるオチからも、どこか不気味さを勘ぐってしまいます。, ミステリー入門としてもおすすめできるので、短編から読み始めたいときは「屋根裏の散歩者」か「人間椅子」をチェックしてみましょう。, それもただのホラー的な怖さではなく、時代が作ったその空気やキャラクターたちの考え方が、とてつもなく人間性に溢れているからこその怖さがあります。, 人間の機能をほとんど失った中尉の心情と、それを支える(?)ことに執着する時子の心情、それらが悪意以上の何かに昇華していくような過程は、悪夢的とも表現できるかもしれません。, 読み込めば読み込むほどにキャラクターの心や感情を想像しないわけにはいかなくなるので、怖さの質が変わっていくのも面白い。, ところどころ「目」が強調されるのも恐怖心を煽るポイントとなっていて、頭のなかに強いイメージが残るかもしれません。, この小説に関しては面白いどうこうの前に、乱歩の書く世界観を楽しむためにも1度は読んでもらいたいです。, 江戸川乱歩の小説には独特の美的感覚を持つ登場人物が多いですが、それを1番色濃く、そして丁寧に扱っているのがこの「パノラマ島奇談」だと思います。, 主人公である人見廣介が描いた理想郷、それがいかに狂気を持っているかを書くことに熱中した本作は、ある意味で読者を置いてけぼりにしている作品だといえるかもしれません。, しかし特殊な恐怖を書くことに挑戦した乱歩の想像力の痕跡は、一読の価値があるものとなっています。, 後に「大暗室」などにもつながっていくその創造性は、他の作家がマネできないものだといえるでしょう。, やたら冷静な目を持った、ある種この小説には不似合いともいえる人物をなぜ終盤に投入したのか、色々想像したくなる気がしませんか。, 日本きっての翻案作家である黒岩涙香の「白髪鬼」を元にしたこの作品もまた、江戸川乱歩らしさを体感するのにうってつけの本となっています。, 復讐を題材とした物語ですが、そこにブレンドされる乱歩節がいい塩梅に混ざり合って、特徴的なシーンをいくつも演出しているのです。, からくりを使ったり洞窟に追い詰めたりといった復讐方法は、まさに江戸川乱歩ワールドの真髄だといえますね。, 単純に1つの作品としても面白いですが、原案となっている黒岩涙香版の白髪鬼と読み比べるのもおすすめです。, 乱歩という作家がいかに特徴的な存在であるのかが、その文体と物語の変化からすぐに理解できると思います。, そのわかりやすさや突飛な設定から、「江戸川乱歩は子供向けの小説」というイメージを持つ人も多いようです。, しかしそれは正確な表現ではなく、「江戸川乱歩は子供でも読める小説」が1番近い形容になるのではないでしょうか。, たしかに少年探偵団シリーズや明智小五郎シリーズは、本格推理小説とはかけ離れた位置にあります。, とはいえそれらはエンタメ小説として、大衆小説として素晴らしいクオリティを持っているといえるでしょう。, 子供でも読みやすく、大人になってからでも楽しめる、そういった幅の広い小説を書いているのが、江戸川乱歩という作家なのです。, そして上記でたくさんおすすめしてきたように、江戸川乱歩には怪奇的で猟奇的な作品も多数あります。, 大人になればより楽しめるラインナップが用意されているので、長期的に楽しむことができるでしょう。, 江戸川乱歩の小説はさまざまな出版社から色々な形で販売されているので、何を手にすればいいかわからなくなるかもしれません。, 乱歩の代表作がまとめられているので、1冊を読み切ればそれなりに作風を理解することができます。, 短編から中編が収録されているため、気になる作品だけをピックアップしやすいのもポイントですね。, 江戸川乱歩の作品数はかなり多いので、すべてを読み切るのはなかなか難しいと思います。, そのためもしこれから乱歩に挑戦するのなら、作品の順番は気にしないで、好きな作品を自由に読み進めることをおすすめしたいです。, 特にシリーズものを読むからといって、1から順にたどっていく必要はないと覚えておいてください。, 乱歩の作品はどこから読んでもその世界に入りこめるようになっているので、そこまで内容の前後を気にする必要はありません。, 順番に縛られず直感的に作品を選ぶことが、江戸川乱歩を知る1つの秘訣になることをご紹介しておきます。, 江戸川乱歩が文学の世界から去って既に50年以上経ちましたが、その作品の輝きは健在です。, いつ読んでも、誰が読んでも面白いと思わせる作家は決して多くないので、興味があるのならこの機にチェックしてみてください。, 圧倒的な存在感と表現力、そして今の文学界では撥ね付けられるような内容をふくんだ作品の数々を、読まずに終わるのはもったいないです。, まずは1冊、それから2冊、一歩一歩江戸川乱歩の世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。, EsuproMagazine(エスプロマガジン)は、「デキる男」を応援するマガジンです。ファッション雑貨やガジェット等のまとめ記事、レビュー記事をお届けします。, どぶろくというお酒は、日本酒を極めた人が最終的にたどり着くと言われ、日本酒好きにおすすめのお酒です。 […], こんにちわ、去年サイクリングの聖地「しまなみ海道」で自転車に乗ってから、ライダーもいいけど、チャリダ […], こんにちわ、バイクで旅する元携帯電話ショッパー、さすライダーでございます。日常でもツーリング先でも「 […], 最近どうも運動不足で…。 僕の周りの人たちがみんな「活動量計をつけて運動するのがおすすめ」というんで […]. 『赤い部屋』 『白日夢』 。クラウドに好きなだけ写真も保存可能。, このショッピング機能は、Enterキーを押すと商品を読み込み続けます。このカルーセルから移動するには、見出しのショートカットキーを使用して、次の見出しまたは前の見出しに移動してください。, 一般向け(大人向け)のリライトですが、人殺し等の罪を犯した者に、死体隠匿等の完全犯罪の助言をして、その代わり口止め料をせしめて、佐川或いは速水或いは殿村或いは・・・・或いは・・・。等の複数の名前を語り、時には浮気をした女房とその愛人を、彼らに猛り狂って制裁をしようとした男から救い出し、その男から、口止め料をいただき、殺人請負業と名乗る男に殺人の助言をしたり、その男と騙し合いをしたり。等、悪さのし放題をする影男とは何者か?今考えると少年物としてさすがに、良くないんじゃないか?と思いますが、昔はよかったな、こんな小説も少年少女向けとして、普通に売られていたのだから。それと、本書では「闘人」を金持ちの奥様方の退屈しのぎの会の皆さんが、観戦する所から本編の始まりですが、実は大人向け版では、それ以前のお話で、アル中乞食の大曽根と、その娘を救うという、影男の善行もあるのですよ。カバー絵・挿絵もリアルで良いです。「呪いの指紋」のレビューでも書きましたが、本書をこのまま(もちろんカバー絵・挿絵もこのまま)で大人向けとして、再出版されることを、強く希望したいです。このまま廃版にして置くのは、もったいないです。, 商品詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。チェックした商品詳細ページに簡単に戻る事が出来ます。, © 1996-2020, Amazon.com, Inc. or its affiliates. Kindle 端末は必要ありません。無料 Kindle アプリのいずれかをダウンロードすると、スマートフォン、タブレットPCで Kindle 本をお読みいただけます。, 【Amazon.co.jp 限定】終電間際オンライン 小説集(特典: オリジナルスマホ待ち受け画像 データ配信), 全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。, さらに、映画もTV番組も見放題。200万曲が聴き放題 『芋虫』 または、それらを主人公とした江戸川乱歩の小説。子供のみで構成されており、小林芳雄(小林少年)を団長として、名探偵明智小五郎を補佐する。, 『少年探偵団』が初めて登場したのは1936年、『少年倶楽部』に掲載された小説、『怪人二十面相』である。少年を主人公とした冒険譚、変装や人物の入れ替えなどの奇術的なトリック、怪人二十面相の人気などが合わさって大評判となり、その後も年一作のペースで連載が続いた。その後、戦争の影響によって中断したが、終戦後の1949年に『青銅の魔人』で再開。1950年代からは映画化、テレビドラマ化もなされた。, 『少年探偵団』シリーズの姉妹編として、「名探偵明智小五郎文庫」をはじめとするリライト版がある。これは『黄金仮面』など江戸川乱歩の推理小説を子供向けに書き直したもので、原作をアレンジして明智小五郎や小林少年などを登場させているものもある。元が一般向けの小説であること、また多くが代作者によってリライトされたことから、作風は『少年探偵団』シリーズと大きく異なっている。ポプラ社の旧版ではこのリライト版が27巻以降に収録されていたが、新版では未収録となっている。これとは別に1972~1973年に講談社が『少年版 江戸川乱歩選集』の名で『蜘蛛男』『一寸法師』『幽鬼の塔』『幽霊塔』『人間豹』『三角館の恐怖』をリライト刊行、表紙と口絵を生頼範義が担当している。, シリーズ第一作目『怪人二十面相』において、怪人二十面相は資産家である羽柴壮太郎の所有するロマノフ王朝の宝冠についていたダイヤを狙っていた。少年探偵団の結成を提案したのは、この羽柴家の次男羽柴壮二である。『怪人二十面相』の終盤で、名探偵明智小五郎が怪人二十面相にさらわれてしまう。明智がさらわれてから三日目、明智の弟子である小林芳雄少年が不安な気持ちで明智の帰りを待っていると、そこに羽柴少年が現われる。そして羽柴少年は明智を救う為、少年だけからなる探偵団『少年探偵団』を結成する。, 結成時は 10 人だった少年探偵団の団員も、後の『少年探偵』の頃には、約二倍の 23 人に膨れ上がっている。少年探偵団の提案者である羽柴壮二少年は、『少年探偵団』に再度出て以降現われていない。シリーズ中、団長の小林少年以外でよく登場する団員は井上一郎少年と野呂一平少年(のろちゃん)である。活発な少年で力も強い「井上君」と、その名の通りのろまな性格の「のろちゃん」の対比が際立つ。, 少年探偵団の団長。本名は小林芳雄。『吸血鬼』で明智小五郎の弟子として初登場。当初は顔見せ程度であったが、雑誌「少年倶楽部」に江戸川乱歩が少年向け探偵小説を掲載することになり、その際に少年探偵団の団長とした。この事で一躍有名になり、明智小五郎と小林芳雄のコンビで親しまれている。そして、少年探偵団では、団長として大活躍をした。, 作中で小林少年は 11~13歳の少年として設定されているが、活躍する時代は満州事変(1931年~)の頃から、東京タワー落成(1958年)以降まで幅広い。初期は「りんごのような顔の少年」、後期は「中学生の団長」と僅かに成長していることが描かれている。, 実家は新聞販売店だが、両親は他界している。また小林少年には少なくとも二人従兄弟がいる。, その最も有名な特技は変装術、特に女装であって、二十面相やその部下たちを尾行するために繰り返し用いた。, 乱歩は作中人物の名前を自分の知り合いから取る事が多かった為、乱歩の親戚に当たる松村喜雄は、小林少年の「芳雄」という名前の由来が自分ではないかという想像を楽しんだという(『乱歩おじさん』より)。実際小林少年初登場時、松村は小林少年と同世代であるが、松村は真偽を乱歩に確認しなかったので、事実かどうかは分からない(同書)。なお『二銭銅貨』や『一枚の切符』には「松村」という人物が登場している。, 「少年」探偵団という名前ではあるが、女性の団員もいる。『妖人ゴング』で、明智の姪である花崎マユミが初の女性団員として加わった。マユミは世田谷にある三千平方メートルの大豪邸に住んでいる。父の花崎俊夫は検事で、昔法廷で二十面相を手ひどい目にあわせた事がある(この為『妖人ゴング』で二十面相から仕返しを受ける)。兄弟には弟の俊一がいる。, マユミは「小さいときから探偵がすきだった」ので高校卒業後、大学へ進学せず、明智のところで住み込みで働く事にした。多少法医学の知識もある。, マユミに関する乱歩の記述には幾つか矛盾点がある。まず『妖人ゴング』ではマユミは「高校卒業後」明智の事務所に住み込む事になったはずなのに、『夜光人間』によると、住み込むようになって一年後に17歳になったとある。また、彼女は明智の姪にあたるはずだが、『魔術師』によると明智の妻文代には姉妹がいない。, 推理作家芦辺拓は、自身のパスティーシュの中で、「花崎マユミ」は小林少年の女装だったのではないかという説を提示している。, 少年探偵団の団員達は普通の少年であるため、その活動は余暇を利用してのみに限られ、夜間帯・危険な活動は不可能。この不都合を補うため、小林少年が、彼を“兄貴”と慕う、上野公園に寝泊りする浮浪児たちを糾合して結成したのがチンピラ別働隊である。隊名は“浮浪児を仲間にすると、良家の坊ちゃんの集まりである探偵団員達から不興を買う”と言う理由から、別の機関にしておく必要があったため(『青銅の魔人』より)。, “「チンピラ」などと言う名前は嫌だ”と言う者もいたが、小林少年が“シャーロック・ホームズが「パン屋通りのごろつき隊」というのを、やはりキミらと同様な者を纏めて作っている、だから誇りを持て”と説得して納得させた。, よく登場する団員は、曲芸団出身で潜入任務を得意とするポケット小僧(本名不明)。チンピラ別働隊の活動は小林少年を介したものばかりで、少年探偵団の団員とのつながりは弱い。始めは20人以上いたが、社会の安定とともに人数は減り、『妖人ゴング』の頃には5人となった。, 少年探偵団の団員はBDバッジ(ビーディーバッジ)という団員の徽章の他、七つ道具を持っているが七つ道具として何を持っているのかは作品によって異なる。『怪人二十面相』によれば少年探偵団の団員は、万年筆型懐中電灯、「のこぎり、はさみ、きりなどさまざまな刃物類がおりたたみになっている」小型の万能ナイフ、「じょうぶな絹ひもでつくった」縄梯子、万年筆型望遠鏡、時計、磁石、小型の手帳と鉛筆、小型ピストル(レミントン・デリンジャー若しくはコルト・ベスト・ポケット)の七つを携帯している。, この他『鉄塔の怪人』では小型写真機、指紋を調べる道具、万能鍵たば(どんな錠でも合う鍵が1本必ず含まれている)をあげている。他にも呼子笛、黒い糸(小穴を空けたブリキ缶にコールタールを入れたもの。犬を使った追跡に使える。明智が『人間豹』で発明)がある。また小林少年専用の道具として「どんなかぎ穴にも当てはまる針金」、手品師の使う魔法の杖、伝書鳩の「ピッポちゃん」などがある。, ☆はポプラ社版で未収録となっている作品(光文社文庫版『江戸川乱歩全集』には収録されている)。, また、小林少年や怪人二十面相は知名度の高さから他の乱歩作品のドラマにもたびたび登場している。, 二銭銅貨 - 一枚の切符 - 恐ろしき錯誤 - 二癈人 - 赤い部屋 - 算盤が恋を語る話 - 盗難 - 白昼夢 - 人間椅子 - 闇に蠢く - 踊る一寸法師 - モノグラム - お勢登場 - 人でなしの恋 - パノラマ島奇談 - 鏡地獄 - 陰獣 - 芋虫 - 孤島の鬼 - 押絵と旅する男 - 蟲 - 盲獣 - 白髪鬼 - 目羅博士 - 地獄風景 - 鬼 - 火縄銃 - 悪霊 - 妖虫 - 石榴 - 幽霊塔 - 堀越捜査一課長殿, D坂の殺人事件 - 心理試験 - 屋根裏の散歩者 - 一寸法師 - 蜘蛛男 - 何者 - 魔術師 - 黄金仮面 - 吸血鬼 - 黒蜥蜴 - 影男 - 月と手袋, 怪人二十面相 - 少年探偵団 - 妖怪博士 - 大金塊 - 青銅の魔人 - 虎の牙 - 怪奇四十面相 - 宇宙怪人 - 灰色の巨人 - 魔法人形 - サーカスの怪人 - 夜光人間 - 電人M, https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=少年探偵団&oldid=78974461, この項目では、江戸川乱歩の小説中に登場した探偵団について説明しています。その他の用法については「, かいじん二十めんそう(『たのしい二年生』1959年10月 - 1960年3月) ☆, かいじん二十めんそう(『たのしい一年生』1959年11月 - 1960年3月、『たのしい二年生』1960年4月 - 12月) *上記とは別作品 ☆, ポプラ社ポプラ文庫「江戸川乱歩・少年探偵団」シリーズ 全26巻(2008年~2009年), 講談社青い鳥文庫「怪人二十面相」 旧版(1983年12月10日、古賀亜十夫・絵)、新装版(2013年5月15日、庭・絵).