真琴「うん」 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); PFF2019、PFF2018の一般審査員として、「映画ファン賞(ぴあニスト賞)」を選ぶ機会を頂きました!, review-movieさんは、はてなブログを使っています。あなたもはてなブログをはじめてみませんか?, Powered by Hatena Blog 真琴「もう飛べない」 2016年夏ドラマ、日テレ土曜9時枠の 「時をかける少女」第2話のあらすじ・感想を. 真琴は活発でサバサバ系、愛すべきおバカキャラで憎めないキャラ。男子二人対女子一人のグループでも何も気にしていない、たぶん男の子といた方が気楽なタイプ。, 津田功介 真琴「うん」, 夕焼けの河原のシーン。ちゃんと気持ちをお互いに言えないまま、千秋は去っていきます。そこに自転車に二人乗りをしているカップルが通り過ぎるシーン。ほんとは自分たちにもこんな未来があったかも、でもそれは不可能なことなんだと真琴をさらに絶望させる演出にまた泣ける。, この美しい夕暮れのシーンは、実は、すごく美しくも残酷なシーンだと思う。だから涙が止まらないんです(´;ω;`), 泣いている真琴のところに千昭が戻って来て、「ああっ千昭きたよ、戻って来たよ!」(嗚咽並みに泣く私), その言葉だけでいい(涙)千昭、好きだ!しびれるセリフですなぁ。私だったらこの言葉、一生頭から離れない。, キスをしそうなシーンでしたが(してほしかったが)、あえてせずに軽くハグ、そして真琴の髪をもしゃもしゃっとして千昭は去りました。もうもう、名シーンすぎる。もう少しもう少しだけ二人の時間あげて!っていう。絶妙のあっという間さ。, ようやく素直になって、心が通じた、のにもう会えない。だけどこの瞬間が二人にとって未来を信じる心の支えになるんだろうと思う。千昭はキスをしなかった。きっと生きる世界が違う真琴のこれからの人生を縛らずに、そしていつまでもこの瞬間の記憶がお互いにとっていつでも「自分は大丈夫」って思えるものになったのではないかと思います。, 真琴は、千昭の見たかった絵を見れるようにすると約束しました。それが真琴の千昭とつながっていられるものになると思いますし。魔女おばさんと同じ道を目指すのかな?と思わせるシーンですよね。, でもそれだと魔女おばさんと同じ生き方になっちゃうよなぁ。「あなたは、あたしみたいなタイプじゃないでしょ?待ち合わせに遅れてきた人がいたら、走って迎えに行くのがあなたでしょ?」って言ってたし、真琴は違う生き方で、自分から千昭に会いに行ってほしい。それが真琴の, に込められていると信じて。そりゃ、会えないよ?会えないんだけど、真琴まで魔女おばさんと同じ人生ではかわいそう。真琴だから、会えてほしい。絵とかでなくて。, 功介も後輩のかほちゃんとはまだ始まっていない日まで戻っていますから、今度はタイムリープを使う手段じゃなく、真琴が一緒に野球に誘って仲間にしようとするところから始まりますよね。真琴が少し大人になり、きれいな三角形はなくなったけど新しい形を作るのもいいな、と次への一歩を踏み出したシーンでいいシーンだなと思います。, 原作を知っているのに、結末を知っているのに、初見でこんなに号泣するとは思いませんでした。(その後も同じ箇所でぶわっと涙腺崩壊します)。細田監督には、これとか、「サマーウォーズ」みたいに動物とか絡めないストーリーを作って欲しい。と思います。だから今度の「未来のミライ」は期待できるかな。これもタイムリープものです。, この「時をかける少女」の主題歌、劇中歌がほんとによくって、この楽曲がなくして時かけ語れず!というくらいに重要な演出をしています。, 歌っている人は奥華子さん。千葉県出身のシンガーソングライターです。主旋律が微妙にフラット気味になるところが絶妙ですごく魅力的で素敵な歌声です。透明感のあるいい声ですよね。そしてメロディもいい!, 「ガーネット」は主題歌になっています。劇中で流れている曲は「変わらないもの」です。真琴の最後のタイムリープで流れている曲です。ほんとにいい曲。思わず楽譜を買って練習しました。, どちらの曲も、真琴と千昭のことを歌っているんですよ。歌詞をじっくり聴くと、もう歌詞を読むだけでも泣けてきます。, 「ガーネット」はエンディングに流れる曲なんですが、このように千昭との出会いで経験し、千昭が去った後の今の真琴の思いをつづった歌が最後に流れるんですね。ところが以前、日テレの金曜ロードショーで、このエンディングをばっさりカットして、ネット中が大激怒したことがありました。この「ガーネット」がまったく流れずに終わったんです。このエンディングがあってこその「時かけ」なのに。余韻も何もあったもんじゃありませんでした(汗), 今回はぜひ!ガーネットまで流してほしいですね。(7/20。ほんのちょっとだけしか流れなかった!!!おこ)明日ピアノで弾いて気分を落ち着かせます(笑), このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください。. ブログを報告する, 私をスキーに連れてって:5時間かけてフラれに行くなんて、バカだよなぁ【邦画名セリフ】. 『時をかける少女』(ときをかけるしょうじょ)は、1983年7月16日に公開された大林宣彦監督、原田知世初主演の日本映画。筒井康隆のジュブナイルSF小説『時をかける少女』の最初の映画化作品。大林宣彦の「尾道三部作」(他の2作は『転校生』・『さびしんぼう』)の2作目に数えられ、ロケの多くを広島県尾道市(一部は竹原市)で行っている[2]。, 主演の原田知世は、第7回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。配収は28億円を記録し、邦画では年間2位となった[2][4]。, 高校1年生の芳山和子は3月、学校のスキー教室に来ていた。夜、ゲレンデで幼馴染の堀川吾朗と話している場に同級生の深町一夫が現れる。3人が集合場所へ戻り、皆が揃って下山しようとするとなぜか一夫のスキーセットだけが見当たらない。一夫は帰路の列車では途中の駅で野草を摘む。, 新学期となった4月16日の土曜日。和子と一夫、そして吾朗は放課後に当番で理科教室の掃除をする。吾朗と一夫にカバンを取りに行かせ、和子が1人理科教室にいると、無人のはずの隣の実験室から物音が聞こえた。和子が実験室に入ると白い煙が漂っており、それを嗅いだ和子は気を失い倒れてしまう。吾朗と一夫に保健室に運ばれた和子は、実験室で起きたことを話したところ、吾朗はそんな形跡はなかったという。2人の先生とともに確かめてみるが実験室は綺麗になっていた。奇妙に思いながらも和子は吾朗と一夫3人で下校する。途中寄り道した一夫の家の温室で、和子は実験室で嗅いだ香りが漂っていることに気付く。「ラベンダーを栽培しているんだ」という一夫。, 1.故大林宣彦監督の「尾道三部作」(他の2作は『転校生』・『さびしんぼう』)の2作目!!!, 2.第7回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した、原田知世がメチャクチャかわいい!!. 【映画「時をかける少女」:内容紹介】 ※時をかける少女 (1983年の映画) - Wikipediaより抜粋 『時をかける少女』(ときをかけるしょうじょ)は、1983年 7月16日に公開された大林宣彦監督、原田知世初主演の日本映画。 筒井康隆のジュブナイル SF小説『時をかける少女』の最初の映画化作品。 千昭「俺、しゃべっちゃったのか」 © 2020 海外ドラマと 映画好きの まったりカフェ All rights reserved. ご紹介させていただきます!! 第2話は大ヒットしたアニメ版映画『時をかける少女』をリメイクした. 時を超えて 筒井康隆先生の書いた原作の『時をかける少女』はモチーフが同じなだけで、細田守監督のそれとはまったく異なる作品といってもいいだろう。 筒井康隆先生と言えば、として名が挙がることが多かろうこの作品が、先生の普段の作風とは異なることは意外かもしれない。 昨晩、テレビで「時をかける少女」をやっていた。「時をかける少女」と言っても、原田知世の実写版ではなく、アニメの方。たしか去年の7月の三連休にもやっていた。実家で見てた記憶がうっすらある。このアニメ版、いろんな賞を受賞しているように、良い作品です。 ストーリーを展開という斬新な形になっていました。 | 『ドアの開けられた部屋の数をnとし死んだ卒業生の人数をmとする時、n-m=1とせよ。時間は無制限とする』 夏になると見たくなる!「時をかける少女」のあらすじと考察。何回見ても涙が止まらない「未来で待ってる」の千昭のセリフが最高すぎて思いのほか熱く書いてしまいました。 千昭「お前信じたの?」 スポンサーリンク     var nend_params = {"media":65334,"site":337109,"spot":1005677,"type":1,"oriented":1}; 彼女が唐突にそんなことを聞いてきた。私はフライドポテトを少しずつ齧りながら、彼女に呆れた視線を向ける。, 彼女は最近ネットで知り合った友人である。会ってみて初めて私よりも随分と年上だと知ったけれど、好みが同じでやたらと気が合った。, 彼女からこうした他愛のない話題を振られることは珍しいことではなかった。もともとネット上でもだらだらとくだらない話をし合っていた仲なのだ。, あのアニメ映画が放映されたのも、もう2006年のことである。細田守監督はその頃から人の涙腺を刺激するのが上手い。『ガーネット』は名曲だった。, 私がそう答えると、彼女はしみじみと頷いた。フライドポテトをちまちま食べるその口元には微笑みが浮かんでいる。, 「ほら、たとえば、『ドラえもん』はさ、未来からタイムマシンに乗ってやってきてるじゃん」, たしかにそんな話だった。引き出しの中からドラえもんが飛び出してくるシーンは今でも思い出される。タイムマシンはあのストーリーの根幹を握っていると言っても過言ではないだろう。, 「その目的って過去を変えることでしょ。ダメダメだったのび太くんを立派にするためにさ。じゃあ私たちがタイムマシンで自由に時間を越えられるようになったら、何をする?」, 私は少し考えてみた。過去の恥ずかしい出来事や失敗をなかったことにできるし、未来を見てみることもできる。やれることは無限大だ。けれども、私が望むのは、やっぱり。, 理由。私がタイムマシンを手に入れた未来を想像した時、私に会いに来ようと答えた私の理由はなんとも単純で、でも私にとっては何より重要なことだった。, 未来の私はきっと、もう存在していないだろうけれど。それを聞いて、目の前の彼女はふうんと小さく呟いた。, 筒井康隆先生の書いた原作の『時をかける少女』はモチーフが同じなだけで、細田守監督のそれとはまったく異なる作品といってもいいだろう。, 筒井康隆先生と言えば、として名が挙がることが多かろうこの作品が、先生の普段の作風とは異なることは意外かもしれない。, 筒井康隆先生は多くの実験的手法を駆使して様々な作品を生み出しているが、中でも目を惹くのは乾いた文体で綴られる皮肉を込めたSF作品群である。, 『時をかける少女』はその対極ともいえるかもしれない。同じSFではあるが、その爽やかな青春の香り、仄かな恋心はいっそ瑞々しく、かわいらしい。, 筒井康隆先生の作品が好きな私としては、この作品はいささか物足りない。しかし、この瑞々しい作品の中にも、先生の思惑がありありと描かれているのを見ると嬉しくなる。, ケン・ソゴルの暮らしていた未来は科学技術が発展し、幼い頃から大学生並みの知能を持っている。, それは、彼が恋心よりも自分の仕事を重視したことからも想像できるだろう。未来では情愛よりも仕事や学問が価値観として高いのだ。, 知識の探求心は愛情を求める心を阻害する。それを、筒井康隆先生は和子とケンとの別離によって表したのである。, もしも、私がケン・ソゴルのように冷めた心を持てていたならば、こんなことを思わなかったのだろうか。私はそんなことを思う。, 私はもういろいろと疲れたのだ。もう幕引きの用意は終わっている。準備が終わったところで彼女から誘いがあったのだ。, 最後に会うのが身近な友人ではなく、ネットで会った数回しか話したことのない友人というのも皮肉なものだ。私はひっそりと自嘲する。, しかし、どうしてだか後悔はなかった。彼女と出会ってそう長い時間は経っていないのに、不思議ともう数年来の友人であるかのようだった。, 未来の自分は今日この時からいなくなる。だとしたら、彼女は私を憎んでいて当然のはずだ。私のせいで彼女は永遠に消えてしまうのだから。, しかし、目の前の彼女はまるで本当に知っているかのようにあっさりと答える。彼女がフライドポテトをちびちびと齧った。私とまったく同じ食べ方で。, 「懐かしいなあ、私はあの時、たしかに終わらせようとしていたよ。でも、未来の自分と会って、やめたんだよね」, 未来の私は私をこれっぽっちも憎んでいないんだもの。謝らせてもくれなかったし、そもそも、彼女の存在自体が私が生きている証拠だったんだから。, 「タイムマシンを手に入れたら、私なら過去に行くね。過去の自分を思いとどまらせて、今の幸せな私が存在できるようにする」, 彼女は悪戯げに笑って、じゃあ、私はそろそろ行くね、とその場を去った。ごめん、お金は払っといてくれる? 私、この時代のお金は持っていないんだよね。, まるで夢であったかのようにふっと消えた彼女に、私は一言も口にすることはできなかった。, また、お金貯めないと。私はぽつりと呟いた。タイムマシンを手に入れたなら、私は未来に行きたい。私にお金を払わせて言うだけ言って帰った彼女に、ひとこと文句を言ってやろう。, 放課後の校舎は、静かで寒々しい。三年の芳山和子は、同級生の深町一夫と浅倉吾郎とともに理科教室の掃除を終えた。, 校舎の裏庭にごみを捨て、理科教室に戻った和子は掃除道具をしまおうと理科実験室の扉に手を掛けた。, しかし、彼女は開けるのを躊躇った。無人のはずの理科実験室の中から物音がしたからである。, 薄暗い部屋の中を見回すと、部屋の真ん中にある机の上に試験官が並べてあり、その中のひとつが床に落ちて割れていた。, 床の上には試験管から流れ出たらしい液体が零れ、かすかに白い湯気のようなものを立てていた。, 和子が近づいていくと、薬品棚の後ろから黒い影が飛び出して、廊下へ出るドアの手前の、衝立の向こう側へと飛び込んだ。, 廊下へ出る鍵のかかったドアをがたがたと鳴らす相手に、和子は叫んで警告した。やがて、ドアは音を立てるのをやめて、部屋は不気味に静まり返った。, 和子は足音を忍ばせて、ゆっくりと衝立のほうに歩いていった。おそるおそる覗き込んで、そして思わず叫んだ。そこには誰もいなかったのである。, さっきの人影は幻ではない。そして、たしかにこの衝立に隠れたはずだった。だとしたら、あの影はどこへ行ってしまったのだろう。, 和子は考え込みながら、のろのろと試験管の置いてある机の前に戻った。実験室の中にはかすかに甘いにおいが立ち込めている。, 彼女は机の上に置かれている三つの薬瓶のひとつを取り上げて、そのレッテルを読もうと試みたが、読むことは叶わなかった。, 衰退した人類の生活をメルヘンなテイストで描くポストアポカリプス『人類は衰退しました』田中ロミオ, 「わたし」は祖父の後を継いで調停官になる。調停官は「妖精さん」との良好な関係を保つことが目的である。しかし、それは彼女の苦労の始まりであった。, 幼児並みの知能しか持たない青年チャーリイは賢くなるために脳手術を受ける。しかし、一転して天才となった彼は代償として大切なものを失った。. 夏です!暑いです!7月に観たくなる映画といえばアニメ「時をかける少女」です(私はね)。すごく好きな映画です。なんといっても、ラストシーンと、奥華子の「変わらないもの」「ガーネット」なしには語れません。, ちなみに、7月20日金曜ロードショーで地上波放送されます!3年ぶりくらい?楽しみですね!, 2006年上映された細田守監督の「時をかける少女」は、原作は筒井康隆の同名小説です。1983年に実写版として原田知世主演で上映されたのを始め、テレビドラマなどでも何度もキャストを変えて映像化されている作品です。, 私は、原田知世の「時をかける少女」を公開当時劇場で見ました。(年がばれそうw)アニメの方は時代も設定ももちろん変わっていますが、ベースになっている設定は同じなんですよね。たとえば、登場人物が, という風に。ゴロちゃんが功介と同じ立ち位置かっていうとちょっとだけ無理がありますが、まぁもとからいた友達っていうことで。ちなみに、芳川和子は、アニメにも出てきますね。真琴の叔母で真琴に「魔女おばさん」と言われていた人です。真琴が初めてタイムリープした場所、理科室の実験室というところもおんなじで、こんな風に原作とさりげなくリンクしている部分はあります。, とある高校の2年生、紺野真琴(仲里依紗)、津田功介(板倉光隆)、間宮千昭(石田卓也)は同じクラスメイト。いつも3人は一緒で、野球ばっかりしていました。, 紺野真琴 功介は、頭脳明晰で医学部を目指すクールなイケメン。真琴とは中学から一緒。, この3人の男2と女1の友情ですが、今のところちょうどいいバランスのとれたきれいな三角形みたいです。この関係がずっと続いたらいいなと思うし、心地いいんだけれど、ちょっとしたきっかけできれいな三角形が崩れちゃうんじゃないかなっていうふわふわしている感じがするんです。この年代ならなおさらでちょっぴりきゅんときます。青春って一瞬じゃないですか。それを切り取った映像がすごく眩しくもあり、懐かしくもあり。そして、すごく疾走感があり。, ある日、日直の仕事で実験室に行った真琴は、あるものを見つけて思わず転んでしまいます。目がさめると自分のうちでした。どうやら時空をさまよってタイムリープを経験します。動揺した真琴は、叔母である「魔女おばさん」こと芳川和子(原沙知絵)に相談しますが、「あなたの年頃ではよくあること。私もあったわ」とあっさり肯定。, 「何度でもおいしい思いができる」と単純に思った真琴は、経験した危険回避と、美味しい思い(プリンを食べたり、好きなおかずの晩御飯の日に戻ったり、カラオケ10時間歌ったり)を繰り返します。, 最大の真琴の危険回避は、ブレーキが壊れた自転車で踏切に突っ込むことを避けられた。ということです。, 序盤は、すごい疾走感とともにテンポよく進み、真琴の声の仲里依紗がうますぎて、この作品のテンポのよさをさらに出していると思います。, 俳優さんの声優起用は私は反対派ですが、まれにめっちゃうまい人もいますよね。何が違うんだろうか? と考えてみるに、「声に立体感があるかどうか」かなって思うんです。抑揚ともまた違うんだよなぁ。正直、功介と千昭の声はわりと平坦なんですよね。まぁこの映画とキャラには合ってるかなとは思うので、違和感はそれほどないけど、その分真琴の弾けそうなキャラが際立っていると思います。, 仲里依紗じゃなかったからこの真琴というキャラは生まれなかっただろうし、ラストシーンもあんなに泣けなかったと思う。泣く演技がうまい!, ちなみに、この映画公開時2006年は、仲里依紗は16歳でした。等身大の女子高生役を演じたんですね。いやぁほんと愛すべきおバカキャラと、好きな人を意識したり、避けたりする表情に声がほんとにマッチしててよかった。, 仲里依紗、12年前に声優出演「時をかける少女」を「息子と観る日がくるなんて」 #仲里依紗 #時をかける少女 #時かけ @riisa1018naka 【ほか写真あり】https://t.co/PopXoALpLo, さて、魔女おばさんに「真琴がいい思いをしている分、誰かが不幸になってるかもよ」というセリフがありました。その通りのことがちょっとずつ起こるんです。実際のタイムリープは一日かほんの数日なんですが、それでも自分に起こるはずだったことを回避すると、誰かが代わりになることになるわけで、それが鍋の油に火がついてしまった高瀬くんだったり、千昭がけがをするはずだったのが、真琴の親友のゆりだったり、そして、真琴に告白したはずの千昭は、ゆりと付き合うことになったり…。, 千昭は真琴のことが好きで付き合おうって告白したのに、真琴は向き合わずタイムリープしてなかったことにしてしまいます。なかったことになっても、真琴の中では千昭からの言葉はなかったことにはならないんですよね。人の気持ちを知ることをなかったことにはできない、ということがわからない真琴は、実際、千昭をめっちゃ意識してました。ゆりにヤキモチをやいたりしていましたし。, 千昭の方はなんで真琴に避けられてるかわかんなくて、自分をかばったゆりに心を開いて、ゆりも千昭が好きだったし、千昭とゆりのフィーリングが合ってしまったんだと思います。もうなんていうか、ちょっとしたタイミングのずれ(この場合は未来に起こることを回避しちゃったことによって現実の真琴と千昭のタイミングもずれちゃったっていう)を引き起こして、なんとも歯がゆい。, 功介も真琴のタイムリープのおかげで後輩(かほちゃん)と付き合うことになりました。私、功介も少なからず真琴に好意はあったと思うんですよね。彼女を作るよりも真琴といた方が楽しい、真琴が一人になるのがかわいそうだという言葉は、好きな思いがあるからこそだったんじゃないのかなぁ。でも、千昭が真琴が好きなことを感じていたから、密かに身を引いたのかなって思うんです。じゃないと、やっぱりこの3人の関係の心地よさを保てないはずですから。きれいな三角を保つことが楽しかったんじゃないかなと思います。, そんな中、千昭から「お前、タイムリープしてねぇ?」と核心をつかれますが、これさえもタイムリープで回避した真琴。これで最後のタイムリープを使い果たしてしまいました。バカ、真琴( ꒪⌓꒪), 功介は、怪我をしたかほちゃんを病院に連れて行こうと、真琴の自転車を借りて乗って行ってしまいました。真琴のタイムリープの発動のしすぎのしわ寄せがついにここにきてしまった。ブレーキの効かない自転車で坂道をくだる二人。踏切の遮断機は降りていて、真琴は必死で走りますが追いつかず「とまれーーーーー!」と叫びます。, その瞬間、すべてのものが止まりました。真琴以外は。そこに真琴の壊れた自転車を弾いて現れた千昭。, 実はタイムリープができる装置をこの時代に持ち込んだのは未来から来た千昭でした。なくしたその装置を真琴が実験室で転んだ拍子に自分に取り込んでしまったんです。タイムリープのことは過去の住人に口外してはならず、真琴に話してしまった千昭はこの時代にいられなくなり、真琴の前から姿を消してしまいます。未来に戻れない千昭はどこにいくんだろう。マトリックスの映画に出てきた駅みたいな時空の境界みたいなところで彷徨っちゃうんだろうか。, このシーン、急にシリアスな千昭になりますよね。千昭はどうしても見たかった絵を見るためにこの時代にきたのが目的でした。それは魔女おばさんがまさに修正中の絵でした。, 世の中が争いごとばかりで世界が終わろうとしている時に、なぜこんな穏やかな絵が描けるんだろうと魅力にとりつかれて修復していた絵です。もしかして平和な時代を知っている人、すなわち、過去や未来を行き来できる人が描いたのかも。きっと魔女おばさんもそう思ってるんだと思います。魔女おばさんこと芳川和子は高校時代、真琴と同じ経験をしていますから、時空を移動できる人の存在を信じていて(絵を描いたのもそういう存在)、修正作業をすることがかつての恋人(深町くん=未来人でした)の存在とつながっている気がしているのかな、と思いました。, 真琴が、千昭が未来人と知って混乱し魔女おばさんのところに行った時、自分の過去を語ったシーンがありましたね。, その傍らには高校時代と思われる写真に、三人が写っていて、そばにラベンダーが飾ってありました。原作や、実写映画を見た人ならわかりますが、魔女おばさん(和子=原田知世)がタイムリープした原因は、ラベンダーの香りのする薬剤だったんです。写っている三人は、老夫婦のもとに暮らしてる深町くん(未来人)、醤油屋の息子、ゴロちゃんです。, ちなみに原作では、深町くんが未来に帰るときに、魔女おばさんにラベンダーの薬を嗅がせて、これまでの記憶を消して去って行ってしまいました。数年後、また現れた深町くんとすれ違った時、「ん?」となるも、魔女おばさんから深町くんという記憶は消えたまま‥という切ないラストでした。(実写はアマプラで見れるよ!たぶん), アニメでは記憶が残っているような設定になっていますよね。細田監督の原作へのリスペクトと、往年のファンのための描写でもあるかもしれません。, 「最低だ、あたし。人が大事こと話ししているのに、それをなかったことにして、なんでちゃんときいてあげなかったのかな」, 千昭の気持ちをちゃんと聞かずに離れ離れになってしまったことを後悔する真琴。切ないですね。真実を知って、千昭の告白がいかにほんとに大事なことだったかわかるんですよね。だって、未来に帰らなきゃいけないのに、真琴を好きになってこの時代にいてもいいかなと思ったんだと思うし。そんな大きな重い告白をした千昭は、真琴に気持ちを伝えていたこと自体を知らないまま姿を消したんです。(初めて真琴がタイムリープした日まで戻ったから千昭は何もしらない), でも、千昭が功介を助けるためにタイムリープしたおかげで(千昭はこれでカウンターゼロ)、1回分のタイムリープが戻った真琴は、あの日に戻ります。初めてタイムリープした実験室に。そして千昭に最後に会って気持ちを伝えに。, 「前を向いて走れ」という功介の言葉から奥華子の「変わらないもの」が流れるあたりから、私は涙が止まらなくなってしまいました。なんだろう、「もう会えない」ことが絶対にひっくり返らないという絶対的結末が切なくて、悲しくて、真琴に感情移入しまくってぼろぼろです(´;ω;`), そして何も知らない千昭に会い、タイムリープの装置を渡してからの一連の会話が好きです。淡々としていて、真琴が素直でかわいい。, 千昭「飛べんのかお前」