凛としていて、とてもきれいですよね。 5歳以下のお子さん... 梅雨の時期を彩る紫陽花(あじさい) たけのこが店頭に並び始めると春の訪れを感じます。 はなしのぶ科の多年生植物で、一面に ニラによく似て特有のニラ臭はしない「ハタケニラ(畑韮)」を知っていますか?明治に日本へ来たハタケニラは、はじめ園芸用として栽培されていました。ここではハタケニラの特徴や花言葉、駆除の必要性と駆除の方法、ニラなど似ている植物との違いを紹介していきます。, ハタケニラ(和名:畑韮)は北アメリカ原産の植物で、日本への渡来は明治中期になります。園芸用としてもたらされましたが、野生化が進み帰化植物に認定されています。日本では畑や道端などに自生し、知らないうちに花壇へ種が運ばれ成長していることもあります。, 植物の姿がニラに似ているだけで、ハタケニラの葉や茎からニラ臭はしません。またニラ臭だけでなく球根は玉ねぎやニンニクに似ていますが、これらも同じように臭いはありません。, ハタケニラの学名は「Nothoscordum gracile(ノソスコルドムグラァサァル)」で、ギリシア語の「nothos=偽:scordum =ニンニク」と、「gracile=細長い」という意味をもちます。, 球根の大きさは1cm~1.5cmほどで色は白く、根っこの一種「鱗形(リンケイ)」と呼ばれる塊状になっています。球根は親となる球根のまわりに子供の球根(ニンニクに近い形のもの)がたくさんつき、親と子どちらの球根からも根が生えてきます。, 「鱗形」とは玉ねぎのように複数の葉「鱗状葉(リンジョウヨウ)」を重ねてできている地下茎のことです。, 葉の色は緑色で枯れはじめると黄色や茶色に変色し、葉の表面にうっすらと複数の縦筋が入ります。長さは30cmほど細長く伸び、しなやかで柔らかいのが特徴です。茎から数枚の葉が生じます。, 葉とは違って硬さのある花茎は50cmほどの長さに伸びます。先端から柄を数本伸ばしてうす桃色のつぼみをつけ、そのごうす桃色の筋をもつ直径1.5cmほどの白い花を咲かせます。花は6枚の花びらをもち、中心に1本の雌しべ、雌しべを囲むように6本の雄しべが並び、花が終わるとガクが種子を包む形になります。, 花の季節は5月~6月です。先に咲いた花柄のあいだから別の花柄が伸び、つぎつぎに花を咲かせていきます。, 乾燥したガクは3つに裂け、なかの種子がむきだしになり、1つのガクの中におよそ9粒ほどの種子をもちます。種子は黒くツヤとシワがあり、大きさは約2mm~3mmほど、わずかに先を尖らせたしずくのような形をしています。, ハタケニラは「素直なこころ」という花言葉をもっています。まっすぐに伸びる茎や、ニラのように特有の臭いをもたない癖のなさが花言葉にあらわれています。, ハタケニラは球根と種子で繁殖していく植物で、球根も種子も数が多いことから繁殖地を大きく広げる傾向にあります。そのため日本固有植物への影響が懸念され、とくに農地での繁殖が問題になっています。, 庭や農地に生えたハタケニラをそのままにしておくと、土の栄養分がたくさん吸収されて痩せた土になり、ほかの植物へ栄養がまわらなくなります。またハタケニラはウイルスを寄せる宿主になりやすく、増える前の予防駆除が大切になります。, 株全体を引き抜く方法は、ハタケニラが増えるのを抑えるもっとも有効な方法です。ただし土のなかに子球根を残してしまうとそこから芽をだしてくるので、親球根だけでなく子球根もしっかり土のなかから掘りだしましょう。, ガクが乾燥しているときやガクが開いて中の種子が外へでているときに引き抜くと、種子がこぼれ落ち繁殖を広げることになるので、株の引き抜きはハタケニラが大きく成長する前に済ませます。, 種子ができる前に刈り取り、種子から増えるのを防ぎます。ハタケニラの種子の数は1株あたり数十~数百とかなり多いため、種子ができる前に刈り取ることで繁殖範囲を抑えることができます。, 雑草用の除草剤を使って茎や葉を枯らし繁殖を防ぎます。除草剤も種子からの繁殖に効果的ですが、球根には効き目がなく、翌年球根から発芽するので、除草剤と株の引き抜き作業を合わせることをおすすめします。, ニラ玉やレバニラなど、さまざまな料理に使われているニラ(和名:韮)は多年草の植物です。中国原産のニラが日本へ渡ってきたのは弥生時代と古く、栄養や食物繊維が豊富なニラは健康によい野菜として親しまれています。また育てやすい野菜でもあり、多年草のため翌年も同じ場所から新芽をだして成長します。, ハタケニラとニラは葉や花のようすがよく似ていますが、観察すると少しづつ違うのが分かります。ニラのような臭いがしないことも違いのひとつで、そのほかにハタケニラの葉には筋があり、そこからVの字型に折れ曲がっていますが、ニラの葉は平たく筋も目立ちません。ハタケニラの葉は食用にならないという違いもあります。, ニラのほうがハタケニラより花のサイズが小さめで、ハタケニラの花は花びらが開ききらないのに対し、ニラの花は花びらが開ききって咲きます。, *⑅ ⑅*さん(@___yu.144)がシェアした投稿 - 2019年10月月2日午前1時48分PDT, ユリ科のステゴビル(和名:捨小蒜)は日本固有の植物です。古くは日本各地の山野や野原に自生していましたが、環境の変化やハタケニラのような帰化植物の影響によって数が激減し、今では限られた地域でしか見ることができません。そのためステゴビルは特定の自生地で天然記念物に指定され、複数の県で絶滅認定もされています。, ステゴビルも葉は食べられず、ニラ臭もありません。そのため食用になるニラやノビルと比べて、「役に立たない」「捨てててもかまわない」などのイメージがつき、そういったイメージが和名の由来になっています。, 花色はどちらも白ですが、ステゴビルの花びらは細めでハタケニラのように花びらに桃色の筋はなく、花びらの開き方もハタケニラよりすこし大きく開きます。, ハタケニラは園芸用として渡来した理由も納得の、可憐で美しい花を咲かせます。植物や作物を守るために庭や農地での駆除もときに必要ですが、適度な繁殖防止にとどめ、本来の園芸用・観賞用の植物として親しんでいきたい植物です。. 食用のニラとそっくり! ニラと同じ匂いがするので食べられるのか気になりますよね。 . この投稿をInstagramで見る *⑅ ⑅*さん(@___yu.144)がシェアした投稿 - 2019年10月月2日午前1時48分PDT. 桜によく似た花を咲かせる芝桜。 刺し身が食べられるか食べられないかはどうやって見分けるの。 7 猫や牛などの動物を捌くと食べられますか? 胃液などは食べられないと思うので食べるとしたら何処を食べま ニラのほうがハタケニラより花のサイズが小さめで、ハタケニラの花は花びらが開ききらないのに対し、ニラの花は花びらが開ききって咲きます。 ハタケニラに似た植物②ステゴビル. ピンク、紫、青…色とりどりできれいですよね。 その家の方とお話してわかったことです。 追記:ちなみに春に咲く花ニラも毒があり、葉は食べられません。茎と花は食べられる … ... Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます), アイリスオーヤマ 掃除機 kic-csp5 口コミ!ic-csp5とkic-csp5 の違いは?. 観賞用だけではなく、食べることもできる菜の花もあります。 まずたけのこご飯、若竹煮にして 日本人の繊細な感性にぴったりの植物です。 満開に咲き誇る桜。儚く美しい桜は 庭に咲いたニラは食べられるのかしら・・? 近頃気になる花を見つけました。庭に小さくて、しろいはななんですが、その白い花が寄り添って、一つの丸い形を作っているのです。それがいくつも咲いていました。ニラの花ちょっと可愛くて、おばはんはキチンテーブ 食べられる花ニラと食べられない花ニラの イモカタバミは、道ばたでもよく見かける身近な雑草です。暖かくなるとピンクの花を咲かせるイモカタバミですが、庭ではいつのまに... イヌビユは、畑や空地、道端などに夏の間によく見かける雑草の一つです。名前に「イヌ」がつく植物は食用にはできないといわれてい... カナムグラとはアサ科カラハナソウ属の一年草のつる性植物です。空き地や道端に群生して、他の植物やフェンスなどに巻き付いて生え... セツブンソウ(節分草)はまだ冬の寒さが残る節分の頃に咲く山野草です。花も背丈も小さくて決して目立ちませんが、健気に咲く可憐... クソニンジンという植物をご存じでしょうか。なんともインパクトのある名前のクソニンジンですが、生薬として効能があるだけではな... ツマトリソウという花をご存知ですか?白く可憐な花であるツマトリソウは、山の高地に咲く野草です。とても小さな花ですが、花弁の... ハハコグサはキク科ハハコグサ属の野草です。ハハコグサという名前は聞いたことがなくても御形という名前は聞いたことがあるのでは... ウルシ科の植物「ツタウルシ(蔦漆)」について紹介していきます。ツタウルシはほかのウルシ科の樹木とは違いツルを伸ばして成長す... アサギリソウの育て方をご存知ですか?今回はアサギリソウの特徴や育て方を紹介します。ポイントをおさえれば誰でも栽培が可能です... イワタバコという植物をご存知でしょうか?シソの近縁種の植物で、その名の通りタバコのような葉を持っています。薬草として使われ... ヌスビトハギとはマメ科ヌスビトハギ属の多年草です。花は小さいですが、果実は見たこともある人は多いのではないでしょうか。ヌス... 野畑や道端にいつの間にか生えている植物のスイバは、雑草として扱われがちですがじつは食べられるんです。日本では野草として、ヨ... ナギナタコウジュという植物を知っていますか?名前の通りナギナタのように反り返った花の形が特徴です。また、コウジュと呼ばれる... 名前は聞いたことなくても、家庭菜園をしている人なら見たことはきっとあるイヌガラシ。どんな特徴の雑草でしょうか。また、似たよ... スズメノカタビラという植物を知っていますか?芝生によく似ている植物で「芝もどき」とも呼ばれています。繁殖力が盛んで、駆除し... 気が付くと庭や畑に生えているスズメノカタビラは繁殖力が強く、駆除が難しい雑草です。放っておくと芝生や作物を弱らせてしまうこ... 春になると白い花を咲かせているぺんぺん草はよく見かけられる野草で、幼い頃に実を鳴らして遊んだ記憶がある方も多いでしょう。実... カラムシという言葉を聞いたことがありますか?ムシという言葉が含まれているので、昆虫などの虫を想像する方もいらっしゃるかもし... スズシロといえば真っ先に「春の七草」を思い浮かべますね。最近では七草を実際に道で見つけることは難しくなりましたが、スズシロ... ハシリドコロは春に見られる野草です。ふきのとうとよく似ており、間違えて食べると中毒症状を起こします。その毒性成分は、薬とし... 大麻はアサの葉っぱや花を加工したもので、別名マリファナとも呼ばれています。日本ではケシと並び、大麻取締法で規制されている植... フワフワとした白い毛と情緒ある花の姿が人気のオキナグサは、観賞用として栽培する人も多いのですが、育て方にはコツが必要です。... 猫が大好きな猫草は、自宅で簡単に栽培できます。猫草の育て方や、猫草が特に枯れやすい夏に、枯らしてしまわないためのコツもまと... 野原一面に広がるクローバー。花の時期には地面に座りこんで花かんむり作りに夢中になった幼い頃を思い出す人も多いのでは?紫の花... オギ(荻)は日本各地に広く分布しており、イネ科ススキ属に分類される植物です。水辺や湿原に自生し、秋になると白銀色の穂が風に... いつの間にか庭に生えていたスベリヒユを、ポーチュラカと勘違いして花が咲くのを待っていたことはありませんか?よく似た特徴をも... 野山など、自然の中で自生する野いちご。小さくて可愛らしい花や、色鮮やかな実は見る人を楽しませてくれますね。野いちごは種類が... カワラケツメイは日本では河原や荒地などに自生している草の一種です。外来種に押されて生育地を減らしていますが、古くから民間薬... 春の季節になると見かけるツクシを知っていますか?実はツクシは食べることのできる雑草なのです。またツクシを語るうえでは、切っ... ヨウシュヤマゴボウを見たことはありますか?果実はブドウのような実り方をする有毒植物の一種です。そんなヨウシュヤマゴボウです... ニラによく似て特有のニラ臭はしない「ハタケニラ(畑韮)」を知っていますか?明治に日本へ来たハタケニラは、はじめ園芸用として... ナンバンギセルは、夏から秋の時期にススキなどの根本に咲く野草です。しかし根元に咲いているだけではなく、ススキの寄生植物だと... オオバギボウシとは、日本に広く分布している山野草です。園芸種としても多くの種類があり、手の掛からない植物として人気がありま... クララはクラクラするほどの苦みをもつ植物です。根を乾燥させて生薬としても使用されます。薬効をもつ薬草であると同時に、毒をも... チドメグサ(血止め草)は、驚くべき繁殖力を持つため、駆除に一苦労する雑草として厄介がられます。しかし、一方では、隠れた薬効... ハタケニラ(畑韮)とは?特徴やニラとの違いは?増えると駆除が必要?のページです。BOTANICA(ボタニカ)では、植物やガーデニングにかかわる情報を発信しております。.