体内に必要な水分、 ミネラル を補給します。 各種ミネラルや糖質( ブドウ糖 )を含むお薬です。 ソルデム3a輸液の用途. 点滴の中に含まれるカロリーが高ければ良いのでは?という疑問がわくと思います。, カロリーが高くない理由は、カロリーを上げると血管が炎症を起こしすくなるからなのです。, カロリーの高い輸液(高カロリー輸液)を行う場合は、太い静脈(中心静脈)に挿入されたカテーテルや留置されたポート(CVポート)から投与されます(高カロリー輸液)。 ソルデム3A 500mlだと21gのブドウ糖が入っています。 ブドウ糖は1gあたり4kcalなので、84kcalの栄養になります(少な!) 一日4本点滴してりゃ大丈夫かと思いきや。それでも普段の朝ごはん程度しかありません。 ・脂質. また、感染予防の点から一定期間経過したら刺し替えて新しいものに交換するのが通常です。, 点滴が漏れ出るとその周囲が腫れてしまいます。炎症を起こした場合も同様です。 ソルデム3aは先ほどのラクテックよりナトリウム濃度が薄く調整されていますが、1日に生体が必要とする水分量を投与すると、その他の電解質も必要量になるように調節されていおり、 ソルデム3aは維持液と呼ばれる種類の点滴剤の一つ です。 高齢者で活動性が著しく低い場合は、もう少し少ないカロリーでよいことになります。, 仮に一日1000kcalを末梢点滴だけで補うとしたら、どのくらいの点滴をしなければならないのでしょうか?, 5%ブドウ糖液の場合、5000ml(500mlのボトルを10本)も必要となります。, この量を一日で点滴するの現実的ではありません。ボトルの交換が頻回に必要になります。 水分が5Lも体内に入ると、心臓が悪い人の場合心不全になったり、腎機能の悪い人や栄養状態の悪い人はむくみがでたり、胸水や腹水が増えたりと全身状態をかえって悪化させてしまいます。, では、末梢点滴はなぜカロリーが低く設定されているのでしょうか? ソルデム3a輸液の主な効果と作用. 細胞膜をつくるのに必要です ソルデム3a輸液の主な効果と作用. がんで余命2か月の38歳女性 夫に「本人には伝えないで」と頼まれたが… [女優 高橋メアリージュンさん]子宮頸がん(2)がん告知、驚きで涙も出ず 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 ソルデム3A 500mlだと21gのブドウ糖が入っています。 ブドウ糖は1gあたり4kcalなので、84kcalの栄養になります(少な!) 一日4本点滴してりゃ大丈夫かと思いきや。それでも普段の朝ごはん程度しかありません。 ・脂質. Follow-Up After Curative Resection of Colorectal Cancer: A Meta-Analysis. ただ、医療漫画の名作「ブラックジャックによろしく」でも出てくるが、500mlの点滴を1本ばかり入れたところで、ブドウ糖21.5g(ソルデム3A)しか入っていないので、86kcalとおにぎり1個分にもならないことは思い出してもらいたい。 細胞膜をつくるのに必要です 腫れてしまった付近に針を指して細い筒を留置することができません。一定期間経過後の刺し替えの場合も近い場所は避けるようにします。, そうなると刺す場所も回数を重ねるたびにどんどん減って行きます。 高齢者や病気の方の血管は健常者に比べ細くて脆弱なことが多いため、新しい場所に刺すのが容易でないことは珍しくありません。, 末梢点滴の目的に立ち返ってみましょう。 大腸がんの生存率は進行度などからある程度予測できます。治療後5年以上生存できる人は少なくありません。統計データを見るとともに、自分がどの数字に当てはまるのかを正しく把握することが大切です。, 大腸がんに限らずがんの生存率を調べたい場合には、「がんの統計」を見ると便利です。「がんの統計」は実際の患者の統計を集めた信頼できる資料です。, がんは最も死亡者数の多い病気です。2015年の1年間に、がんが原因でおよそ37万人が亡くなり、うち5.4万人ほどが大腸がんで亡くなっています。, 他にもがんの情報をまとめたサイトは存在します。がんの情報を簡単に調べるためにネットは役に立ちます。, ただし、ネット上の情報は根拠不明のものも少なくありません。役に立つ情報とそうでない情報が玉石混交状態となっています。特に、がんに関しては、誤った情報を信じて行動すると大きな問題につながることも考えられます。, 信頼できる情報だけを集めるには、できるだけ大学や公共機関が作ったサイトを使うなど、信頼できるサイトを見分けることが大切です。自分が見たサイトを主治医に見てもらうことも有効です。, 40歳で大腸がんになったら5年生存率は何%で70歳で大腸がんになったら5年生存率は何%といったようにはっきりとした数字を述べることはできません。しかし、高齢になれば生存率は低くなりやすいことが分かっています。, とはいえ、生存率は年齢だけでなくがんの状態によっても違います。大腸がんは「ステージ」や「分化度」によって細かく分類されます。大腸がんの中には生存率が比較的高いものも低いものもあります。, 平均値で言うと高齢者の方が生存率が低い傾向はありますが自分にも当てはまるとは限りません。自分の生存率が知りたい方は、自分のがんがどういった状況で生存率はどの程度と予想しているかを主治医に聞いてみてください。, がんのステージという言葉を聞いたことのある方は多いと思います。がんのステージは進行度を示します。進行しているほど統計的には生存率が低くなります。そこで、まずはステージの決め方を説明します。, がんのステージは客観的な評価で決まります。評価の基準は、腫瘍の深達度(T因子)・リンパ節転移の数(N因子)・遠隔転移の有無(M因子)の3つがあります。この3点でステージを分ける方法が使われています(以下では大腸癌研究会『大腸癌取扱い規約』に沿って説明します。ほかにUICC TNM分類という分け方もあります)。, 大腸がんの壁深達度(T因子)は、大腸がんが大腸の壁の中にどれだけ深く入り込んでいるかという意味です。深達度の決め方の前に大腸の構造について少し説明します。, 大腸がんは、大腸の一番内側(消化された食べ物が通る側)の粘膜から発生します。大腸がんは成長するにつれて粘膜より下の層に深く入り込んでいきます。, 大腸がんの深達度とは、がんが大腸のどの層まで至っているのかを評価したものです。深達度は以下の表のようにT因子として表現されます。, 大腸がんは比較的浅い層で水平に広がっている場合や、狭い範囲でも深い層まで進んでいる場合があります。T因子は大きさではなく深さを判定しています。そのため最終的にはがんを取り出してから顕微鏡で観察することで確定します。治療を選ぶ時点では検査結果から深さを予測します。, リンパ節は全身にたくさんある器官です。大腸がんの細胞が周りのリンパ節に侵入して増殖していることをリンパ節転移と言います。, 全身の組織にはリンパ液の流れるリンパ管があります。流れの途中にリンパ節が存在し、異物が侵入すると一時的に捕まえておく門番のように機能しています。大腸の周りにもたくさんのリンパ節があり、大腸からリンパ節に向かってリンパ液が流れています。, 大腸がんが大きくなる過程で、がん細胞はもとの場所を離れてリンパ管にも侵入していきます(リンパ行性転移)。リンパ管に侵入したがん細胞はリンパ節で増殖することがあり、これをリンパ節転移と言います。, リンパ節転移はもともとのがんの位置から隣のリンパ節に順々に広がっていきます。遠くのリンパ節にいきなりリンパ節転移が発生することはあまりありません。, 遠隔転移とは、がん細胞がもとあった場所から離れた臓器に侵入して増殖することです。遠隔転移があるかないかでM因子を決めます。, 大腸がんが血流に乗って離れた臓器に到達(血行性転移)すると遠隔転移となります。大腸がんが進行する過程で、がん細胞は血管に侵入します。がん細胞は血流に乗って離れた臓器まで到達します。流れ着いた先の臓器でがん細胞が増殖すると遠隔転移となるのです。, 遠隔転移は、リンパ節転移と異なり順々ととなりに転移していくのではなく、大腸から肝臓や肺などの離れた臓器にいきなり転移するのが特徴です。, 大腸がんのステージは、腫瘍の深達度(T因子)・リンパ節転移の数(N因子)・遠隔転移の有無(M因子)で決まります。ステージの決め方を表に示します。, ステージの分類は治療の方針を決定するのに重要な判断材料になります。大腸がんと診断された際には治療に入る前にステージ分類を行います。, 5年生存率とは5年後も生きている人の割合のことです。がんの統計においては、ステージごとに5年生存率あるいは1年生存率(1年後に生きている人の割合)を計算することが多いです。大腸がんでもステージごとの5年生存率のデータがあります。, ステージごとの生存率を見ると、ステージが進行するほど生存率が低くなっていることがわかります。, ステージⅣはステージ分類では一番最後ですが、「末期がん」という言葉のイメージとはかなり違います。表のとおり、ステージⅣの大腸がんが見つかった人のうち20.7%は5年後も生存しています。「末期」の状態で5年間過ごせると言われると違和感がないでしょうか。ステージはあくまで大まかな分類であり、同じステージに分類される人でもひとりひとり症状や全身の状態は大きく違います。, 表では5年生存率のことを「5年実測生存率」と書いています。「実測」という言葉は、「相対生存率」と区別する意味があります。, 相対生存率というのは、がんがない場合と比べてどれぐらい危険かを示す数字です。5年生存率を調べるためには大腸がん患者を5年後まで追跡調査するのですが、5年後までに死亡する原因は大腸がんだけではありません。5年という期間は長いため、大腸がんは治ったけれども老衰で亡くなってしまったということも少なくありません。そこで、純粋に大腸がんによる影響を表すためには、他の原因で死亡することを計算に入れた指標が必要です。大腸がんがある人の5年生存率を、大腸がんがない人も含めた5年生存率で割ると、仮に大腸がんがまったく余命を縮めない場合は「100%」という数値になります。この指標を5年相対生存率といいます。, 相対生存率はがん以外で死亡する人数を除外していますので、相対生存率の方が実測生存率よりも高くなっています。ステージⅠの大腸がんなら、大腸がんがない人と5年生存率がほとんど変わらないことが示されています。5年相対生存率が99%というのは、「5年後まで99%生きられる」という意味ではないことに注意してください。5年後まで生きられる確率に近いのは5年実測生存率です。, 実は対象者をさらに細かく分けたデータもあります。大腸は結腸と直腸に分けることができます。したがって大腸がんは結腸がんと直腸がんに分類できます。結腸がんと直腸がんを別に調べた生存率のデータが存在します。以下に表として示しますので参考にしてください。, 実際のところ、生存率に関しては結腸がんも直腸がんも大きな差はありませんので、この表はあまり重要ではないかもしれません。しかし、大腸が結腸がんと直腸がんに分けられているのには意味があります。結腸がんと直腸がんの特に大きな違いは、手術の方法です。詳しくは、「大腸がんの手術法によって違うメリット・デメリット」で説明しています。, がんの転移とは、血液の流れやリンパ液の流れに乗ってがん細胞が別の臓器に移動して増殖を始めることを指します。「大腸がんの肝転移」とは、大腸がんのがん細胞が肝臓に移動したことを意味しています。, 大腸がんの転移は、リンパ行性転移と血行性転移という2種類のしくみで説明できます。リンパ液の流れに乗って転移した場合をリンパ行性転移と言い、血液の流れに乗って転移した場合を血行性転移と言います。リンパ行性転移か血行性転移かで転移する先の場所が違います。, リンパ節は全身にたくさんある器官です。大腸がんのリンパ節転移は大腸のすぐ近くに見つかることが多いです。リンパ節転移がある大腸がんはステージⅢ以上に分類されます。, リンパ節転移はリンパ行性転移です。リンパ節転移は順々に隣のリンパ節に現れるという特徴があります。これはリンパ液がリンパ節から隣のリンパ節へと流れていて、離れた場所までリンパ節を通らずに流れる経路がないためです。そのためリンパ節転移が最初に現れる場所は通常、がんの周囲です。リンパ節転移を調べる際には、がんがある場所の周囲のリンパ節に注目することが特に重要です。造影CT検査などで大きくなっているリンパ節を探します。また、手術を行った場合も、大腸がんの周囲にあるリンパ節に変化がないかを慎重に調べます。, 大腸がんでは、リンパ節転移があるとステージⅢ以上になります。ステージⅢでは手術を行い、その後化学療法(抗癌剤治療)を行う場合がほとんどです。, この統計では、ステージⅢの大腸がんが見つかった人のうち77.5%が5年後も生存し、生存率は大腸がんがある人・ない人を合わせた集団の生存率に比べると84.2%になりました。一般論としてはこの数字は決して低いものではありません。「転移がある」と言われると「末期がんではないか?」と動揺してしまうかもしれませんが、リンパ節転移だけでステージⅢにあたる場合なら7割以上の人が5年後も生存しているのです。, 大腸がんのステージⅢと告知された方は、気持ちを落ち着かせたあとはしっかりと治療を受けられるように準備しましょう。, 遠隔転移がある大腸がんはステージⅣです。ステージⅣの中にはいろいろな場合が含まれるので、遠隔転移があるからといって必ずしも「末期がん」とは限りません。「末期がん」という言葉はステージのように明確には定義されていないのですが、ステージⅣの大腸がんが見つかってから5年以上生存する人も少なくないことからすると、ステージⅣのすべてを「末期がん」と呼ぶべきかには疑問があります。そこで、まず遠隔転移がある大腸がんはどんな状態かをもう少し説明します。, 遠隔転移のほとんどは血行性転移です。遠隔転移はリンパ行性転移と異なり、大腸から離れた臓器にも突如として現れます。血管は遠くまでつながっていて、途中にリンパ節のような構造がなく、一度に流れていけるためです。, 特に大腸がんは肝転移や肺転移、腹膜転移を起こしやすいことがわかっています。そのため遠隔転移がないか全身を調べる際には特に肝臓と肺、腹膜には注意が必要です。大腸がんの転移しやすい臓器と、それぞれの臓器で転移が見つかった割合のデータがあるので、表に示します。, この統計では、ステージⅣの大腸がんが見つかった人のうち20.7%が5年後も生存し、生存率は大腸がんがある人・ない人を合わせた集団の生存率に比べると22.0%となりました。この数字はさまざまな人の中での割合を見ているものですが、一人ひとりの生存期間にはばらつきがあります。自分にあった治療を行うことで、より長く生きられる確率を高めることが期待できますので、主治医とよく相談して自分に最適な治療を探しましょう。, がんを切除し根治したと思われたあとで、一定期間を超えて再びがんが現れることを再発と言います。再発は見えない状態で潜んでいたがん細胞が再び腫瘍として大きくなった状態です。元々のがんのあった部位の付近で再発すること(局所再発)もあれば、遠隔臓器で再発することもあります(元々のがんとは関係ない別のがんが新しく発生した場合は再発とは言いません)。大腸がんはどの部位で再発することが多いのかを以下の表に示します。, また、大腸がんの中でも直腸がんの方が結腸がんよりも再発しやすいことが分かっています。特にどの臓器で違いが出やすいかについてのデータもありますので紹介します。, ここで*の付いている部位では統計学的に差が出ています。直腸がんの方が再発が多いのでより注意が必要ですが、結腸がんでも無視はできません。いずれにしてもがんの治療後の再発の有無には細心の注意を払っていく必要があります。, 大腸がんが再発していないかをできるだけ早く見つけるには、定期的に検査していく必要があります。ここで、大腸がんの再発は、手術してから5年以内に起こることがほとんどであることが重要です。このため、手術してから5年間は定期的な検査を行うことが推奨されています。, また、ステージが進行しているがんほど再発しやすいことが分かっています。実際どの程度の頻度で再発するのかは下の表で示します。, ステージⅠかステージⅡで手術した人に比べると、ステージⅢの大腸がんで手術を受けた人は、特に慎重に術後検査を行っていくことになります。, 大腸がんは手術がうまくいってもいくらかの確率で再発します。再発を早く見つけて治療すれば、再発後の治療成功率が上がると考えられます。しかし昨今「手術後の検診や検査がどの程度必要なのか」という議論が一部でなされているのも事実です。実際に手術後の検査を行うことで良い結果が得られるのでしょうか?, 実際のデータからは、手術後の検査を十分に行うことで、大腸がんの再発巣切除率や死亡率が改善するという報告があります。そのため、通常は手術後定期的に検査が行われます。, 大腸がん手術後の再発の有無を調べるために、定期的な検査を行います。検査のスケジュールとして推奨されているものがあります。その中では以下の検査を行うとされています。, これらの検査は再発を見逃さないようタイミングよく行う必要があります。『大腸癌治療ガイドライン』2019年版では、次の通りのスケジュールが推奨されています。, #注2:ステージⅠ及びⅡの大腸がんでは胸部・腹部CT検査を行わないことも可能である, ただし、海外のガイドラインでは胸部・腹部CT検査が1年毎であったりと日本のものと異なっています。この間隔が一番良いかどうかにはまだ議論の余地が残されています。とはいえ予定された検査を自己判断で休むのはお勧めできません。もし疑問に感じることがあれば主治医に質問し、自分の希望を伝えたうえ相談して方針を決めてください。, 大腸がんが再発した場合は、通常の大腸がんと同様にステージ分類がなされます。がんのステージと身体の状況を鑑みて治療方法が決まります。手術などの治療を経験した後の身体ですので、最初の治療前よりも身体の状態が悪くなっている場合があります。, 治療の内容は、手術が可能であれば手術を行います。手術が難しい場合は全身化学療法・動注化学療法・熱凝固療法・放射線療法などを行う場合があります。またどの場合にも必要に応じた緩和医療を組み合わせて行います。, 大腸がんが再発した場合の生存率に関して、明確な数字はありません。しかし、ステージが進行したら生存率が下がると考えていいです。また、手術や化学療法を受けることで身体の状態は悪くなっていることも多く、初発の大腸がんよりも再発の大腸がんの方が生存率が低いことも予想されます。, そのために再発を素早く見つける目的の定期検査を行います。また、再発を起こしにくいように、術後補助化学療法といって初発大腸がんの手術後に化学療法(抗がん剤治療)を行うこともあります。.