『コンテンポラリー・ダンス徹底ガイドHYPER』(作品社)、『ダンス・バイブル』(河出書房新社)、『どうせダンスなんか観ないんだろ!? 楽器ではなくても一定のリズムやメロディを奏でることはできるし、楽器でも耳障りな音を出せばノイズと言われるだろう。 このライターの記事一覧, 作家・ヤサぐれ舞踊評論家。株式会社JAPAN DANCE PLUG代表。 ズレるだけなら単なる下手クソだが、ジャズの「スウィングしている」という「得も言われぬ魅力」になるのである。, ちなみにこのシンコペーション、じつは邦楽にもある。 だがディアギレフは、当時「こんなものは音楽ではない。騒音だ!」とまで言われていたストラヴィンスキーを登用したり、バレエの身体言語を全く無視したニジンスキー作品を上演するあたり、彼の考える総合芸術は、単に全てが調和の内に溶け合うようなものではなかったことは間違いない。 視覚を遮断して音だけに絞ることによって、普段は曲に紛れがちなダンサーの身体の生理を浮き上がらせていたのだ。もちろんダンスそのものも魅力に満ちていた。, 劇場のような防音設備のないところであえて公演して、聞こえてくる環境音を利用することもある。 およそ人類の長い歴史の中では、ダンスと音楽を分けて考えること自体がなかったといえる。 タイトルがズバリ『NOIJECT』(1992年)という作品もある。これは「ノイズ」と「オブジェクト」の合成語で、勅使川原自身がノイズに意識的に取り組んでいたことがわかる。背中に鉄板を貼り付け、工事用のグラインダーを押し当て、耳を聾する音と共に火花を散らせたりした。, ……さてここまでいろいろ見てきた。 バレエファンのための!コンテンポラリー・ダンス講座〈第3回・前編〉ダンスと音楽ーー知性と身体性の果てしなきバトル. ここでは「音楽なしで踊る=無曲」として、いくつかの事例を見ていこう。, 動く身体は、様々な音をたてる。足と床の摩擦音、ダンサーの呼吸音等々。ベルギーやオランダで活躍するアン・ファン・デン・ブローク『FF REW 60:00』(2007年)をオランダのマーストリヒトで見たときには暗闇の中で女性ダンサー達が激しく身体を床に打ち付けながら踊る音と荒い吐息だけが聞こえてきた。観客の頭の中に踊る姿が浮かび上がるまでになってから照明が上がってくる、という演出で呻らされた。 ダンス・音楽・美術・照明・文学、すべてが一流の芸術で、それぞれのエネルギーが拮抗して主張し合う一触即発の状態を「総合芸術」と呼んでいたのだろう。, ここまで見てきたように、伝統における「ダンスと音楽の関係」は一心同体で、非常に良好である。 全くの無音よりも、さやかな音があるほうが、より「静けさ」を際立たせる。 横須賀キヨフジダンス&ヨガスタジオ. これは日本人には馴染みのある感性で、「古池や蛙飛びこむ水の音」「閑さや岩にしみ入る蝉の声」という松尾芭蕉の句のみならず、現代のマンガでも偉大な発明と言われる「シーン」という「無音を表す擬音」があるなど、しばしば海外から驚かれる。, またビデオカメラで外の街などをつなぎ、リアルタイムに道路を行き交う人々や車の映像や音を舞台上に流す演出もある。 そのまま儚く消え入るように生命の炎が尽きていくのか。 前回のテーマ「言葉」以上に、ダンスに近い存在が「音楽(音)」である。 それは不可分の、一体化した存在だったのだ。 両者の間に横たわっている溝を「知ってしまったら、戻れない」のがアートの世界だからだ。, その事件とは何か。 しかし百年ほど前に、特筆すべきことが起こった。 つまりこの時代から、踊りとはただ踊るものではなく、やはり音楽(パーカッション)と不可分なものだったのだ。, では逆に、悲しい気持ちの時はどうか。もちろんしんみりしたパーカッションもあるが、やはりダウナー系に合うのは琵琶やバイオリンといった弦楽器や、笛などの管楽器だろう。長くたなびく音が、傷ついた心にフィットする。これらはダンスが舞台芸術として発展し、豊かな感情表現をする上で欠かせない物になっていった。, これにより「うれしい」「悲しい」という情報や説明的な役割は音楽に任せて、ダンサーはより深い心理の表現に集中できるようになる。, 『瀕死の白鳥』も、曲を聴くだけで溌剌とした踊りでないことはわかる。しかしもしも曲がなかったらどうだろう。とても滑らかな腕の動きや背筋の見事さに、まずは目がいってしまうのではないか。 彼女たちはそれぞれ、背中や首の痛み、不安、うつ病、ストレスなどに苦しんでいました。, 毎週ダンスを行うことで、精神的にも健康になり、気分が高揚する効果があるということが判明したのです。, 被験者にセラピーとして、エクササイズ、モダンダンス、数学、音楽という4つのレッスンを実施。, ダンスをすることで身体だけでなく、心や脳に刺激を与え、年齢に関係なく認知能力を上げる効果があるとも言われています。, 中高年の女性のストレスケアにも役立ちます。エストロゲンが欠乏する状態となった中高年の女性のメンタルヘルスの維持にも、ダンスは効果的です。, その結果、DMTを行ったグループは、他の2グループより短期的なメンタルヘルス・感情の改善が見られました。歩く運動をするグループは、DMTを行うグループと運動強度を同じにしており、, メンタルヘルスの改善には運動強度のみが関わっている訳ではないという興味深い結果が現れたこととなります。感情の表現や人と踊る喜びなど、ウォーキングや普段の生活とは一味違う楽しみが、, 私よりずっと歳上の方々で初めてダンスをされる方々も、振付を覚え、衣装を揃え(金色のハットまでご用意してくださり✨✨)とても楽しんでくださいました❣️, 想像以上のダンスが心にも与える4つの効果 | 自分軸を持って美しく豊かに生きる女性の味方!横須賀・銀座 ヨガ・ダンス・バレエ, 昨年の【一日限りの大人ダンス部★マライヤ・キャリーの『恋人たちのクリスマス』を踊ろう】, 横須賀 バレエ ダンス ヨガ アーユルヴェーダのスタジオです。いくつになってもあきらめないで、やりたいことをどんどん実現する女性のサポートを、ヨガとダンス、アーユルヴェーダを通してサポート。お子さまは自分で考え自分の可能性を信じて歩いていける子になるスタジオ, ダンスをするとインナーマッスルが鍛えられ、代謝が良くなりダイエットなどに役立つことはよく知られていますが、, [注2]The Happiness Trick You Haven't Tried|Prevention(英文), その結果、DMTを行ったグループは、他の2グループより短期的なメンタルヘルス・感情の改善が見られました。, メンタルヘルスの改善には運動強度のみが関わっている訳ではないという興味深い結果が現れたこととなります。, 私よりずっと歳上の方々で初めてダンスをされる方々も、振付を覚え、衣装を揃え(金色のハットまでご用意してくださり✨✨). 街の車の音や、自然の葉擦れや風の音、落水滴の音などなどだ。, 横浜にある「象の鼻テラス」は、目の前に横浜港が広がっている。公演も行われるが公的な休憩所も兼ねているので、防音対策はべつに完璧ではない。そのためときどき公演中に外から「ボゥオゥーー」と汽笛が聞こえてくるのだが、これがまた良い音響になったりしている。, 環境音としてもっとも手軽でイメージを刺激するのは自然界のものだ。川のせせらぎ、鳥の声、葉擦れの音…… ストリートダンスではポッピングという身体の各部分を細かく弾くようなテクニックがあり、よりクリアに音との一体感をアピールできる。, ただこれがまた奥の深いところで、「音と一体化すればいいってもんじゃない」というのも真実なのだ。 古典、恐るべし。, もっともバレエでも歌舞伎でも、一流のパフォーマーは最後の決めポーズをとるときに、曲(や拍子木)と零コンマ数秒で必ずズレていることに見覚えがあろう。 そういうアッパー系のものは、戦いの前や収穫後の祭り、あるいは宗教儀式(たとえば盆踊りはもともと乱交と表裏一体だった)などの要素が強い。高揚によるトランスが重要だ。 鼓動にリンクするようなリズム。本能にダイレクトに訴えかけるパーカッションが圧倒的な強さを持っている。, その縁の深さは、古事記にも出ている。 Copyright © CyberAgent, Inc. All Rights Reserved. 108 海馬五郎の復讐と冒険。nobuさんの映画レビュー(感想・評価)。評価2.5。みんなの映画を見た感想・評価を投稿 自然の中でのダンスは何度も見たことがある。しかし実力のない奴が森や川のなかに半裸で立って「大自然と生命の交流」的なことをやっても、「やはり劇場で踊ってつまらない奴は、自然の中で踊ってもつまらないのだな」という当たり前のことを再確認して終わるしかない。, ただ「音に合わせるより、無音の方が踊りやすい」というタイプのダンサーは確かにいて、別項でゆっくり書くが森山開次や関かおりなどはこちらのタイプだ。 いわばダンスと音楽は別居しただけ。 All rights reserved. ホームページ こちら 外部の音楽ではなく、自分の身体の内側に独自の、そして明確なリズムを持っているのだ。うっとりと棒立ちしている馬鹿とはわけがちがうのである。, このタイプの究極といえるのが、ボヴェ太郎(ちなみに本名)である。現在は関西が拠点だが、長身に静けさをたたえた顔、長い裾の衣装で、開け放った寺の一角などで踊る。といっても、動きとしては能のようなすり足の移動で、部屋を一周して腕を上げ下ろしするだけで終わったりする。 コンテンポラリーダンス 木曜10:30〜11:45. ご希望により随時. この時代はまさに「運動する物は、人の身体も機関車の車輪も等しく美しい」と見なされ、ダンスでも音楽以外のものを使うのは珍しいことではなかった。 現在は国内外の劇場・財団・フェスティバルのアドバイザー、審査員など活躍の場は広い。 これは、舞台空間が日常生活の延長にあることを示したいときに有効だ。, 「即時性を活かしたダンス」という意味では、伊藤キムの『ラジオで踊る』(2004年)は、秀逸だった。 これらは革新的ではあるが、単に「曲を使わないで踊る」というだけにすぎない。 リズムに合わせて身体を動かすのは気持ちいい。その辺にあるものをチャカポコ叩くとさらに楽しい。 そういうアッパー系のものは、戦いの前や収穫後の祭り、あるいは宗教儀式(たとえば盆踊りはもともと乱交と表裏一体だった)などの要素が強い。高揚によるトランスが重要だ。 鼓動にリンクするようなリズム。本能にダイレクトに訴えかけるパーカッションが� 冒頭で言った、「音楽とダンスを引き裂いたダンス史上の大事件」について、いよいよ事項で語っていこう。, この記事を書いた人 /. しかし腕の下、脇の下、体幹、身体の周りにある空気の質が刻々と変わっていく。自然の大きな営みと、その力が響き合っている。極めて静かな舞台にもかかわらず、遙か遠くで鳴る大地の轟音が聞こえてくるようなダンスなのである。, 風の音、川の音、自然の音はひとつとして同じ音はない。録音したものを流すこともできるが、本来環境音とは「いま、ここで起こっている音」、つまり「即時性のある音」ともいえる。, スマートに取り込んだのが山海塾で、上空から落ちてくる水滴や砂の音を効果的に使った。 「音楽を使わないダンス」の登場である。いまでは当たり前に使われているが、ダンス史においてはけっこう革新的なことだ。, 曲を使わないシーンをつい「無音で踊る」と書いたりするが、厳密に言えば環境音や吐息、足音、様々な音はしている。 素戔嗚尊(スサノオノミコト)の狼藉に衝撃を受け、天岩戸に閉じこもってしまった太陽神である天照大神(アマテラスオオミカミ)を誘い出すために宴会を行い、そこで天鈿女命(アマノウズメノミコト)が踊ったとされるダンスがある。胸をはだけて踊ったので「日本におけるストリップの元祖」とよく言われるが、それだけではない。, とある。つまりアマノウズメは、木桶を伏せて、その上でステップを踏み、音を出しながら踊った。日本のタップダンスの元祖でもあるのだ。 いわゆるシンコペーション。ざっくりいうと、「正規のリズムを、わざとズラす格好良さ」だ。 舞台上で、まさにそのとき放送されているラジオの音声を流し、それに反応して踊るのだ。内容はその日のニュースだったり明日の天気予報だったり時報だったり様々だが、その場限り。二度と同じものはない。, この「即時性」によって、「そもそもダンスは、どんなに決められた振付を再現しても、やはり一期一会のものなのだ」ということを改めて思い出させてくれる。, もっとも「ノイズを音楽として扱う」「ノイズで踊る」ということは、百年前のダダや未来派等ですでに活発に行われていた。「アート・オブ・ノイズ(騒音芸術)」を提唱した未来派のルイージ・ルッソロは、騒音を生み出す「騒音楽器」イントナルモーリを開発した。, もっとも音楽とノイズを厳密に分けるのは難しい。 じっさい、その瞬間、踊りは音楽(リズム)からフッと解き放たれ、踊りの印象をクッキリと浮き上がらせるのである。, このようなダンスと音楽の一体感を示すとき、「バレエは総合芸術」という言葉がある。バレエ・リュスのディアギレフがいっていたのは有名だが、考え方自体は以前からあった。 「日本初のダンスの記録」とされる天岩戸(あまのいわと)伝説がある。 ー松尾さんの監督作品は、「ジヌよさらば かむろば村へ」以来である。あの何とも言えない松尾ワールドはナカナカ面白かった。では、今作は・・。- ■愛妻(中山美穂:良く出演を決意したなあ・・)はコンテンポラリーダンサー、”ドクタースネーク”に魅了され、腕に蛇のタトゥを入れ、彼の公演を追いかけ家を出る。逆上する脚本家五郎(松尾スズキ)であったが、自己総資産2500万は、離婚すると半分慰謝料で妻に持っていかれると知り、妻のSNSへの108の”いいね!(煩悩の数じゃなかった・・)と同数の女性と関係を持つという復讐計画を立てる・・。 ・友人の女性(秋山奈津子さん:ちょっと、びっくり。あんな役もやるんですか!)と、繋がったママ、父親の臨終の場に立ち会うとか ・55歳で108人切りを決意した後の五郎の悲喜劇振りに少し笑うが(良く分からないけれど、55歳位になると、衰えるんだねえ・・)  全体的に、松尾ワールドが、空回りしている感が拭えなかった作品。<松尾さんが、やりたい放題やった作品(の様に見える)。>■蛇足 自室で鑑賞中、久しぶりにヘッドフォンをして観た作品。 家人が突然入って来ないかドキドキしながら、鑑賞した作品でもある。 〇学生みたいな気持ちになってしまったぞ!。(すいません・・), 【2週間無料トライアル】メジャーからZ級まで世界中のホラー映画・ドラマが《見放題》, “アマゾンズ”谷口賢志「劇場版 仮面ライダーセイバー」にゲスト出演!「何かの細胞が躍ります」2020年11月15日 09:30, 【「バック・トゥ・ザ・フューチャー」評論】35年を経た今でも容易には越えられない、エンタメの“ワールドレコード”2020年11月15日 06:00, のん×林遣都「私をくいとめて」 大九明子監督が語り尽くす“綿矢文学”の魅力2020年11月15日 11:00, 岡田准一「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」にカシラ役のインコが続投! 新カットお披露目2020年11月15日 10:00, セーラー服の幽霊がストローで鼻血を吸う…「海の底からモナムール」衝撃シーンおさめた予告編2020年11月15日 09:00, 「鬼滅の刃」興行収入200億円突破! 歴代興収ランキング5位に2020年11月9日 12:12, 「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」邦画アニメ初のドルビーシネマ上映が決定2020年11月7日 08:00, 【コラム/細野真宏の試写室日記】劇場版「鬼滅の刃」のメガヒットで、どの会社に、いくら利益が出るのか?2020年11月12日 14:00, 【国内映画ランキング】「鬼滅の刃」が4週連続首位、歴代興収5位に 新作は「モンスト」「461個のおべんとう」「羅小黒戦記」が初登場2020年11月10日 13:00, ポルノまがい、女性嫌悪主義のレッテルを貼られた写真家ヘルムート・ニュートンのドキュメンタリー予告編2020年11月10日 06:00, “アマゾンズ”谷口賢志「劇場版 仮面ライダーセイバー」にゲスト出演!「何かの細胞が躍ります」, 【「バック・トゥ・ザ・フューチャー」評論】35年を経た今でも容易には越えられない、エンタメの“ワールドレコード”, 岡田准一「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」にカシラ役のインコが続投! 新カットお披露目, セーラー服の幽霊がストローで鼻血を吸う…「海の底からモナムール」衝撃シーンおさめた予告編, 「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」邦画アニメ初のドルビーシネマ上映が決定, 【コラム/細野真宏の試写室日記】劇場版「鬼滅の刃」のメガヒットで、どの会社に、いくら利益が出るのか?, 【国内映画ランキング】「鬼滅の刃」が4週連続首位、歴代興収5位に 新作は「モンスト」「461個のおべんとう」「羅小黒戦記」が初登場, ポルノまがい、女性嫌悪主義のレッテルを貼られた写真家ヘルムート・ニュートンのドキュメンタリー予告編, 「ストックホルム・ケース」(C)2018 Bankdrama Film Ltd. & Chimney Group. Copyright © since 2019 SHINSHOKAN Co.,Ltd.All Rights Reserved. もちろん芝居のように「ううっ!」ともがいたり苦しんだりはしないので、やがて来る悲劇の結末を予感するには、時間がかかってしまうに違いない。, そして中盤以降も、あくまでも踊りとして美しさの連続性を維持しながら、徐々に死へと向かっていく。そこには弦の、長く途切れずに変化していく音が一体となって寄り添っていくのだ。, 最期に息絶えるときはさらに難しい。 激録コンテンポラリー・ダンス』(NTT出版)、『ダンシング・オールライフ〜中川三郎物語』(集英社)、『アリス〜ブロードウェイを魅了した天才ダンサー 川畑文子物語』(講談社)他著書多数。, バレリーナに教わるレッスンヘア〈file.2〉谷桃子バレエ団・山口緋奈子「ミディアムヘアでつくる高めシニヨン」, 【PICKUP】Netflixで妄想・世界ダンス旅! バレエ・ダンス関連映画〈第1弾〉インド~フランス~アメリカ編. ところがほんの百年ほど前、その関係を引き裂く大事件が起こった。, それ以降、ダンスと音楽の関係は、以前のように無邪気に協力し合うわけにはいかなくなった。 笛なら「あしらい吹き」、太鼓では「あしらい打ち」といい、あえて流れに乗せないよう演奏するのだ。 踊ってみたが気持ち悪いのはこの曲に限ったことではないような気が 22 : 名無し募集中。 @\(^o^)/ :2016/11/20(日) 22:30:25.93 0.net このときの弦の響きは、ごく薄いヴェールとして見えてくるようだ。そして何枚も何枚も白鳥の身体に積み重なり、ダンスの鼓動を優しく眠りにつかせる。まさに奇跡のような最期を演出するのである。, このように音楽と一体化するのはダンスの醍醐味だが、最もわかりやすいのが、一音一音に動きをはめていくいわゆる「音ハメ」だろう。 ドイツのノイエ・タンツを代表するマリー・ヴィグマン、ドイツで学んだ日本のモダンダンスの重鎮・石井漠といた人々の作品を見ても、無音で踊る・打撃音や木魚の音等で踊る、といった革新的なことは一通り行われている。, しかし日本のコンテンポラリー・ダンスで、ノイズをいち早く、しかも最も効果的に使ったのは勅使川原三郎だろう。『月は水銀』(1987年)では、舞台上で本物の板ガラスを何枚も割り、その破片の上で踊った。割れる音、蹴られる破片の音、さらに破片が細かい光を乱反射して劇場に行き渡らせた。 ドンピシャで合わせることがカッコ悪いという本能的な感覚は、どの世界も共通なのか。 06年にNYジャパン・ソサエティの招聘で滞米研究。07年イタリア『ジャポネ・ダンツァ』の日本側ディレクター。19年スペインMASDANZA審査員。 あるいは生きることをあきらめない意思を示しながら果てていくのか。, いずれにしても最期の生命の葛藤を、美しくなめらかな旋律が慰撫していき、最期を迎えさせる。 その事件を超えて、いまのダンスと音楽はどんな関係を結んでいるのか。 バレエ初心者 水曜15:30〜16:45 初級 木曜18:30〜20:00. 今回はそれを見ていこう。, 繰り返すが、人類の歴史の中で伝統舞踊と伝統音楽は一体化していて、無音で踊る伝統舞踊はほとんどない(宗教的に秘曲とされて演奏されないものも、あるにはある)。, なにより踊りとは第一に自分たちで踊るものだった。リズムに合わせて身体を動かすのは気持ちいい。その辺にあるものをチャカポコ叩くとさらに楽しい。