バドミントンにおいて、レシーブは守備の要です。相手からのスマッシュを確実に拾って失点を防ぐ。攻撃を拾うだけでなくカウンターとして攻撃に転じる。守備の要のレシーブですが、防御だけでなく攻めに転じるきっかけにもなります。 バドミントンの手首について考える 「上級者は手首を使っていません」私が初心者のとき、日本1部リーグ実業団の講習会に参加して言われた一言。 「え~~、どう見ても手首使ってるじゃないかーーー」と思ったものです。 このアイテムについての口コミや評判を下記の記事にまとめてあります。ぜひチェックしてくださいね。. ©Copyright2020 大人バドミントン部.All Rights Reserved. バトミントンのラケットの持ち方、グリップの握り方ですが競技経験者、指導経験のある指導者がいないと間違ったラケットの持ち方のままで競技を続けることになります。そうなった場合、最悪は手首の腱 ... フォアハンド側であれば手首の回内運動(うちわで自分を仰ぐ時の手首の動きのこと)を少し加えれば、相手コート奥へ返すことも難しくありません。バックハンドでのレシーブのほうが守備範囲が広いので、フォアハンドでレシーブすることは少ないでしょう。, そのため、この位置に飛んできたらフォアハンドを使うとあらかじめ自分の中で決めておきましょう。また自分とシャトルの距離感を意識してシャトルに近づきすぎず、離れすぎないレシーブポジションを練習の中で見つけるといいです。, バックハンド側ならば、回外運動(回内運動と反対の動き)をしっかりとすれば、返球は可能です。バックハンドではグリップを握っている親指を押す感覚で力加減をすると、フォアハンドに比べてコントロールしやすいと感じられるでしょう。, フォアハンドより守備範囲が広く足下から顔の前に飛んできたシャトルも処理できるので、バックハンドでのレシーブ練習に時間をかけても損はありません。, レシーブだけではありませんが、自分が打ちやすい位置を練習の中で見つけていきましょう。スマッシュは速いショットなので素早い反応が大切。ハイクリアのように滞空時間が長くないので、レシーブポジションに移動するときはスマッシュを相手プレーヤーに打たれてすぐになります。, スマッシュのスピードには慣れるしかありません。練習中にさまざまなコースやスピードのスマッシュを受けるために多くの人とペアを組んで練習しましょう。, スマッシュショット自体に球速があるのでラケットを大きく振り回さないでも、ラケットにシャトルを当てるだけでリターンは可能。反対に大きくラケットを振ってしまうとコントロールできず、サイドアウトになってしまうことも多いです。ここではスマッシュレシーブをするためのコツを2つ紹介します。, いわゆるリストスタンドをした状態でスマッシュを待ち受けることが大切。リストスタンドとはラケットのグリップと腕がV字になる状態を指します。, リストスタンドができていないとラケットの面が安定しないため、打球が不安定になってしまうのです。手首が固定された状態でなければ、シャトルがラケットに当たる位置が毎回違ってしまうので、自分の意図した方向にシャトルは飛んでいきません。, スマッシュを受けるときはまず、ラケットを持っている肘から出す。肘を伸ばしてシャトルに当てにいってしまうと微妙な力加減ができなくなるので注意しましょう。あとは打ちたい方向にラケットの面を当てれば、シャトルは相手コートへ返っていきます。なぜなら、スマッシュは速いショットなので十分勢いがあるからです。大きくラケットを振るとサイドアウトやエンドアウトになってしまうでしょう。. 【badlog】ではスマッシュの手首の使い方を解説しています。バドミントンで速いスマッシュを打つためには「回内動作」と呼ばれる手首の動きを使います。回内動作のコツとしては打点のときに、ラケットと腕で「くの字」を作るといいですね。 プッシュレシーブの時のレシーブは、みじかい距離だからそう力をいれなくても簡単に返すことができる。, この、手首の返しをプッシュレシーブで何度も練習してみたが、やはり手首がきちんと回ってくれている時は、めちゃくちゃよいレシーブを打つことができる。, ところが手首の返しがなく、ただ腕を運ぶだけの打ち方だと、なんともたよりない球が飛んでいく。, 手首の返しをちゃんとやっているだろうか? プッシュレシーブの時、スマッシュレシーブの時、自分のラケットの打ち方を確認してみよう。, もしどうしても鋭い返球ができない、と悩んでいる時は、手首の返しの練習をやってみるのだ。, 誰かに相手になってもらって、ひたすらプッシュレシーブをやってみる。 その時、手首の返しを研究してみよう。, そうでない時は...打ち方を変えてみよう。その時は手首を意識して。[/su_note]. バドミントンは手首じゃない! - badminton beginners,just smash! 質の高いレシーブを打つためにかかせない、親指. この教材の最大の魅力は国内のトッププレーヤーと同じ練習メニューが分かること。またその練習の意義がしっかりと学べる点です。 普段の練習では言われた通り、もしくはいつもと同じ流れで同じ練習メニューをなんと ... 【桃田賢斗の指導者】バドミントンシングルス勝つための必勝法と練習の極意【中西洋介コーチ監修】, バドミントンのスマッシュレシーブは守りだけのショットではありません。リターンするコースや高さによっては攻撃的なショットにもなります。, レシーブのショートリターンは、相手コートのネット前へとシャトルを落とすリターンです。ショートリターンのコツは、軌道をヘアピンのように山なりにして返すこと。「山なりにするとプッシュショットを打ちこまれてしまうのでは?」と思うかもしれませんが、山なりにしても山の最頂点を自分のコート側にすればいいのです。, そうすれば、相手コートに入る時はすでにシャトルの軌道は落ちている途中なので、打ちこまれることがありませんよね。リターンに慣れてきたら、ストレートスマッシュはクロス(逆サイド)に返し、クロススマッシュはストレートに返すようにしていきましょう。限られたコートの中で相手プレーヤーをなるべく大きく動かすようにしていけば、攻められ続ける可能性が減ります。, レシーブのロングリターンは、相手コート奥までしっかりと返すレシーブ。ショートリターンと比べた場合、シャトルの滞空時間が長くなるので、体勢を立て直すことができ、次の相手プレーヤーからのショットへの構えがしっかりとできます。, スマッシュを打ちこまれると焦って腕を大振りしたくなってしまいますが、スマッシュは球速があるので大振りをしなくても相手コート奥までしっかりと返ります。, 意識するのは手首のスナップ。ラケットに当てて勢いをつけて返すのではなく、ラケットで弾いて返すイメージを持つといいでしょう。ただし、ロングリターンばかりでは、相手プレーヤーに攻め込まれやすくなってしまいます。ショートリターンと織り交ぜて使用し、相手プレーヤーにどこへリターンするか読まれないようにするといいでしょう。, ドライブリターンは文字通りスマッシュをドライブショット気味に返すこと。守備のイメージが強いレシーブですが、ドライブリターンができると相手プレーヤーにさらに攻め込まれることがなくなります。そのため、カウンタースマッシュとも呼ばれる。, ただし、ドライブリターンを打ったあとに返ってくるショットも速くなることが予想されるので、スマッシュが遅かったときや、自分の体勢に余裕があるときに使用するようにしましょう。, レシーブをするためのサイドへ移動するフットワークの足運びや移動を練習したいならば、手投げノックから始めると良い。レシーブのフットワークはシャセかジャンプをして飛びつく形になるので、着地をしてから打つことをしっかりと意識するようにしましょう。跳躍したままで打っても、シャトルの軌道が安定しません。, サイドのフットワークができるようになってきたら、ラケットワークに意識を向けてスマッシュを打ち込んでもらい練習しましょう。最初はノック練習で連続で打ちこんでもらいショートリターンやロングリターンができるようになりましょう。ある程度の自信がついてきたら、1つのシャトルでスマッシュとレシーブでリターンを続ける練習に切り替える。, スマッシュを打つ相手がどこにいるのかを見極めてショートで返したりロングリターンをしたりと、実際の試合に近い形式で練習するとより実践的で効果があるでしょう。, ひとりでもできるレシーブ練習があります。それは、壁打ち。壁打ちならば屋外でも自宅でも適当な壁があれば練習が可能です。, 壁打ちはレシーブ力を上げるには最適で、シャトルを弾きコントロールする感覚を養うのに適しています。強く打てば強く速く返ってくるので、強弱をつけて練習すればラケット面の出し方も上達してくるのでレシーブ力の向上が期待できますよ。, 自宅で壁打ちをするといい理由は打てるスペースが限られているということ。体育館や屋外での壁打ちと比較すると動ける範囲が狭いので、ラケットを大振りすることができなくなるのです。, そのため必然的にラケットスイングがコンパクトとなり、コントロールテクニックが向上します。これがあえて自宅室内で壁打ちを行うメリット。, 自宅で行うと壁へのキズや騒音が気になりますよね。バドミントン 練習 練習道具 かべ打ち君なら壁へのキズや騒音も気にせず練習が可能。また適度な反発性能を持っているので、練習効果の向上も期待できます。, 参考:【かべ打ち君】バドミントンの壁打ちを家でやる!自宅で使える壁打ち専用の板がある!?. Well come to my blog! 常になぜできないのかを考えて練習・指導をしましょう。そしてどうしたらできるようになるかを考えること。, スマッシュレシーブが奥まで飛ばせないと、相手にネット際まで攻め込まれてラリーで負けてしまうのです。, 正しいスマッシュレシーブの基本姿勢とは前傾姿勢を取り、足の幅は肩幅より少し広く開きます。, フォアハンド{イースタングリップ)は握手をするようなイメージでラケットのグリップを握り、人差し指が上に来るようにすること。, インパクトの瞬間に親指でラケットを押す感覚で打つと、思った通りにシャトルが飛んでいきやすい。, グリップを握っている親指を押す感覚で力加減をすると、フォアハンドに比べてコントロールしやすい, 下手に力んでしまって、大振りをしてはシャトルに触ることもできず空振りをして恥ずかしい思いをすることになるでしょう。, ストレートスマッシュはクロス(逆サイド)に返し、クロススマッシュはストレートに返す, スマッシュが遅かったときや、自分の体勢に余裕があるときに使用するようにしましょう。, 日本代表選手のコーチに教えてもらえたら、あなたも試合で勝てるようになると思いませんか。, 今すぐタップして内容をアナタ自身の目で確かめてください。いつ非公開になるか分かりません。, 有田浩史の“ゼロから始める!バドミントン上達テクニック” ~初心者が3カ月で劇的に変化する9つの基本フォーム練習法~, 【かべ打ち君】バドミントンの壁打ちを家でやる!自宅で使える壁打ち専用の板がある!?. Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます). バドミントンでスマッシュが打てないと言っても、「打てない」のレベルに差がある。   スマッシュを打つとなると空振りする そもそもネットを越えない。シャトルを床に叩きつけてしまう ... バドミントンのサーブレシーブ時の立ち位置と構えは、初心者のうちはどうしたらいいか迷ってしまいますよね。実はシングルスでもダブルスでも、共通して押さえておきたいポイントがあります。 &nb ... バドミントンをはじめるにあたり、多くの人が魅了されるのがスマッシュの速さではないでしょうか。ちゃんと角度があり、スマッシュが打てるようになると競技経験者としての自信がついてきますよね。 ... バドミントンでサービス・サーブが相手コートに入らないと試合を始めることができません。シングルスでもダブルスでもサーブは誰でも、緊張するものです。   しかし、意図的にサーブを遅 ... バドミントンのフォアサーブはシングルスで利用されます。最近ではしっかりとコート奥までサーブを飛ばしても、かなり速いスマッシュショットを打ちこまれてしまうため、男子シングルスにおいてはダブ ... Copyright© バドミントンのルールから教えます! , 2020 All Rights Reserved. バドミントンでスマッシュレシーブが飛ばない原因は手首と肘にある。まずは相手のコートへスマッシュを返すことを目標として練習に臨もう。そして、スマッシュレシーブはそんなに難易度の高い技術ではありません。今回はスマッシュレシーブについて解説していきます。 バドミントンの壁打ちを家でやると、壁にシャトルが当たる瞬間に発生する騒音と、壁に多少ですが傷がつくことが問題となります。 しかし、これらの問題は工夫次第でいくらでも解決できる。自宅でなく ... これらができるようになって、リターン(返球)の場所を自由に打ち分けられるようになる。初心者のうちはまずラケットに当てることを目標としましょう。そして、ラケットを大振りしないこと。, スマッシュはバドミントンの中で最も速く迫力のあるショットですが、臆することなく練習を繰り返せば返せないスマッシュなどありません。返せないときには必ず理由がある。. バドミントンでスマッシュレシーブが飛ばない原因は、多くの場合において手首と肘にあるのは間違いありません。スマッシュレシーブが奥まで飛ばせないと、相手にネット際まで攻め込まれてラリーで負けてしまうのです。, しかし、スマッシュは球速が速く正しいレシーブができないと、相手コートへ返すことすら困難。スマッシュの速さに圧倒されて、後ろへ下がり気味になってしまっていてはいつまでもスマッシュを返すことはできません。, 今回はスマッシュレシーブができない理由と、スマッシュレシーブを奥まで飛ばす方法を解説します。, スマッシュの打ち方について知りたい方は、バドミントンでスマッシュが打てない多くの原因は手首・打点にあるの記事を読んでみてくださいね。, 本記事参考教材:有田浩史の“ゼロから始める!バドミントン上達テクニック” ~初心者が3カ月で劇的に変化する9つの基本フォーム練習法~, スマッシュをレシーブしても、うまく飛んでいかないのには理由があります。それは次に挙げる基本姿勢ができていない場合とグリップを正しく握れていない2つの可能性があります。順番に解説していきますね。, そもそもスマッシュが打たれやすいシチュエーションとは、高くロビングショット(ロブ)を打ち上げたり、自分の体勢を立て直したりするために高くハイクリアを打ったあとです。このときにレシーブの基本姿勢ができていない場合が多く見られます。, 正しいスマッシュレシーブの基本姿勢とは前傾姿勢を取り、足の幅は肩幅より少し広く開きます。膝を軽く曲げて、上半身は少し前のめりになり、重心を前に持ってくること。, スマッシュレシーブができないプレーヤーは腰が引けてしまい、スマッシュの基本姿勢がとれていないことが多い。まずは、次にスマッシュがくるということを想定してレシーブをする正しい姿勢を覚えましょう。もちろん知識として覚えていても意味がないので、ラリーの中で意識して姿勢を整えること。, まず、フォアハンド{イースタングリップ)は握手をするようなイメージでラケットのグリップを握り、人差し指が上に来るようにすること。このときラケットの面(ガット部分・ストリングス)と床は垂直になっている必要があります。, グリップはぎゅっと握りこまないで、親指と人差し指でラケットを支えて残りの指は添えるぐらいの感覚で問題ありません。, インパクト(シャトルがラケットに当たる瞬間)のときにグリップを握りこめばシャトルに力が伝わり、よりシャトルを遠くへと飛ばすことが可能。, そしてスマッシュレシーブが必要なシチュエーションになったら、サムアップグリップ(バックハンド)で構えておくこと。ほぼ全てのスマッシュは、サムアップグリップでレシーブすることができます。, サムアップグリップの持ち方は、グリップの広い面に親指を当てるだけです。インパクトの瞬間に親指でラケットを押す感覚で打つと、思った通りにシャトルが飛んでいきやすい。, このフォアハンドとバックハンドの握り替えをスマッシュのコースに応じて瞬時にしなければならないので、グリップを強く握りこんではいけません。この持ち替えで、もたついては次のステップに進めませんので初心者はグリップの持ち替えがスムーズにできることをまず目標としましょう。. thanks for visiting here. まだバドラー歴3年の孤独な大人ネコバド部長。1年目を過ぎたころから仲間ネコを集めて自主練の日々だ。バドミントンをしている時は素のネコになれるんだニャー。 Copyright © 2020 バドミントンは手首じゃない! - badminton beginners,just smash! 理想的なバックハンドのロビングの図 1.ラケットの持ち替えを覚えましょう  バッ ... 皆さん、こんにちは!今回は、「バドミントでは、手首を使ってはいけません」のリニ ... 1.ハイバックは、難かしい!?  さて、初心者だけでなく、上級者の中でも”これだ ... 1.出来るだけ遠くに、そして、高いところから  こんにちは、皆さんお元気ですか! ... 1.フェイントとは?  皆さん、こんにちは。今回は、フェイントについて解説してい ... 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。, このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください。. 今やっている練習が実力につながっているか不安なら必見です!下記の画像を今スグにタップしましょう!! WordPress Luxeritas Theme is provided by "Thought is free". バドミントンでは手首は固定して回内運動を使ったほうがよくシャトルは飛びます。しかし、 この手首の使い方を間違えてしまうと、なかなかシャトルの飛距離は伸びません。 ラケット性能の向上により現在のバドミントンは一昔前と比較した場合、スピード化が著しいです。 1.バックハンド3カ条を守るべし! 今日は、バックハンドでドライブを打ったり、レシーブをする時のコツを紹介します。どちらかというとダブルス向けのお話しです。このブログを読めば、バックハンド … All Rights Reserved. レシーブをどうしても奥に高く上げることができない、という人は多い。 本日はその、高く深くあげるために、地道な練習を行った。 何よりレシーブをうまく打つためには、手首の返しが必須だ。 目標は最強のネコバドラー。どんな相手だって受けてたつぞ。ニャー。. バドミントンのレシーブ奥まで飛ばない?上達方法は手首?足の構え? 先日のブログではスマッシュについて記事を書いていきました!! バドミントンのレシーブが奥まで飛ばないと悩むプレイヤーが多く … 今日は、バックハンドでドライブを打ったり、レシーブをする時のコツを紹介します。どちらかというとダブルス向けのお話しです。このブログを読めば、バックハンドがめちゃくちゃ上手くなって、ドライブやレシーブがより簡単になるでしょう。持ち方は、バックハンド1に持ち替えていることを前提に進めていきます。バックハンド2は、クロス方向へ鋭く切り返すのに適していますしフォアハンドからの持ち替えも楽ですが、親指に対してちょっと面がズレているんですよね。なので、今回はシャトルに〝厚く”当てられるバックハンド1で話を進めます。, プロの試合を見ていると、手首だけで簡単に返しているように見えますよね?しかも、めちゃくちゃ速いスマッシュをいとも簡単に返している感じです。何故、出来るのでしょうか?それは、以下の3点を忠実に実行しているからです。, まず、相手のラケットの面をよく見る重要性は、『「バドミントン」 現代スポーツコーチ実践講座12』(著:阿部 一佳)で解説されています。人間は、相手のラケットの面に対してシャトルがどのような角度と速さで当たった結果、どこに飛んでくると予想してそこへラケットを出しているそうです。その証拠として、2つの根拠を提示してくれています。, そもそもバドミントンのスマッシュの速さは、人間の反射神経の限界を超えているといいます。プロの選手が取れるのは、打たれてから反応しているのではなくて、打つ瞬間の面とシャトルの角度と速さを捉えて「ここに来る!」と予測出来ているからです。打たれてから反応しているのではありません。, 二つ目の根拠として、右利きの選手が左手でスマッシュを掴んでしまった場面を取り上げています。皆さんも、一度は見たことがある光景でしょう。あれって、不思議だとは思いませんか?左手で掴めるということは、脳は正確にそのスマッシュの速さと軌道を把握して対応しているということです。だったら、右手で持っているラケットで返せそうですが、思わず反対側の手で捕っちゃったのですね。つまり、脳は、右手のラケットで返すという指示を送れず、左手に掴むという指令を送ってしまったということです。反射神経の限界を超えているスマッシュやプッシュの軌道は、予測出来ているのです。, 実際に、私も相手の面をよく見るようにしてからはレシーブの確率が上がりました。特にプッシュレシーブは有効だと思います。レシーブの精度も相手の面を見ながら行います。逆に、シャトルは見ません。よく最後までよくシャトルを見てと指導するのを聞きますが、そんなことをしてたら差し込まれて益々返せなくなります。私は、お勧めしません。相手の面を見ながらレシーブを練習することで予測の精度が上がり、レシーブ力を向上させることが出来ます。とにかく、数をこなすことです。, このブログで幾度か出てくるラギングバック(反動動作)の重要性は、レシーブ時にも有効です。高速ドライブ合戦をしている時やスマッシュ又はプッシュを返球している時は、自分でラケットを引いている暇なんてありません。レシーブの時って、体が勝手にラケットをクイっと引いてくれませんか?もし、まだ実感出来ていない方がおられましたら、是非明日からレシーブやバックハンドでドライブを打つ時は、意識してラケットを引く動作は体に任せてみてください。たまにレシーブの時に、ラケットをプルプルとすごい速さで小刻みに振っている選手もいます。自分で意識しているというより、半分は体が勝手に(ラギングバックが起きやすいように)しているのでしょう。レベルが上がるほどスピードも増すので、反動動作を体に任せる重要性はさらに上がります。シャトルを「押す」動作は、体がラケットを引いて当ててくれているので十分に行えています。余計なことはせず、シンプルに当てて振り抜くことだけを意識しましょう。, これらは、目の錯覚から生じる誤解です。プロのスイングはめちゃくちゃ速いので、そう見えても仕方ありません。まずは、下の動画を見てみましょう。, 日本の最強ミックスダブルスペアである渡辺/東野選手です。両者とも、手と肘の高さがあまり変わらず、回外運動だけで対応しているのが分かります。目線も、前を向いたままです。いちいちシャトルを見ていません。また、ラケットの先端が時計でいうなら9時から3時に(又は逆方向)に凄い速さで振られています。でも、シャトルはストレートに返ったりクロス方向に振られたりしていますね。どちらかというと、渡辺選手のレシーブが参考になるでしょう。どちらの選手も、速い球を打つ時はちゃんとラケットを振り切っています。, 回外運動を使って打ち返すと、ジャイロ効果を発生させます。これは、銃の弾丸が真っ直ぐ遠くまで飛ぶ原理と一緒です。銃の弾は、ライフリング(銃身内に螺旋状の溝を掘る加工)された銃身を通って飛び出すことにより、回転しながら飛びます。火薬の力で押されただけでは、あれほど飛ぶことは出来ません。, 同様に、シャトルも速く回転すればするほど、真っ直ぐ減速せずに飛ぶことが出来ます。だから、バックハンドでラケットを持ち、シャトルを押すのではなく、親指でシャトルに回転を加えるのです。左利きならば、3時から9時の方向へ思いっきり振り切ります。この時に、手首が1㎜でもフニャフニャしていれば、その分だけ力が逃げてしまいます。なので、しっかりとリストスタンドをして、手首をガチガチに固定しながら振り切りましょう。これが、バックハンドのコツです。, 相手の速さを利用すれば、反動動作なしでも素早い返球が可能になります。パートナーに、ラケットの面のみに頑張ってドライブを打ってもらってください。貴方は、反動動作を起きないようにしながら、親指でシャトルを擦るようにして回転させることのみに集中してください。そうすると、少ない力で速いドライブを打ち返せるのを実感できる筈です。バックハンドで速いドライブやプッシュレシーブを打つコツは、回外運動を使ってシャトルを回転させることだと理解できるでしょう。, では、これまで紹介した3つのコツを意識しながら、下の動画をご覧ください。とても参考になると思います。, 動画を見ていると、サイドバイサイドになった時は、二人ともすごく低い姿勢で構えていることが分かります。利点は、2つあります。, まず、低く構えると、腰の高さに来た球を手より上で当てることが可能です。そうすると、ドライブで相手の前衛を押し返すことも出来るし、奥まで高く上げることも出来ます。けれども、棒立ちで腰が高ければ、下から擦り上げるしか出来なくなります。同じ高さの球に対して、低く構えて対処することにより選択肢が増すのです。手より1㎝でも上で当てれば、攻撃的なドラブを打つことが出来ます。手より下で当てると、シャトルが下から擦り上げられてしまうのでどうしても上がってしまいます。奥までしっかりと返す時には、こちらの方が有効です。アップの時に試してみてください。, 手より上で当てるのか下で当てるのかで、随分と返球の質が変わります。これは、特にプッシュレシーブの時に有効です。プッシュを打たれるということは、そうとうピンチです。そこから挽回するには、こちらも速い球で押し返すのが一番です。奥まで返そうとしたって、追い詰められてますから無理です。上に上げるのではなく、親指でしっかりとシャトルを回転させて、減速しない高速ドライブで押し返すのです。そうすると、相手の前衛の返球コースを限定させることが出来ます。, ダブルスでレシーブをする時は、バックハンドだけだと限界があります。やっぱりフォアハンドの方が強く振れますから、何処かでバックハンドからフォアハンドに持ち替えてカウンターや深いレシーブを繰り出したいところです。ただ、基本はやはり、しっかりと親指でシャトルを回転させることです。そうすれば、減速しないレシーブで相手を振り回すことが出来るようになり、フォアハンドへ切り替えるチャンスがやってきます。下の動画が、参考になるでしょう。, 遠藤選手が他のどの選手よりもずば抜けて上手いのは、バックとフォアの予測の精度です。フォアハンドでのレシーブは、強力だけども守備範囲が狭い。時々、バックハンドなら取れたのに、ファオハンドで待ったせいで捕れなかったという場面を見かけます。, しかし、バックとフォアのどちらでレシーブするか?という場面で、遠藤選手が選択を誤ったのは見たことがありません。的確にフォアハンドに持ち替えて対応します。「こう返したら、次はフォア側にスマッシュが来る!」という読みが素晴らしい。その精度は、正に世界最高峰と言っても過言ではないでしょう。, 如何だったでしょうか?親指でシャトルを回転させることは、ぜひ取り入れて欲しいですね。同じ筋力で打つにしても、球のスピードは段違いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。それでは、また次回お会いしましょう!.